ログ材の収縮によるセトリングは、ログハウスの宿命です。建設時、事前に窓やドアの取付でセトリング・スペースを確保しますが、建設後、その影響がもっとも顕著に現れるのが、ロフトに上がる階段です。3年足らずで、こんなに隙間ができました。つまり、ロフトの床がこれだけ下がったわけです。
近くから見ると、こんな感じです。階段をロフトに固定する釘は、垂直に打ち付けないといけません。
通しボルトにもゆるみが生じてきますから、定期的に増し締めが必要です。
メンテナンスの定番は、外壁の塗装。いまさら足場を組むのも億劫なので、脚立を使いますが、何しろ高い所は怖い。
それでも届かないところは、こんな感じです。真下で作業すると、顔面に塗料の攻撃を受けるので、要注意です。
デッキのクレオソート塗りも、メンテナンスの定番。何回か重ね塗りすると、落ち着いたいい感じの色合いになります。
ログハウス前の溝ですが、大雨が降るたびに敷地を浸食してきます。このままでは、谷側のデッキが危ないと思い、素人考えでブロックの擁壁を築きました。果たしてどれだけ効果があるものか。
特に浸食のひどい箇所では、ブロックに鉄筋を通して縦積みにし、浸食された部分に土を入れました。強度的にはやや不安ですが、これだとブロックが少なくて済みます。このような作業は、もはやログハウス建設とは別のカテゴリーですね。(1999/11/05)