「あのログハウスはどうなった?周りの湿気でもう腐って崩れたのじゃないか」。建設当時からホームページをご覧いただいているという某氏から問い合わせがありました。さもありなん、竣工からもう30年近くになるわけですから。「大丈夫ですよ、ログ材は」。
木製デッキは痛みがひどくてメンテナンスが追いつかず、谷側は撤去しました。まあ、スッキリしていい感じ。それにしてもこの幹の太さはどうでしょう?時の経過がわかります。竣工時と見比べてください(「ログハウス」トップの画像)。
本体にも痛んだ箇所があります。屋根の破風板が腐って一部欠落。でも室内に影響しないので、そのまま。山側の立木が倒れて屋根の軒先に穴!こちらも室内に関係しないので、屋根材で塞いだだけ。 この正面のデッキは何度か作り直しました。まだ新しい感じ。 木製デッキは維持管理が大変。それで一工夫。足場用の鉄パイプを活用しています。見た目は気にしない。 地面の束石からパイプを立ち上げてフレームを作り、それに大引きを載せます。木製より長持ちしそう。でも、やはり錆びてダメになると専門家からご指摘がありました。まあ「諸行無常」の世の中ですからね。 立木の成長は分かっていたはずですが、もうすぐ軒先に干渉しそう。大風が吹いて立木が揺れると……(汗)。立木を伐採する?それとも軒先を削る?懸案事項は尽きません。(2023/09/20)