十数年前に下関に引越し、大分や熊本の温泉が日帰り圏にあることが分かりました。いくつも回ったのに、残念ながら筌口温泉は行かないままになっていました。山奥のイメージや、子供が小さいこともあって躊躇。「筌口温泉を知っていればかなりの九州温泉通」のうわさを耳にし、いずれそのうちと思い続けていました。
 
 
 
 
 大分県九重町の筌口温泉。九酔峡経由で九重夢大吊橋の入口を過ぎると「筌口温泉」の標識。気をつけないと見過ごしそう。狭い田舎道をさらに進むと谷川にかかる橋の手前に「新清館」の看板。【画像上】 ここが入口。右折して急な坂を下ると広くはない駐車場。左手に新清館。右手に「筌口温泉」と書かれた共同浴場。【トップ画像】 
 
 旅館の新清館には露天風呂があり日帰り入浴500円。屋内浴槽のみの共同浴場は200円。どちらにしようかな……。同じ源泉とも限りませんから、両方入ってみましょう。新清館のフロントでお金を払い、ロビーの奥から備え付けのスリッパで外へ。茂みの小道が途中で女湯と分岐。脱衣所から見える景色に、思わず「おお〜っ」。黄土色の露天風呂が広がっています。【画像左】
 
  
    
 
 
 はっきりそれと分かる金気臭。深さはさほどでもなく、横になって頭がちょうど出る程度。底は平坦。ただし、縁には踏段の石があり、気をつけないとつまづきます。濁っているので底が見えません。一番奥の湯口からはお湯がどんどん流入。湯口のお湯は透明に見えます。【画像右】 周囲は背の低い木立に覆われ、上空の開放感もなかなかいい感じ。お湯加減も快適。うふふ。
 
 続いて共同浴場。すぐ近くなので、裸のまま茂みをかき分けて移動したい気もしますが、まあ面倒でも一旦服を着ましょう。(笑) 入口のおじさんにお金を払って中へ。浴室中央に大きな浴槽。お湯は隣りの露天風呂と同じ黄土色。ただし、かなり高温。湯口に飲泉用のコップがあるので試したところ、決して美味しいとは言えないものの、何となく胃腸に効果がありそう。熱いので早々に退散。

 九重夢大吊橋が完成し、予想をはるかに超える観光客が殺到。でも、近隣の温泉地のお客さんが増えたというわけでもなさそうです。道路が渋滞してかえってお客さんが減ったとか。まちおこしも難しい。ところで、この吊橋で近所の人たちの生活は便利になったのかしらね。