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定年退職からの広島の酒

2023/10/08 更新
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四合瓶 36/47

広島県内の蔵元一覧 ※広島県酒造組合(2019年)より作成
市・郡蔵元銘柄四合瓶  
1広島市中区白島九軒町原本店蓬莱鶴
2西区草津東小泉本店御幸
3佐伯区八幡八幡川酒造八幡川
4安芸区船越梅田酒造場本洲一
5安佐北区可部旭鳳酒造旭鳳
6安佐北区可部久保田酒造菱正宗廃業(注1)
7廿日市市桜尾中国醸造(注2)一代
8呉市本通三宅本店千福
9吉浦中町中野光次郎水龍
10警固屋白天龍酒造場白天龍
11仁方本町相原酒造雨後の月
12仁方本町宝剣酒造宝剣
13音戸町南隠渡榎酒造華鳩
14音戸町畑藤岡酒造店音戸の瀬戸
15倉橋町室尾西林酒造三谷春
16安浦町原畑盛川酒造白鴻
17江田島市能美町中町津田酒造島の香
18江田島町中央江田島銘醸同期の桜
19安芸郡熊野町城之堀馬上日出男大号令
20山県郡北広島町蔵迫小野酒造老亀
21安芸太田町戸河内川本酒造場三段峡
22東広島市西条本町賀茂鶴酒造賀茂鶴
23西条本町福美人酒造福美人
24西条本町白牡丹酒造白牡丹
25西条本町西條鶴醸造西條鶴
26西条本町亀齢酒造亀齢
27西条上市町賀茂泉酒造賀茂泉
28西条岡町山陽鶴酒造山陽鶴
29黒瀬町乃美尾金光酒造桜吹雪
30安芸津町三津今田酒造本店富久長
31安芸津町三津柄酒造於多福
32安芸高田市向原町向原酒造向井櫻
33竹原市本町竹鶴酒造竹鶴
34本町藤井酒造龍勢
35中央中尾醸造誠鏡
36三原市東町酔心山根本店酔心
37尾道市三軒家町吉源酒造場おのみち
38福山市箕島町アシードブリュー三吉正宗
39神辺町大字川北天寶一天寶一
40神辺町字下御領美の鶴酒造美の鶴
41神石郡神石高原町油木乙三輪酒造神雷
42三次市三和町下板木美和桜酒造美和桜
43甲奴町西野山岡酒造瑞冠
44庄原市三日市町比婆美人酒造比婆美人
45東城町川西生熊酒造超群
46東城町東城北村醸造場菊文明
47総領町稲草花酔酒造桜酔
(注1)廃業されたと組合窓口で。
(注2)サクラオブルワリーアンドディスティラリー(サクラオB&D)に社名変更。

 定年退職で広島に戻って気付いたことがある。広島は酒どころなんだ。学生時代の通学途中、銘柄の書かれた白い煙突をよく目にしていたが、気にも留めなかった。下関に移ってからは、山口の「東洋美人」「雁木」「貴」などにお世話になった。高知の「土佐鶴」もよく飲んだ。広島のお酒については、西条が有名、くらいのイメージだけ。ところが、里帰りしてじっくり見回すと、広島県内には蔵元がいっぱいある!ちなみに西条は、兵庫「灘」、京都「伏見」とならぶ日本の三大酒どころらしい。

 きっかけは比較的ご近所の「旭鳳」。一升瓶を何本か空けた後、蔵元まで行って直接購入。「県外のお酒を買わなくても、ご近所に美味しい蔵元があるんですね」。ここから始まりました。広島県内にはいくつ蔵元があってどんなお酒を造っているんだろう。まずは情報収集。広島県酒造組合を訪問。広報パンフレットをいただきました。とりあえず広島県内のお酒を全部飲んでみるか。

 それと合わせて、四合瓶コレクションも開始。コンプリートしたいからといって、一気に買いあさる大人買いはしない。品位がない!ん?しないんじゃなくてできない。定年後は年金生活ですからね。(笑)少しずつ楽しみながら、飲み過ぎにも注意。さあ、「定年退職からの広島の酒」の始まりです。(2022/10/15)

 再び広島県酒造組合

 さて、このページをどう展開するかな。お酒を飲んで四合瓶を集めただけじゃ面白くない。ラベルを剥がしてコレクションしている知人もいるが、もう一歩踏み込みたい。蔵元を回ってコンプリートするというのはどうか?「別府八湯温泉道」「九州温泉道」でそれぞれ88湯を踏破したことを思えば、46蔵元は半数余り。しかも県内限定。定年退職後でも何とかなるのじゃないか。蔵元紹介に銘柄のラベルが使えるといいなあ。

 再び広島県酒造組合を訪問。「県内の蔵元をホームページで紹介したいのですが、ラベルの画像は使用できますか」。窓口は前回の女性ではなく男性の方。主旨が伝わらないのか、もう一度繰り返すと部屋の奥に消えた。上司(?)に相談してるのかな。ややあって、大柄の笑顔の男性が事務室の外に出てこられた。「こちらではいいとは言えません。何かあったら困ります……」。はあ。

 酒造組合は蔵元からラベルのデザインを借りて使用している。版権は蔵元にあるので、直接蔵元にお尋ねください、ということらしい。「模範解答」です。このご時世、スジでいけばまったくその通り。「聞かない方がよかったですね(笑)」にも、無言の笑顔のまま。「広島の酒」を応援すると言えば何とかなるかも、と考えていた私が浅はかでした。はいどうも失礼しました、と退散。

 安佐南区の「安佐泉」、北広島町の「八重の露」は幼い頃からその名を目にした蔵元だった。安佐北区の「菱正宗」と同様にすでに廃業。残っている蔵元には是非ともがんばって続けてほしい。そんな思いからの、この「広島の酒」だったが、いきなり覚悟の程を試された感じ。それなら直接全部の蔵元を回ってやろうじゃないか!安易に始めた企画は、身の引き締まる企画に変様しました。

 ちなみに広島県の酒のラベルは、すでに酒造組合のホームページに掲載されています。したがって、この展開はないですね。さて、どんな展開になるのやら。(2022/10/26)

広島の酒蔵めぐり



[1]旭鳳酒造「旭鳳」 広島市安佐北区可部3-8-16 TEL 082-812-3344

 記念すべき1番目の酒蔵は旭鳳酒造。広島の酒に目覚めさせていただきました。何度か通って少しは様子がわかっている。お話し好きの女将さんにお会いできました。「みなさんにご紹介してもいいですか」「ええ、もちろん」。酒造組合の一件があるので念のため。今年の新酒も美味しかったが、この度は「ひやおろし」。えいやあと一升瓶。 続きを読む有料ではありません(笑))(2022/11/11 訪問)



[2]生熊酒造「超群」 庄原市東城町川西887-1 TEL 08477-2-0056

 県北の東城町を訪れる機会があったので、生熊酒造の蔵元を訪問。しかし、日曜日でお休み。入口の引戸にはしっかり南京錠。ご近所の酒屋に寄ったところ「うちは置いてません」とキッパリ。大人の事情を感じました。やむなく最寄りの道の駅で「超群」大吟醸の四合瓶。一升瓶には手が出せなかった。ラベル記載の通り、「辛口」だが「そう感じさせない奥深さ」も備えている。(2022/11/19 訪問)



[3]北村醸造場「菊文明」 庄原市東城町東城356 TEL 08477-2-0009

 上掲の生熊酒造と同じ商店街にある北村醸造場。こちらも日曜日でお休み。入口ガラス戸は全面カーテン。道の駅で純米「菊文明」を購入。城下町のこの商店街には、江戸から昭和期の歴史的建造物が残されている。生熊酒造、北村醸造場のいずれにも意匠を凝らした同様の格子が設けられていて、昭和戦前のものらしい...。オイオイ!建築じゃなくて広島の酒がテーマじゃないのかい?(2022/11/19 訪問)



[4]サクラオB&D「弥山」 廿日市市桜尾1-12-1 TEL 0829-32-2111

 サクラオの工場見学に参加。日本酒も造っていますが、軸足は新展開のウィスキーやジンにあるらしい。見学はもっぱら蒸留装置や熟成樽など。一番のお楽しみは最後のテイスティング。我が家ではとても買えない高級ウィスキーもいただきました。「広島の酒」企画、ウィスキーもアリですね。ただし、お土産には日本酒の四合瓶を購入。続きを読む(2023/01/20 訪問)



[5]向原酒造「向井櫻」 安芸高田市向原町坂238-1 TEL 0826-46-2008

 通りすがりの機会があって向原酒造を訪問。土曜日のせいか、残念ながらお休み。煙突に浮き出た赤い「向井櫻」にインパクトあり。四合瓶を手に入れたくて最寄りのコンビニやスーパーを回りました。別銘柄はあるものの「向井櫻」はなし。もうひとつ残念。(2023/02/25 訪問)
 後日談。広島市内で純米の「向井櫻」を入手。しっかりした呑み口でこれはいける。かつての向井櫻とは別物だなあ。



[6]原本店「蓬莱鶴」 広島市中区白島九軒町9-19 TEL 082-221-1641

 見上げるほど高くて大きなマンション。その地階の酒造場、なんだかワケありの気もする。おそるおそる階段を降りていくとセンサーでピンポンが鳴る。「ドキドキしながら降りてきました」「……」。「ここで仕込んでるんですか」「そうです」。「来るのが楽しみでした」「ありがとうございます」。会話が展開しない。敷地がマンションになっても酒蔵を守る強いこだわりを感じます。お酒は意外にさらりとあっさり。(2023/03/16 訪問)



[7]小泉本店「御幸」 広島市西区草津東3-3-10 TEL 082-271-4004

 広電宮島線の草津駅から歩いてすぐ。蔵元の年代を感じさせるたたずまい。厳島神社の御神酒はここのお酒。「試飲は予約が必要です」。あれ、そのつもりで事前に連絡したときにはやってないと言われた。どうやら試飲は向かいのミュージアムの方らしい。紛らわしいですね。残念。「うちの奥さんの名前もみゆきです」。ウケがイマイチ(汗)。もちろん「みゆき」を買って帰りました。(2023/03/24 訪問)



[8]八幡川酒造「八幡川」 広島市佐伯区八幡3-13-20 TEL 082-928-0511

 こんな住宅地に造り酒屋。背の高いレンガの煙突と杉玉がなければ通り過ぎていた。すぐそばを八幡川が流れている。純米の四合瓶を購入。ラベルを見るとYAHATAKAWA。一般に「川」の前が濁音だと「がわ」(連濁)、静音だと「かわ」らしい。「やはたがわ」じゃないのよね、と感心していたら、ホームページとメールはyahatagawa。あらま。お酒の話は... 続きを読む(2023/04/11 訪問)



[9]小野酒造「老亀」 山県郡北広島町蔵迫47 TEL 0826-72-2135

 G7サミットのおかげで広島市街は警察国家の様相。近づかないことにして逆方面へ。自宅から車で30分あまりの小野酒造。あれ、道路向かいに小洒落た店舗。「いつからこんなお洒落になったんですか」「3年前です」「だいぶ来てなかったですね」「……」。ん?話が続かない。いいんですよ、「老亀」八反錦辛口は、私の好きな近隣のお酒の1つなんですから。(2023/05/17 訪問)



[10]川本酒造場「三段峡」 山県郡安芸太田町戸河内469 TEL 0826-28-2618

 北広島町の山歩きの帰り、戸河内の旧道商店街の川本酒造場に立ち寄る。「地酒三段峡酒造元」の看板がなければ、それとはわからない。入口が大きく開いている。しかし、声を掛けても返事がない。奥まで入り込んで大きな声を掛けると返事があった。店番は、上品なご高齢のご婦人。「後継ぎがないので、続けられない」とも。う〜む、新展開の酒蔵もあれば、そうじゃない酒蔵もあるということか……。(2023/05/20 訪問)



[11]賀茂鶴酒造「賀茂鶴」 東広島市西条本町4-31 TEL 082-422-2121 New!

 東広島市の「西条酒まつり」がコロナ規制ナシで開催されました。今年こそはと前々から楽しみにしていた。娘たちと家族で参加した2015年以来かな。ただ、思うことは皆さんいっしょで、ラッシュ時なみの人の多さ。どこの蔵元にも長蛇の列。また日を改めた方がよさそう。それでもとりわけ「賀茂鶴」は、広い敷地と煙突が印象的。(2023/10/06 訪問)



[12]福美人酒造「福美人」 東広島市西条本町6-21 TEL 082-423-3148 New!

 全国銘酒の試飲ができるのが「西条酒まつり」の「酒ひろば」。試飲チケットを使い果たした帰り道、西条のお酒のうち、まだ四合瓶が入手できていなかった「福美人」が気になって、再度蔵元へ。長蛇の列はすでになく、簡単に入れました。お勧めの酒まつり仕様ではなく、敢えて「福美人」ラベルを選択。「広島のデパートにも置いてますよ」。そりゃお高いやつですよね。(2023/10/06 訪問)