〔洗車の水溜まり―その後の検証と観察〕
 
 
photographed by Moto Visual Supply 
 
 
 洗車の際に、ボンネット内に水溜まりができるのが、ずっと気になっていました。三本和彦さんのTVK「新車情報99」206が紹介されたとき、出演されていたプジョー・ジャポン技術部の岩下俊一さんは、吸気口の内側に付いているプラスチック部品で排水する、とおっしゃっていましたし、また、6ヶ月点検のとき、ブルーライオンで洗車してもらいましたが、メカニックの方は、水溜まりのことは全然気にしていない風でした。
 
 我が家の車にだけ、水が溜まるのかなあ。思い当たる節があります。洗車する自宅前の道路は傾斜しています。いつもフロントを下向きにして洗車するので、水が溜まりやすいのかもしれません。そう言えば、ブルーライオンの洗車場はフラットでした。逆に、フロントを上向きにして洗車するとどうなるかな。
 
 
  
 
【画像左】 凹部分には、すでに沈殿物が堆積。くぼんでいるので、拭いてもよく取れない。
【画像右】 サスペンション・ヘッドの当たりを避けようとして、こんなにくしゃくしゃになった?
 
 
 
 早速やってみましたが、結果は同じです。やはり水が溜まります。う〜む。そこで、吸気口の内側に付いているプラスチック部品の形状よお〜く観察してみました。外部から浸入した水は、このプラスチック部品によって、問題の凹部分に導かれるようになっているではありませんか。洗車時の傾斜の問題ではなかったわけです。ちなみに、強い雨降りの後、始動前にボンネットを開けてみると、案の定、この部分に水が溜まっていました。
 
 鉄板の合わせ目をシーリング処理した箇所なので、水が溜まっても問題ない、という話も伺いました。でも、トランクの雨水をそのままにしていて、サビて底が抜けてしまった車を見たことがあります。雨水などの浸入が前提の箇所に水溜まりができてしまうのは、長い目で見るとやっぱり問題ですよね。雨ざらしのままで長期間走行しない場合など、この部分のこまめな手入れが必要でしょうね。
 
 

 
〔洗車の水溜まり―その後のその後〕
 
 
 
 
 
 「その後」のその後、我が家の206の納車から2年が経過した頃、ブルーライオンで、納車間近の新型の206を見学する機会がありました。ボンネットの中を観察していて発見。おおっ、上記の水溜まり箇所にカバーがついている!サスペンション・ヘッドを包み込むように、周辺全体が覆われています。水溜まり対策なのでしょうか。
 
 よく見ると、サスペンション・ヘッドの前後に横長の穴。水溜まり対策のためなら、この穴はない方がいいはずですが、なぜなのでしょうね。ここから入り込んだ水が、やはり凹部分に溜まってしまうのではないでしょうか。むしろ、カバーがついて水溜まりの掃除ができなくなっただけかもしれません。臭いモノにフタ、ですか。(笑)
 
 カバーの防水効果はともかく、作りっぱなしではなくて、適宜手が加えられ、改良が重ねられているところを目の当たりにしてちょっと感動。実際に車を使用しているオーナーさんたちの発言が背景にあることは間違いありません。この「メンテナンス日記」も微力を発揮しているのかしらん、と自画自賛。(2001/12/10)