1999/12/11 じっくり眺め回す 納車後初めて、206をじっくり眺め回した。ボディの隠れた部分の至る所に、小さなかわいいライオンマークの刻印がある。成型された鉄板ごとに打刻されているようだ。もちろんウィンドウ・ガラスにも。1台の車両に、一体いくつのライオンマークがあるのかな。ウォッシャー液のタンクのふたには、ライオンマークと並んで、シトロエンのヘリカルギアマークも。 タイヤこそミシュランでMADE IN FRANCEだが、シートベルトはMADE IN UK(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)、つまり、いわゆるイギリス製。エンジンルームには、MADE IN SPAIN やMADE IN ITALYのパーツもある。フランス車だからって、パーツがすべてフランス製ってことではなさそうだ。そういえば、タッチアップペイントはMADE IN GERMANYだった。 日本向けは右ハンドル仕様だが、左ハンドル仕様のなごりが随所に見られる。ウィンカー等の灯火類およびワイパーのレバーは言うまでもないが、ワイパーそのものも、停止位置から左に動く。リンク機構が付いていて、面白い動きをする。助手席からの視界はとても良好。(^^;; ボンネットを開けるレバーは、助手席のフェンダー側。とても運転席から手が届く場所ではない。エンジンルーム内のブレーキ・ブースターも左側。フットブレーキを踏むと、助手席の前からブースターの音が聞こえる。 とりあえず、ナンバープレートの取付ネジ(ISO M6×10mm)を、ステンレスのトラス頭に交換。リヤ・ハッチの内部で、何かカラカラ転がっている。ネジでも外れているのだろうか。 |
1999/12/29 ボディ・ワックスがけ 納車時にワックスをかけてもらえなかったのか、雨が降っても撥水効果がイマイチだったので、初回のボディ・ワックスがけを試みる。使うのは、いつも愛用のTOYOTA純正固形ワックス。曲面ばかりで、しかもプラスチック部品が数多く取り付けられているので、作業は面倒。でも、ただ眺めるだけよりも、車の作りがいっそうよく見えてくる。 やっぱり、何となくプラモデルみたいだなあ。パチン、パチンとパーツを組み合わせて、ハイ出来上がり、という感じ。フランスのスターレットとも言われる(誰が言ったの?)大衆車なんですから、まあこんなもんでしょうか。こちらの期待も、豪華さや高級感にではなくて、日常的な実用性にあるわけで、これで十分です。実用的な合理主義を高く評価したいですね。それにしても、この上質で洗練されたデザイン性には敬服です。 ボンネットは、ほとんど垂直近くまで開き、エンジンルーム内の作業性が、見るからによさそうです。リヤ・ハッチの室内側には、ハッチを閉めるための手掛かりが左右2つ付いています。ハッチの外に手を掛けると、手が汚れますし、汚れたボディに手の跡が見苦しく残ってしまうわけです。「日本車もこういうアイデアを見習いなさい」と、三本和彦さんが何度も繰り返していました。 |
2000/01/03 正月帰省で往復400キロ 残念ながら、我が家の206は、奥さんの専用車。日頃のお出かけや買物、月に1週間の通勤などに独占されていて、私が運転できる機会は限られています。私は、洗車とメカの専従スタッフ、といった位置づけ。(笑) 新車のお披露目も兼ねて、正月の帰省に206を使うことにした。広島までの往復400キロの高速道は、もっぱら私が運転。家族4人が乗車しても、そこそこスイスイ走り、高速走行でも、足回りはとても安定。リヤ座席のスペースも、このサイズの車にしてはゆったり。ただし、荷物は積めない。最小限に制限したものの、荷室は満杯。ハチマルのように、実家からミカン箱数個に大量のお土産をいただいて帰るわけにはいかなかった。残念。家族連れの帰省には、やっぱりハチマルかな。 高速道で、たまたま306S16と併走。運転のお兄さん、先行したり、後ろに付いたりして、我が家の206を、なめるようにじっくり見回したあげく、ビュ〜〜ンと行ってしまいました。早え〜なあ。それはそうと、高速走行すると、運転席側のドアミラーが、わずかにビビルぞ。助手席側のミラーは、視界が狭くて見づらい。後方視界も狭い感じ。 4人乗車で荷物を満載すると、さすがにリヤサスが沈む。こういうときこそ、ヘッドライトの光軸調整が必要。ダイヤルを調整してみました。トンネルで効果を発揮した……、はずです。細かく厳しい日本の保安基準に、この光軸調整の機能が盛り込まれていないのは、どういうことなんでしょう。 帰省のついでに、以前、スペアキーの問い合わせをした東急ハンズ広島店を、現物持参で再度訪れてみた。「お取り扱いできません」とけんもほろろ。お姉さん、そんなにキッパリ言わなくてもいいじゃないの。へこむなあ。前回と違って、どうやらすでに対応マニュアルができている様子。でも、ガソリン給油口の専用キーとして、もう1本ほしい。 |
2000/01/06 1ヶ月点検 〔001209km〕 警戒(期待?!)していた初期不良に見舞われることもなく、めでたく初回の1ヶ月点検を受けました。点検は、ブルーライオンのお店とは別の場所にある、親会社のサービス工場。納車まで散々苦労したので、メカニックはどうなんだろう、と半ばドキドキしながら車を持ち込んだ。 朝イチで、開店の15分前に到着したものの、早速作業に取りかかってくれた。私はショールームで朝のコーヒーを頂戴する。でも、心配になって作業場をのぞきに行きました。新車の初回点検ということで、大した作業でもなさそう。エンジンオイルの交換の他、最小限のチェックだけ。あっと言う間に完了。油脂類の交換は有料かな、とも思いましたが、すべてサービスで無料でした。洗車もしてくれました。 こちらからお願いしたのは、リヤハッチ内部のカラカラ音の原因究明。パネルを開けると、中から2cm程のプラスチックのかけらが出てきました。何これ?切断面の様子からして、壊れたものではなさそう。取付部品との関連は分からずじまいのまま、まあいいっか、ということに……。 タッチアップペイントが2本組みだったので、使い方を教えていただく。まずボディ色の方を塗って、さらにその上に、もう一方のクリアを重ね塗りする。言われてみれば当たり前。ただ、この透明な液はいったい何なんだろう、と疑問だったわけです。 PEUGEOTのロゴ入りのつなぎを着たメカニックのお兄さん、口べたで頼りなさそうでしたが、仕事はちゃんとしてくれた様子。心配する程のことはないのかな。プジョー・ジャポンの本社筋から情報を得ていたので、探りを入れてみる。「プジョーのメカニック・トレーニングを受けてるんですよね。」「その人は、向こうで展示車の洗車してますよ。」およよ……。トレーニングを受けた専門スタッフがサポートします、という触れ込みじゃなかったの……。まあ、世の中ってのは、こういうもんなんでしょうね。実害がない限り、気にしないことにしましょう。 |
2000/01/07 1ヶ月間のインプレッション スイスイ走る乗り心地の良さと、かっこいいデザインには、家族一同、共通して好印象。奥さんの206語録。「信号待ちのたびに、回りの車から視線を感じるんだけど……。」大丈夫、決してナンパされることはありません。皆さんは、あなたのラテン系の美貌(?!)に注目していらっしゃるわけではありませんから。(笑) 子供たちの206語録。インパネのデジタル式の走行距離計(スイッチで、オドメーターとトリップメーターに切り替わり、点検時期も表示する)を見て、「現代風やねえ。」そう、この手の装備は、我が家では初めてでした。「後ろの席に窓のスイッチがないよ!」懐かしい手回しのウィンドウも、君たちには初めてでしたね。面白がってぐるぐる回さないで! PEUGEOT206、概して好印象です。シート・ポジションにも慣れました。でも、まだしっくりこないのが、オートマのトランスミッション。「おい、ここはシフトダウンじゃなくて、シフトアップだろ!」って言いたくなることがたびたびあります。早々にシフトダウンし、「ねえ、早く来て〜」ってせがまれているような感じ。でも、男はガマン。日本の道路事情では、その誘いにすぐ応じるわけにいかんのじゃ。辛抱してくれい。 諸般の状況はあるようですが、どうやら、ブレーキを踏んで減速すると、先取りするようにシフトダウンするみたいです。再度アクセルオンするまでは、シフトダウンのままねばります。コーナー手前で勝手にシフトダウンしますから、途中でパワーオンして、痛快にアウトできるってわけです。ただし、スポーツモードはまだ未経験。 でも、そうなると心配なのが燃費。この間、初回以後に3回給油しましたが、大体の燃費は次の通りです。(1)257.4km/33.6L=7.7。(2)231.8km/28.3L=8.2。(3)415.8km/32.6L=12.8。満タン法によるいい加減な数値にもかかわらず、街乗りだけの前2回と高速長距離の数値の間に、とても大きな開きがあります。3Lで100km走らせようという時代に、うわさ通り、たしかに燃費はよくないですね。しかもハイオクですよ。今後、街乗りだけのときは、燃費の計算はしないことにしましょう。(笑) |
2000/01/11 スペアキーをゲット! 懸案のスペアキーを手に入れた。東急ハンズ広島店でキッパリ断られて以来、是が非でも手に入れてやろうと闘志を燃やしていた。しかし、カー用品店、大手ディスカウント店など、ことごとく敗退。カギ専門店が有力という情報を得て(神奈川の岩浅さん、どうもありがとう)、とりあえず電話帳で調べて問い合わせてみると、一軒目の「カギの110番」ですんなりOK。なあんだ、やっぱり餅は餅屋、いえ、カギはカギ屋。 早速、訪問。カギ屋のご主人いわく、「プジョーの代理店さんからスペアキーの依頼があるので、キーベースを持っています」とのこと。あらら、ブルーライオン御用達のお店でした。キーベースには、ITALYの文字。2000円。どうしても欲しいこちらの一途な思いを見透かされて、多少ふっかけられたかもしれません。でも、まあいいです、ミレニアムご祝儀。(笑) 我が家の206でチェック。ドアは開く。もちろんガソリン給油口も。でも、イモビライザー(盗難防止装置)が組み込まれているので、エンジンは始動しないハズ。イグニッション・キーの内部に、車両を識別する電子装置が内蔵されているらしいです。ところが……、エンジンがかかった!! およよ……。どうなってるの? 代理店を通すと、話がややこしくなるので、直接、輸入元のプジョー・ジャポンへ問い合わせ。「登録されたキーでイモビライザーが解除されたあとは、スペアキーでもエンジンが始動できます。再度、イモビライザーが機能するには、多少時間がかかり、ドア閉めも必要です。」との説明。なるほど。そういえば、登録されたキーといっしょに、スペアキーを使っていた。スペアキーだけで、ドアを開けて、エンジンをかけようとすると、電源も入り、セルも回るが、エンジンはかからない。XTグレードには、機能が付いていないのか、とも思ったが、そうではなかった。勉強になりました。 |
2000/01/26 プジョー・アシスタンスカード入手 プジョー・アシスタンスカードが届いた。万一故障が発生した場合、緊急に搭乗者を支援するカード。現場での修理や車両の牽引、搭乗者の移動(状況によっては宿泊)などについて、それらの手配および費用負担をしていただけるらしい。車の品質についての自信の表明、と理解しました。 もちろん、細かい条件と除外事項があります。中にはこんな除外事項も。「宣戦布告の有無によらず戦争、侵略、外国の敵対行為、暴動、内乱またはそれに準じた事態」による走行不能。やはり、日本人は平和ボケしているのでしょう。「放射性の爆発物または放射性機器、組成物の毒性物質による汚染」。核兵器の使用も前提なんですね。「音速・超音速で飛行する航空機他の飛行体により生じた圧力波」による破壊、破損。宇宙人のUFOを想定しているのでしょうか。 お世話にならないに越したことはありませんが、万一のとき、安心です。ただし、有効期間は初回の車検までの3年間だけ。有償でその後の継続も可能、ってわけにはいかないのでしょうか。 |
2000/02/15 気になる洗車の水溜まり エンジンルームの左奥に、外気を室内に取り込む吸気口があります。洗車すると、ボンネットの穴から、ここに水が入ります。まあ、大部分は下の穴に抜けてしまうので、問題ないのですが、一部が、左手前の凹部分【画像矢印】に残ってしまいます。 温帯モンスーンほどには、雨の降らないヨーロッパ生まれなのですから、水対策はそんなにシビアでないのかもしれません。でも、水が溜まるのは、長期的には致命的ですよね。間違いなくサビの原因になります。ドリルで穴をあけて水が抜けるようにする? そんな乱暴なことはしないで、洗車の度に、丁寧に拭き取りましょう。 |
2000/03/01 発煙筒の移設 運転席側のドアポケットに、赤い発煙筒がウレタン片で押さえつけてあります。常備は日本固有の規制なのでしょうか。いかにも後から取って付けたのが見え見えで、そりゃあないぜという感じ。ウレタンが緩むと、外れてドアポケット内で踊り出します。案の定、「カタカタうるさいんだけど」と奥様からクレーム。あんた、発煙筒が外れるくらいビシバシ走ってるの? そういえば、「こっちのメーター、5とか6のとこまでいくから燃費がよくないのかしらね」とか言ってましたよね。これだもんな、ラテン系は。ブツブツ思いながら対策の検討。 まず設置場所。国産車の例を見ても、おそらく、運転者が視認できる場所、というような規制があるのかもしれませんね。でもまあ、日頃使うものでもないし、グローブボックスでいいことにしました。車検の際に問題になるようであれば、そのときは、元通りドアポケットにウレタンで押さえつけましょう。 そのまま入れたのでは、中で踊ってしまうので、どうにか固定したい。グローブボックス内を有効に利用するためにも、できれば底じゃなくて上側がベスト。試しに両面テープで貼り付けてみましたが、曲面と平面の接着には不向きであることが判明。接合面積が不十分。この点をクリアするのに、マジックテープの利用も考えられます。でも、発煙筒は有効期限のある消耗品。交換の都度、マジックテープを貼り替えるのは面倒。極めてシンプルに、しかもお金をかけない方法は? 水道のエンビパイプなどを固定するサドルバンドに注目。20mm用が発煙筒にぴったり。両端の足の部分を外側にさらに90度折り曲げ、その片側の隙間をグローブボックス内の長方形の穴の端にはめ込みます。たったこれだけ。ビス止めも検討しましたが、グローブボックスの上はエアバッグ。ビス先が何かに触れると怖いので、はめ込みにしました。使ってくれと言わんばかりに、絶好の場所に絶妙な穴が開いています。万一の場合の取り外しも至って簡単。機能的にも問題ありません。でも、この長方形の穴って、いったい何のためのもの? |
2000/03/13 リコールに非該当 2月29日付で、プジョー・ジャポンから運輸大臣に、206のリコールの届出があった(岩浅さん、いつも情報をありがとう)。早速運輸省のホームページで確認してみる。206のすべてのグレード。輸入期間、99/01/22〜99/11/05。不具合の部位、燃料装置と原動機。……。99/11/05と言えば、我が家の206の入船日じゃないか。早速ブルーライオンに問い合わせようかとも思ったが、せっかちだと思われるのもくやしいので、しばらく様子を見ることに。 リコールのダイレクトメールが来た、という、よそ様の情報にもかかわらず、2週間近く過ぎても、我が家には音沙汰なし。結局、こちらからブルーライオンに問い合わせ。「該当車両の一覧表が届いていますが、それに掲載されていませんので、リコールには該当しません。」はあ、そういうことですか。念のため、プジョー・ジャポンのフリーダイヤルにも電話を入れてみる。車台番号と所有者で検索してもらったところ、「該当車両ではありません」とのこと。まあ、間違いなさそうだ。 運輸省のページには、「対象台数2011台、全車両、対策品に交換」ってあるんだけど、どうして該当するものとしないものがあるのでしょう。直接プジョー・ジャポン本社に尋ねてみました。これまでの経験から、どうやら、フリーダイヤルは、本社とはちょっと距離があるようです。「こちらでは分かりません」など、要領を得ないことがよくあります。それに対して、本社の対応は専門的で詳細、しかも懇切丁寧です。「分からない」なんて絶対言えない、という気概をいつも感じます。そりゃあ、最後の砦の本社ですものね。「組立工場に燃料フィルターを納入している下請業者が複数あって、そのうちの特定業者のものに不具合があった」、という説明でした。ある期間、その業者の部品を装着したものがリコールの対象になったらしい。運輸省のページの表記は必ずしも十分でない、とも。かくして、リコール騒動は一件落着。 |
2000/03/20 ボディワックスがけ(2)、ナンバープレートの補修 納車後、2度目のボディワックス掛け。ワックスは一応3ヶ月ごとのつもり。ただの水洗いは、隔週くらいのペースですかね。フロントのホイルカバーに、ブレーキパッドの汚れが目立つようになったら、って感じです。車の様子もよく分かります。 おおっ。何だこのナンバープレートは。地上高がかなり低いので段差に気をつけるよう、いつも奥様に言っていたのに……。すでにチン・スポイラーにすりすりの痕跡を見つけていたので、この日が来るのも遠くないことは覚悟していた。「当たるかも」と思ったのなら、普通止まるよね。それでも行くかなあ……。206はオフロード仕様じゃないんだぜ。ブツブツ……。 洗車は後回しにして、ナンバープレートの補修。いったん取り外して慎重に手曲げで元に戻す。塗装の擦れたところは、奥さん本人が、日頃のトールペイントのテクニックで色合わせをして着色。再度取り付け。素人目には分からないでしょうが、光線の具合によっては元の折れ目が気になることも。まあ仕方がないよなあ。思い出が1つできた、ということにしよう。ラテン系もちょっとだけしょんぼり。 |
2000/04/11 タッチアップペイント フロントバンパーの下部に、跳ね石によると思われるキズを発見。直径1.0mm位の黒い下地が見える。いい機会なので、タッチアップペイントを試してみた。1ヶ月点検の際に教えていただいた通り、まずグレイ塗料。十分乾いてから、クリアを重ね塗り。あらら、クリアが広がっていく。塗装の表面を溶かしている感じで、結局、直径4.0mmほどのあばたになってしまいました。補修しないで、そのままにしておいた方が、まだよかったかしらね。クリアには要注意。 塗装といえば、見つけましたよ、左リヤドアの縁に塗料のダマ。【右画像】 長軸4.5mm、短軸2.5mm位の楕円形に、塗料が盛り上がっています。塗装の際に、何らかの原因でこの部分に塗料の滴が溜まってしまったような感じです。まあほっておきましょう。クレームをつけるような問題ではありません。ミリ単位の小ネタでも載せないと、この日記に書くことがないってことなんです。(笑) |
2000/04/20 キー照明の取り付け やられた!ブルーライオンのお店に行って驚いた。展示場に車が1台もない。店舗のカーテンも閉まったまま。定休日でもないのに、まったくひとけがないのだ。前々から恐れていた事態。このところ不景気だし、店をたたんだのか。プジョーのメンテはどうすりゃいいんだ!とりあえず、本社に行ってみよう。本社も同じ事態だと、こりゃ大変だあ。 本社はいつもと変わらない様子で、まずは一安心。いや、いつもより展示場がにぎやかだ。プジョーもあるぞ。やはり経営が苦しくて、店舗の統廃合ってことなのかな。本社の人に話を伺う。「キャンペーンのため、期間中、展示車を全部本社に移動しました。」ああそうなの。キャンペーンが済んだら、ブルーライオンも復活なのね。ビックリさせるぜ。万一のときは、黙って逃げないで、事前に一言教えてよ。こっちも対策を考えるから……。 そういうわけで、ブルーライオンじゃなくて、本社で、オプションのキー照明をお願いすることとあいなりました。本体7,500円。工賃、消費税込みで、総額10,000円ポッキリ。いつも思うけど、やっぱりどんぶり勘定だなあ。でも、キー照明の威力は抜群。イグニッションのカギの位置が奥まっているので、暗いとき、位置や向きが全然分からなかったんです。夜の始動時にイライラすることがなくなりました。ブルーのリングが美しい! |
2000/05/12 納税通知書が届く 平成12年度自動車税の納税通知書が届いた。地方税なので自治体によって差はあるのかもしれないが、排気量1.4Lの206の当県の税額は34,500円。もちろん奥様名義。これは高いのか安いのか。 私名義のものも3通届いた。ランクルのハチマルは図体も排気量もデカイが、1ナンバーの貨物車なので16,000円。キャンピングトレーラーもれっきとした自動車税の対象だが、税額はわずかに10,200円。これに自動二輪の4,000円を加えても、3台の総額は30,200円。 「1台でこんなにするの〜〜。」これまでの我が家の自動車税のイメージからすると、206の自動車税は前例のない破格の高額。ラテン系もかなりビックリ。世間知らずやね、と思いつつも、自家用の乗用車って、日本の税制では、いまだに贅沢品なんですかね。
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2000/06/10 6ヶ月点検 〔003778km〕 納車後半年が経過し、6ヶ月点検が迫ってきた。前回の1ヶ月点検のとき、自分で直接工場に持ち込んだところ、数日後にブルーライオンの営業の方から「そろそろ点検を……」と連絡がありました。あっ、営業を通さないといけなかったの? とりあえず、今回は連絡があるまで待ってみることにしました。
点検は、前回同様至って簡単。エンジンオイルの交換および日常的な諸点検だけで、洗車してもらってハイ終了。前回の1ヶ月点検でオイルエレメントも交換してもらったものとばかり思っていたのに、どうもそうではなかったらしい。ちゃんと説明してよね。もちろんエレメントも交換。オイルと諸点検は無料でしたが、エレメント代金1,600円+消費税を支払いました。無料点検は今回まで、とのこと。 車に常備する「メンテナンスノート」では、「無料新車点検」の次のページは「1年定期点検用点検整備記録簿」(自家用乗用車等・別表第6)です。どうするのかなと思っていたら、「1年」のところを斜線で消して「6ヶ月」にしていました。1年点検のときにはどうするのでしょう。
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2000/06/18 ボディ・ワックスがけ(3) 3ヶ月ごとのボディ・ワックスの3回目。あわせて室内の掃除機がけも。ボディの黒いプラスチック部品に、ワックスが付いて白くなっている箇所があり、ちょっと見苦しい。ワックスが付かないよう慎重に作業するが、これが至難のわざ。そのときは分からなくて、後日目立ってくるので厄介。マスキングしてワックスがけする? う〜む、何かもっと簡単でうまい方法はないかなあ。 前後しますが、6ヶ月点検のとき、車の下に入らせてもらって、日頃見られないところを観察しました。一番の関心はリヤ・サスペンション。ほう、これがトレーリングアーム式なんですね。【右画像】 ショック・アブソバーがほとんど横向きです。荷室がフラットで広いのは、この仕組みのおかげなんですよね。でも、何だか黒の塗装(パスタ?)がいい加減なように見えますが……。オレンジ色の箇所は下地のままなのでしょうか。 |
2000/08/05 エンジンベルト交換 〔004743km〕 お待たせしました。やっと「メンテナンス日記」本来の記事です。2ヶ月前ごろから、エンジンのベルトあるいはベアリングあたりから、異音が出るようになりました。始動直後しばらくだけなんですけど、ピヨピヨピヨ、って感じ。6ヶ月点検の時、整備のお兄さんに話したのですが、ライオンならまだしも、小鳥がいるわけでもないでしょ、って感じで、全然相手にしてもらえませんでした。 その後、異音は次第に大きくなって、キーー、キーー、って感じに。「ほらね、やっぱりフランス車は……」って、周囲の人に思われるのが悔しい。メカ音痴の奥様も、さすがに気になるらしく、「なんとかしてよ〜」。意を決して、整備工場に。ところが、工場の敷地に入った途端、音がプッツリ。よくありがちなのよね、こういうパターン。「ウソじゃないんだから……。」一生懸命説明して、何とか分かってもらえました。クレーム対策の事項にあがっていないか調べてみます、とのこと。 10日後、「交換用のベルトが届きました」という連絡。どうやら、対策事項のようです。再度、車を工場に持ち込んで、ベルトを交換。保証期間中ということで、請求はナシ。「前のベルトを記念にちょうだい」とお願いしたところ、プジョー・ジャポンに送り返すので、と断られました。パーツを回収して、不具合の原因を究明するのでしょうか。ベルト交換後、異音は解消。クレーム対応は意外にしっかりしているなあ、という印象です。 |
2000/09/10 タイヤローテーション 〔005072km〕 いや〜あ、今年の夏は本当に暑かった。気候帯の違うヨーロッパの車が、温帯モンスーンの日本の夏にどこまで適応できるのか、この点が輸入車購入の気掛かりの1つでした。初めての夏を経験して、この心配が杞憂であることが分かりました。クーラーの効きが悪いと感じたことは、一度もありません。
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2000/09/18 ボディ・ワックスがけ(4) 定期ボディ・ワックスの4回目。よーく見ると、助手席ドアにわずかな縦すじのへこみ。駐車場で隣の車のドアにやられたものか。不運。サイドプロテクタがもうちょっと上だったらなあ。でも、気にすることはない。ラテン系は気付いていない様子。 前回のボディ・ワックスの記事に、バンパーやプロテクタに付着したワックスのことを書いたら、情報をいただきました、処理の方法!早速挑戦してみたところ、効果絶大です!!平塚市の岡部さん、どうもありがとうございます。実は、岡部さん、ただの素人さんではありません。 作業は簡単。「ダッシュボード・ケア」(商品名)を使います。ウエスに塗布して軽く押し付けながら、雑巾掛けの要領。拭き取ったり、磨き上げる必要はありません。バンパーとプロテクタが見違えるように美しくなりました。容器には次のような記述。 有効成分がやさしく作用し、深みのある自然なツヤを与え、ダッシュボードの色あせとひび割れを防ぎます。ベタつかない上質な仕上がり。プラスチック、ビニール、ゴムの他、合板にも適しています。アレクソンズ社はフェラーリF1チームの公認サプライヤーです。
[用途] 自動車用プラスチック類の表面洗浄とツヤ出し [種類] 乳化性 [成分]
シリコン乳剤、グリコール、保存剤 [日本総輸入販売元] SPK株式会社 [製造元] AREXONS,
Milano, Italy
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2000/09/28 ドアピラーのモールパッチ改良 運転席側のリヤドアのウィンドウ下端ラインにはめ込んである横長のプラスチック部品。納車時に外れかけていたので、押さえ込んでおいたが、この期に及んで再び危機的状態になった。押さえ込んでも浮き上がってしまう。販売店に相談したところ、「他の新車でもこうなります。外れてなくさないように」とのこと。我が家だけの問題ではないらしい。自分で対策を講じることにした。 まず、部品の裏側にあるはめ込み用の爪をヤスリでシャープに成型。角がなめたようになっているので外れやすい。次に、二股に分かれた爪の先端が開くように、太めの短い針金をくさび状に削って間にはめ込む。こうして再びドアの取り付け穴にはめ込むと、パチンと心強い音がして密着。もう大丈夫でしょう。瞬間接着剤も考えましたが、耐久性が問題。おそらく数年ももちません。爪を大きくするなり、穴を小さくするなり、メーカーの対策が必要ですね。 |
2000/11/27 任意保険の更新 保険会社から、自動車保険更新のハガキが届いた。そうか、購入から、もう1年になるのかあ。新車の購入で、しかも常時運転するのは慣れない奥様、ということもあって、対人、対物、搭乗者に加えて、車両保険にも入っていた。初回は、車の代金などとごっちゃになっているので、あまり感じなかったが、単独に保険料を請求されると、かなりの負担感。 人身事故は別にして、自損事故で自分の車を傷つけた場合、その修理代を自分で負担するのはあたりまえ、と常々思っている。そこまで保険でカバーしようというのは強欲じゃないの。むしろ、逆にそういう気持ちにつけ込まれて、高額な保険料を支払わさせられているのじゃないか、という疑念もある。 契約時にはニコニコしていても、保険請求時にはシブイ顔。これまでの私の経験から得た保険屋さんのイメージ。保険会社が大きくなるのは、収入よりも支出を少なくするという、きわめてシンプルな原理以外に何もないわけです。よし決めた。車両保険はもうやめだ。対人無制限、対物500万、搭乗者500万。ノンフリート11等級、30才未満不担保、家族限定、エアバッグ・ABS付で、保険料26,560円。当初の請求額より、52,000円近くも安くなった。この判断が吉と出るか凶と出るかは、今後のお楽しみ! |
2000/12/08 高速道に脚立! このところ「メンテナンス日記」のネタがないなあ、と思っていたところ、納車1周年を翌日に控えて大アクシデント発生! 高速道を走行中に落下物に乗り上げ、フロントスカートを破損してしまいました。 前方に何かがあることには気付いたのですが、夕暮れ時、橋の繋ぎ目? 工事用の停止線? それともつぶれた段ボール箱? 回避する必要も感じないまま通り過ぎようとしたところ、予想外に強い衝撃。と同時にスロットルの反応がなくなり、タコメーターの針が急下降。辛うじて惰性で高速道左端に停車。セルは回るがエンジンが始動しない。おおっ、なんてこったあ。頭が白くなりかけながらも、ハザードを点灯、三角停止板の設置。ものすごい勢いで脇をすり抜ける大型トラックに恐怖を感じる。追突しないでよお。 さあ次はどうしよう、と考え始めたところに、作業服姿のおじさんが現れる。「乗り上げましたか?」「何か落としたの?」「脚立」「……」仕事帰り、ルーフキャリアに載せた脚立を固定しないまま高速道に進入したそうだ。被害に合った車両がもう1台前方に停車している。こちらはパンク。すでに路肩の非常電話で通報したとのこと。 衝撃でエンジン関連に致命的なダメージを受けたのか。足回りは大丈夫だろうか。走行不能ならJAFも呼ばないと……。「40分後には到着できます」。外は寒いので車内で待つことに。暖房が効かず重ね着をする。 やがてパトカー数台が到着。一応の調べが済んだ後、「これまでの経験から、この程度の損傷でエンジンが壊れることはない。ガスはある?」とベテラン風のお巡りさん。ガス? そういえば「燃料カットオフ」なんて言葉を取説で見た覚えがある。当のお巡りさんといっしょに懐中電灯で206の取説をめくる。あった。ボンネット内右奥の赤いリセットボタン。「かかった、かかった」。場の雰囲気が何となく明るくなった。 広い待避場所に移動して、再度詳しい取り調べ。脚立を落とした当事者は、後日呼び出し。他の2名はその人の連絡先を確認して、今後よく話し合いなさい、ということでした。忘れかけていた三角停止板をお巡りさんに届けていただく。こんなときの心遣いは身に染みる。感謝。 その後到着したJAFの方に車を点検してもらったところ、走行には問題ないだろうとのこと。フェンダー内のバタつきそうな泥除け板を仮止め、破損したウォッシャー液タンクの周辺をガムテで補修。大変お世話になりました。 一段落した後、損害保険会社の夜間フリーダイヤルに事故報告。そういえば、車両保険は明日までだったよなあ。日記のネタが手に入ったと思うのは不謹慎。とりあえず人身事故にならなくてよかった。同乗していた次女の理菜さん、ゴメンナサイ。お父さんと初めてのロングドライブだったのに……。あ、ラテン系にも、車壊してゴメンナサイ。 |
2000/12/21 復活!! ブルーライオンの修理工場に外泊していた我が家の206が戻って来た。10日余りも会えなかったので、ちょうど1年前の納車の時のようにウキウキ。今回のアクシデントを想起させる形跡はもうない。復活だあ。 修理期間中の代車は、HONDAのLogo。206の購入に際して、比較検討した日本車の1台。もちろん試乗もした。改めて乗り比べてみると、たしかに取り扱いやすくて、燃費もよい。実用車としての完成度は高そう。でも、むしろ確信したんです。206の選択は間違っていなかった! 奥様へのお詫びも兼ね、復活のお祝いに、当地のふぐの刺身をごちそうしました。とらふぐは、産地だからといっても、そうそう口にできるものではありません。高いんだからね。 |
2000/12/28 ボディ・ワックスがけ(5) 定期ボディ・ワックスの5回目。もう慣れっこになってきたので手際はよい。よお〜く観察しながら水洗いしていると、あれれ……。右リヤフェンダー内部のライナーが変形しているぞ。内側から外に押し出された感じで盛り上がっている。 先般の脚立の一件が原因なのだろうか。タイヤとの間隔が狭くなっているが、実用上は問題なさそう。目立たないところだし、ついでのときにブルーライオンに話してみることにしよう。もう1つ、右フロントのマッドガードの取付がバコバコ。これは、おそらく先般の件が原因。これもついでのときに。 「およよ206メンテナンス日記」も1年が経過。これ以降はページを改め、「およよ206メンテナンス日記2001」に続きまあ〜す。 |