ボイラーの蒸気をシリンダーに導く主蒸気管、およびシリンダーからの排気を煙室に放出する吐出管の準備をする。部品は、ハの字の部分が左右の主蒸気管、その中央が吐出管。下は、左右の排気管継手と中央の排気管取付座。
排気管取付座を、継手を用いて左右のシリンダーブロックの中間に固定する。ナットを締め付けて固定するのだが、強く締めると左右のシリンダーブロックの間隔にゆがみが生じてしまう。かといってゆるいと安定しない。いつも思うことだが、ネジ締めの力加減は微妙だなあ。
シリンダーブロックの間に、ボイラー台を取り付け、その上に煙室を載せる。煙室は、直径125mm、長さ150mmの円筒形、重量はほぼ2kg。ボイラーの先端に位置し、熱気と煙が煙突へと出て行くところ。しかし、煙室にはさらにそれ以上の機能がある。シリンダーからの排気がここに放出され煙突から出ることによって、強力な空気の流れが作り出されるのだ。それに沿って、火室から煙室に向かう空気の流れができ、石炭が十分に燃焼するとともに、また火室の炎が焚口から運転室へ逆流するのを防止できる、というすばらしいアイデア。停車中は、通風ノズルの蒸気によって空気の流れを維持する。
どっこいしょ、とボイラーを載せる。まだ不恰好。
煙室内部。過熱管からのパイプを左右の主蒸気管に結合。吐出管を取り付け、煙室とのすきまをそれぞれ白いセラミックセメントでふさぐ。通風をよくするために、煙室の機密性を高める必要があるわけです。最後に、通風ノズルの先端が吐出管の先端に重なるように、パイプの配管を整える。
ボイラーの焚口側、つまり運転室側。ボイラーを台枠に固定しているのは、焚口下の左右ボイラー受のみ。だからといって、ずり落ちるようなことはなさそうですけどね。
ボイラーには常に一定水位の水があり、走行中の振動や線路の勾配があってもその水がシリンダーに入り込むことがないよう、蒸気だけを取り出す工夫が必要。それが蒸気溜。ボイラー上部に突出したドームを作って蒸気だけが溜まるようにするわけです。その蒸気溜から動力用の蒸気を取り込むのが蒸気ドーム管。加減弁に取り付ける。後方は対になった安全弁。
本物では、ボイラー上部の2つのコブのうち、後方が蒸気溜で、前方は砂箱。しかしライブスチームのC11に砂撒き機能はなく、砂撒管はダミー。その代わりに、ここがボイラーへの注水口になっています。先端のネジがはずれる。缶被帯を巻き付け、ボイラー手摺り棒を取り付ける。
この段階で各種のシリンダー被を取り付ける。ブロックがむき出しだったシリンダー部分はこんな感じに変身。中央の空気弁はダミーだが、内側にはちゃんと金網もあり、モノトーンのアクセントとして申し分ない。浮き出たボルトがマニアックだなあ。ホオ〜ッ、いい感じだぜ。
吸水口と蒸気溜にドームをかぶせ、ボイラーの据付は終了。