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C11328 広島機関区
 
 
 
画像をクリックすると、詳しい記録をご覧いただけます。
 
 
 
 その前に 2002/04/14
 
ご紹介するほどのことはありません。 キットが届いた、さあ組立、……というわけにはいかない。先送りしていた懸案があった。そう、作業スペースの確保。長女の部屋の空き机と出窓を使うにしても、まずは片付け掃除から。電動糸ノコ盤を机から取り外して机の下へ。出窓の卓上ボール盤は置き場所がなく、とりあえず廊下のスミ。金床付きの万力はそのまま使うことにしよう。
 
 かくして、キット到着後、最初の休日は地味で地道な作業に費やされたのでした。しかし、穴があいてキズだらけだった机の上に薄ベニヤ板を敷くと、ここが、これからライブスチームを組み立てる場所なんだあ、と感慨もひとしお。出窓にレールを置いてみる。万一入らなかったらどうしようと心配だったが、何とピッタリ。レールを眺めてしばし至福の時。ニンマリ

 
 
 梱包の確認  2002/04/20
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 着荷の日以来、段ボール箱は玄関に置いたまま。移動しようにも、狭い借家住まい、移す先がないことが判明。家族の苦情がないのをこれ幸い、玄関を置き場所に決定。組立が進めば、いずれなくなる代物だ。

 中身を確認しないまま代金を振り込んだけどよかったのかなあ。やっと梱包の確認。外箱T、U、Vの中には、A、B、C、 ...のアルファベットが記された中箱が大小合わせて11個。台枠、ボイラー、缶被は直接外箱の中。添付の「梱包リスト」と照合。問題なし。しかし、中箱の中の各種部品の確認まではとうてい手が回らない。部品の袋番号は80以上もあり、それぞれの袋にさらに小袋が複数入っているものもある。部品を探し出すのも、結構大変かもしれない……。

 
 
 
 組立着手、板バネの組立 2002/04/20
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 初心者としては、「組立説明書」の記述の通りに作業をすすめるのが賢明だろう。最初のページは、従台車の組立。その中でも板バネの組立がまず先だな。ノギスでリン青銅の各種バネ板の長さを確認しながら積み重ねていく。胴締に入れてネジ止めすると完成。
 
 指で負荷をかけるとちゃんとたわむ。「どうだ、すごいだろう」。悦に入って家族に見せたものの、「何の部品だか分からないわ」と知らん顔。……。しかし、そんなことにはめげず、指で押してはニンマリを繰り返す。
 
 
 
 従台車の組立 2002/04/21
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 鋳物の横梁の左右に、側梁軸箱釣合梁板バネなどを組み合わせ、従台車を組み立てる。軸箱がスムーズに動くよう調整しながら、軸箱守の固定ネジを締めるとできあがり。さほど面倒ではない。
 
 組立キットの最初にこの従台車を組み立てさせるのは、なかなか心憎いはからいだ。最初の段階で、少なくともレールの上を動くものを目の当たりにできる。板バネのたわみを確認しつつ、レールの上を前後させてスポーク車輪の動きを楽しむ。これまたしばし至福の時。ニニッ。
 
 
 
 主台枠の加工 2002/04/27-04/28
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 これまでの作業は、言わば小手調べ。さあ、いよいよ本格的な主台枠の組立だ。……と思いきや、主台枠はすでに組立済み。組立には、定盤の代わりにガラステーブルを使おう、と算段していたが、その必要もない。まあ、機関車全体の精度がこの主台枠で決まってしまうことを思えば、素人に組み立てさせるのはリスクが大きいのでしょうね。ご配慮に感謝します。
 
 主台枠関連の作業は2つ。前端梁と後端梁にダミーリベットを打ち込み、板バネ釣合梁を取り付ける。板バネを介した釣合梁の動きを確認しつつ、ウフフ。しかし、この段階では、まだ家族の賛同は得られない。「ガチャガチャ動くけど、何のことだか分からない」。いまに見ていろ。動輪さえ取り付ければ、さずがの女どもも、おおっ、と言うに違いないんだから……。
 
 
 
 動輪の取付 2002/05/02-05/03
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。  いよいよ動輪の取付。従台車のとき以上の感動であることは言うまでもない。先台車と従台車を仮付けすれば車輪は全部そろうことになる。短いレールの上を前後させるだけで、イメージは限りなく膨らむ。マイナスドライバーの先端をレールに置いて、車輪が乗り越えるときのイコライザー機構の動きを確認。ガタン、ガタン。ウフフフフ。
 
 ここまできて、やっと家族の理解も得られるようになった。「動かすときのこの重い感じがいいよね」と生意気なことを言う娘。軸動ポンプの動きにも興味を示す。バルブギヤが付いたら、きっと驚くぞ! 鉄道ファンのお隣りのヨウくんに機関車製作を知られてしまった。いずれご招待しましょうね。
 
 
 
 シリンダーの組立と取付 2002/05/06
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 動輪が付けば、次は蒸気機関車の最も魅力的な部分、つまり各種ロッドの取付となるのだが、その前にシリンダーの組立と取付。気密性が要求される箇所もあり、何より機関車の性能を左右する大切な部分だけに、慎重な作業が必要。むき出しのシリンダーブロックは味気ないが、着実に機関車らしくなっていく。
 
 当初から、出窓での組立に心配事があった。今回のシリンダーブロック取付後、総重量を計測したところ、17kgでした。限られたスペースの中、腕力だけで取り回しができるのも時間の問題か。行き詰まったらどうする? まあ、そのときに考えましょう。
 
 
 
 ロストワックス磨き 2002/05/12-05/22
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 ロッドとバルブギヤの取付に先立って、パーツ磨き。組立説明書には「ヤスリで表面の仕上げを行うと、非常に美しく又一段とひきしまった機関車になりますからぜひお勧めします」とある。しかし、このロストワックス製がなかなかのくせもの。言われるままにヤスリをかけてみるが……。その上、娘の中間テストもあって、思うように作業が進まない。娘の部屋の片隅を使っての組立。勉強優先は最初からの約束。
 
 試行錯誤の末、ロストワックスに金属固有の輝き。画像左上から、第一連結棒、第二連結棒。右上から、滑棒、クロスヘッド。そして主連棒。「滑棒と主連棒の溝に赤の塗装をすると美しい」とも勧められているが、私のイメージにある蒸気機関車は、あくまでモノトーン。赤色はナシにしました。
 
 
 
 ロッドとバルブギヤの取付 2002/05/25-06/08
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 ロストワックス磨きの試練を乗り越え、ついにロッドバルブギヤの取付。しかし、またしても試練突き当たる。左側のクロスヘッドがスムーズに滑らないのだ。「OSの加工精度は高いので、組立に問題があると考えた方がよい」という先輩某氏の助言。試行錯誤を繰り返した後、結局、シリンダーブロックを取り外し、再度取り付け直す。ほお、今度は大丈夫だ。胸のつかえがおりた。ニコニコ。
 
 組立説明書通りに、バルブギアを組み合わせて取り付ける。短いレールの上を行きつ戻りつするたびに、ロッドとバルブギヤがメカニカルに動く。見ていて飽きない。「ゴーゴー響いてうるさいんだけど」、お嬢様から苦言。ハイハイ、程々にします。
 
 
 
 シリンダー排水弁の取付 2002/06/15
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 蒸気機関車の発車時には、左右のシリンダーから勢いよく蒸気が吐き出される。停車時にシリンダー内で蒸気が冷えて溜まった水を排水しているわけです。もちろんライブスチームでも、シリンダー内に水が溜まると機関車は動かない。ドレンコックは必須。
 
 排水弁を開いて動輪を回転させると、シューッシューッと空気の音。いかにも蒸気機関車らしくて、いい感じ。第4の試練の後だけに心癒される思いがする。出来映えもまあ満足。
 
 
 
 ブレーキ装置の組立と取付 2002/06/21-06/22

クリックして詳しい記録をご覧下さい。 走行している機関車を停止させるにはブレーキが必要。しかし、このC11の場合、機関車本体のブレーキは走行時には使用しない。乗用台車のブレーキを使う。だからといって機関車のブレーキは、単なるダミーの飾りでもなくて、運搬や展示などの静止時に動かないように固定しておくためのもの。ハンドルを手で回してブレーキをかけるハンドブレーキ。
 
 ブレーキ装置と灰箱を取り付けて、主台枠関連の下回りは一応完成。この段階で、加減リンクのレバーに加えて、ドレンコックやブレーキ、灰箱のレバーも可動になった。あちこちレバーを操作しては、ニンマリ。

 
 
 
 ボイラーの組立 2002/06/28-07/06
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 下回りが完成して一山越えた感じ。娘の期末テストもあって一時中断の後、いよいよボイラーの組立へと進む。本来なら最も技術が要求される工程のはずだが、このキットでは、例によってボイラー本体はすでに完成済み。銀ロウ付け等の作業は一切ない。若干の部品を取り付けて缶被をかぶせれば、あとは台枠に据え付けるだけ。それにしても重いぜ、ボイラーは。
 
 
 
 ボイラーの据付 2002/07/13
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 煙室を取り付け、ボイラーを台枠に据え付ける。と言っても、ボイラーの先端を煙室に差し込んで、火室の下部を灰箱の枠に載せるだけ。台枠とボイラーは、ボイラー後部の左右ボイラー受で固定する。なに、これだけなの。しかも据付位置はかなり微妙。説明書では煙室に4mm差し込むことになっているが、これがまた目に見えないところで分からない。煙室自体の取り付け誤差もあるわけで、悩ましい。結局、安全弁が缶被の安全弁穴の中央にくる位置でよしとしました。
 
 各種のシリンダー被を取り付け、蒸気溜被や砂箱を載せると、部分的にはもう完成の姿に近い箇所もある。いい感じだ。しかし、それとともに、いまや全重量は30kgに。ムムッ。トレーニングの種目に、背筋を鍛えるデッド・リフトを追加しないといかんなあ。
 
 
 
 運転室床板等の取付 2002/07/20-7/26
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 台枠だけでイメージのつかめなかった運転室、ボイラーが載ると何となくこの辺だなと目星がつく。その運転室部分に床板を張り、各種の操作レバーやバルブ、計器を取り付ける。運転操作に必要なものは最小限そろったことになる。「蒸気圧よし、水位よし、逆転機前進フルギヤ、加減弁を開けて、さあ出発進行、汽笛だ、おっとドレンのレバーも」。頭の中ではもう運転開始。
 
 組立説明書では、この段階でドンキーポンプの配管も取り付けることになっているが、オプションのドンキーポンプ発電機は当初未購入だった。資金調達の目途が立ち、やっとOSの井上さんに発注したところ、準備の都合がありすぐには納品できないとのこと。何でも即納品、という訳にもいかないのね。やむを得ずこれは後回しに。
 
 
 
 後水タンクの組立と配管 2002/07/28-08/02
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 娘の勉強部屋に間借りした肩身の狭いライブスチームの組立。わずかの期間ながら、気兼ねなく作業できることになった。修学旅行。部屋主は10日間不在。作業のたびに、毎日原状回復を余儀なくされていたが、しばらくは片付けも不要。こんな工作部屋があったらなあ、という思いしきり……。
 
 水タンクは、後ろと両サイドに合わせて3箇所。まずは、後水タンクの組立と取付。タンク本体の組立は、半田付けによる方法もあるが、今回はネジとバスコーク(シリコン・コーキング材)。万一のとき、再組立も容易だろうと思ったりして……。配管後、手動ポンプを動かしてみるものの、水がないので手応えはない。水タンクの被は、石炭庫の組立までおあずけ。
 
 
 
 追加オプションの到着 2002/08/12
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 心待ちにしていた追加オプションが届いた。ドンキーポンプ発電機。いずれも本体は完成品だが、他に各種の配管などもそろっている。「ダミーの発電機をご自分で作られてはどうですか。ライトは乾電池でも点灯します」と営業の井上さん。この蒸気発電機、知人が自家用三菱パジェロの発電機を交換したときの金額よりもはるかに高額。ご助言ももっともだとは思うものの、ライブスチーム特別会計に資金のあるうちに、入手できるものは入手しておくつもりだ。
 
 両者とも、見れば見るほど精巧な作り。宝石の輝き。模型とはいえ、もちろん実際に機能する。こんな精密機器を製作する製造業界の努力こそが、これまで日本の「ものづくり」産業を支えてきたのだなあ、と感慨もひとしお。ほほお〜。
 
 
 
 サイド水タンクの組立 2002/08/04…09/01
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 恒例の夏キャンプ、お盆の帰省、研究会の発表とその準備。8月は公私ともにイベントが盛りだくさん。組立作業はほとんど進まない。8月上旬に着手したサイド水タンクの組立は、結局、9月に持ち越してしまった。でも慌てることはない。納期があるわけでもないしね。
 
 サイド水タンクは左右に2つあるので、同じ組立を2回繰り返すことになる。水漏れチェックがすんなりいけばいいのだが、なかなかそうもいかず、なんでだあ〜、と半ばヤケになりながら、辛抱強く組立と分解を繰り返す。左右2つでストレスも2倍。台枠に仮置きしてみましたが、画像が不鮮明でよく分かりませんね。
 
 
 
 運転室の組立 2002/09/09-09/29
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 サイド水タンクの組立以降、まとまった時間が取れず、作業が不定期になってしまった。運転室の組立には、窓枠の作成など、細かい作業の繰り返しが多く、毎朝の出勤前に、昨日2枚、今日2枚……、という感じ。出入口ドアの蝶番の取付のために、ネジを探してDIYのお店を回り、半日仕事。ドアハンドルの半田づけでは、彫刻刀でハンドル固定用の木型も作成。地道な作業の積み重ね。かくして、ようやく運転室が姿を現す。スライド窓と出入口ドアを開閉してみせると、家族から惜しみない賞賛の拍手。どおだあ〜。
 
 
 
 石炭庫の組立 2002/09/29-10/06
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 運転室の組立に続いて石炭庫。後水タンクの側板と蓋板もここで取付。石炭庫の箱はすでに完成済みで、後水タンクの上に乗せて置くだけ。運転時には、この石炭庫を取り除いて、運転室内の操作をするわけです。運転室の屋根を付けると、手を差し入れる間口はかなり窮屈になりそうだなあ。
 
 営業の井上さんの日頃の心配が現実になりました。石炭庫の左右につく側板の片方が欠品です。キットには、右側用が2つ入っていました。まあ、人間のすることですから間違いはあります。大切なのはその後の対応。電話で連絡すると、ハッと息をのむ気配。井上さん、心臓大丈夫ですか。(笑) なか1日で部品が届きました。
 
 
 
 煙室周辺の組立 2002/10/19-10/24
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 組立の終盤に至って作業がはかどらなくなった。娘の中間テスト。試験時間割の発表以降、部屋に入るのも気が引ける。な〜んて言いつつも、テスト勉強のかたわらで、娘と机を並べて、お父さんはライブスチームの組立。ほほえましい家族のきずな。(笑)
 
 煙室周辺と言えば機関車の顔。作業は基本的にネジ止めばかり。見る見る外観が整っていく。時間を超越した至福の世界にひたる……。と思いきや、例によってちょっとした問題も。多少は苦労しないと完成したときの感動がないでしょう、とOSの粋な計らいでしょうかね。いまや、ついに機関車がその全貌を現した。
 
 
 
 汽笛、砂撒き装置の取付 2002/10/26…12/06
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 11月の土日は仕事等で全部つぶれ、しかも下旬には娘の期末テストも重なって、この間、組立の進捗はほとんどなかった。組立も終盤、あとは外観の装飾を残すだけ。しかし、ここからの作業に結構時間がかかることが判明。年内の試運転は難しいなあ。我慢できなくて、ちょっとだけ仮のエアーテストをしてみました。
 
 砂撒き装置の取付では、砂撒き管にしろ空気管にしろ、銅管や銅線を手曲げで3次元的に成形しなくてはならない。手間と根気が必要。しかも、焼きなまされた銅管は曲げ伸ばしを繰り返しているうちに硬くなる。指先が痛い。やや不満が残るが、まあこんな感じかな。(画像の砂撒き管は塗装前)
 
 
 
 運転室天井の組立 2002/10/31…12/07
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 11月中はほとんど進捗がなかったが、その原因は時間の問題だけではなかった。外観の装飾部品の取付に多用するM1.4mmのナットが足りなくなってしまったのだ。当初は数個入りの市販品を購入していたが、とても間に合わない。よく調べてみると、「部品表」の数量とビニール袋の記載数が違う。「部品表」では90のところ、袋には「31pcs」。もちろん袋の中身は31個だけ。足りないわけだ。連絡して送ってもらわなくては。今回は、電話の代わりに手紙を書きました。担当の井上さんは、私から電話がある度に息が止まりそうになるそうですから。(笑) 
 
 一週間足らずでナットが到着し作業再開。運転室の天井を組み立てて取り付けてみました。でも、この天井はまだ外しておきましょう。残りの組立作業ができません。
 
 
 
 前照灯、発電機、ドンキーポンプの取付 2002/10/31…12/13
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 12月になってやっと時間が取れたので、久しぶりに組立に没頭。これまでチマチマ手を加えていた前照灯発電機ドンキーポンプを一気に取付。缶被の表面が見る見るにぎやかになった。
 
 布巻きした連通管がとてもいい感じだったので、ドンキーポンプの蒸気管も布巻きとしました。バイヤステープを購入するために手芸店へ。ご夫人方に混じって明らかに場違いな雰囲気。連通管のときの切れ端を提示して、私「これと同じものを」。商品棚を探しながら店員のおばさま「何を縫われますか」。私「……」。年甲斐もなくやや赤面。さて、何て答えたらよいのでしょう。
 
 
 
 エアータンクの取付と電気配線 2002/11/15-12/25

クリックして詳しい記録をご覧下さい。 前照灯、運転室室内灯、発電機の取付に続いて電気配線の接続。後水タンク下の右側エアータンクは電池ケースになっており、単一乾電池2個が直列にピッタリ収まる。左側エアータンクは複音汽笛。両者とも、機能を損なわず、大きさや形状がよく考えられている。OSの技術陣にはよほど有能な人材がいるに違いない。脱帽。
 
 部屋を暗くして、運転室の照明を点灯してみました。室内で真鍮色に輝く各種の弁ハンドル。さながらお父さんのクリスマス・キャンドル! ワオ〜。 あと残る組立は、主台枠の前後梁周辺のディテールだけ。完成はもうすぐそこだ。

 
 
 
 連結器周辺の組立 2002/12/28-2003/01/12
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 いよいよ組立も最後の作業になった。主台枠の前後梁に連結器等の取付。年末年始の休みのおかげで作業は順調に進む。ただし、部屋主のお嬢さまも冬休み。朝寝坊をしたいところを叩き起こしてゴメンナサイ。
 
 ライブスチームの走行には直接関係ないが、見た目のディテールも重要なポイント、というのがこのC11のコンセプトのようだ。乗用台車に連結できないダミーとは言え、連結器は、外見、機能ともに申し分ない。もちろん解放テコの操作で連結器が開く。開いたり閉じたりしていると時間を忘れる。「ご飯よ〜、何度呼んだら分かるの……」「ハイハイ、いま行くから……」。カチ、カシャ。カチ、カシャ、……。
 
 
 
 組立完了! 2003/01/12
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 煙室扉と左右の水タンクにナンバープレートを取り付け、ついに組立完了。中断はあったものの、4月の組立開始以来、ほぼ9ヶ月。ついにここまで来た。でも、あえて「完成」とは言わないことにしましょう。まだ、動くかどうかも定かではありません。しかも先送りしてきた課題に直面して、祝杯どころではないからです。いったい2階の出窓からどうやって運搬するのでしょう? 精密なディテールは、運搬の邪魔物以外の何ものでもありません。持ち上げる手掛かりもなく、第一とっても重いのだ!
 
 「ぼちぼちライブスチーム組立記」は、これで終了です。しかし、まだ完成したわけではありません。当面の窮地を克服し、試運転にこぎつけなくてはいけません。続きは、さらに続編の「どきどきライブスチーム試運転」へ。