〔カンテラ式標識灯の点灯〕
 
 
 
 カンテラ式の標識灯はおそらく汎用品に違いない。そうだとすると、C11328の分かりにくい画像を考証するよりも、さしあたりまず現存品を確かめる方が賢明だ。大井川鉄道を訪問した折に標識灯を写真撮影しておいた。新金谷駅のC12164。電源コードは、レンズのある正面から見て右側下から出ている。手元の写真資料に写っている他の機関車のカンテラ式標識灯もコードの取り出し位置は同じ。
 
 
C12164   C12164
 
 
 コードの先は電線管の受口に接続されている。C12164では、前から横向き。しかし、標識灯が接続されていない反対側の受口は上向き。特に決まった仕様があるわけでもなさそうだ。そう思ってC11328の画像を目を凝らしてよく見ると、どうやら左右とも受口は上向きのようだ。これはラッキー。LEDのプラス側電源コードを上から貫通させることができる。
 
 
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 C11328の電源コードはかなりダブついている様子。C12164では短くスッキリしている。ま、このあたりの細工は適当にやりましょう。ちなみに山口線のC571では、受口は前から横向き。余分な電源コードはグルグル巻きにしてある。左右のカンテラを比較すると、正面から向かって右側がやや前方に傾いている。長年に渡って過酷な走行を強いられてきた証なのかもしれない。
 
 
C571
 
 
 

 使用する発光ダイオード(LED)は、埋込式標識灯のときと同じもの。今回はカンテラ内部の狭い場所に仕込むので作業が面倒。実物通りに胴体の右下に穴をあけ、プラス側コードを取り出す。マイナス側は蓋の内側にアース。発光ダイオード本体をカンテラ前部の穴からのぞかせてみると、そのままでも所定の位置に安定しているので、接着剤等は使わない。
 
 
 
 
 
 
 
 


 こんな感じです。中央に見えるのが発光ダイオード。もちろんこれに赤色のレンズが付きます。横から取り出したコードが本物そっくりじゃありませんか。くふっ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 さて、問題はこれから。電源コードの配線をどうしましょう。実車の忠実な再現を追及するなら、妙なところにコードを取り回したりできませんよね。実物同様に受口に取り込みましょう。C11328の場合、上向きなので作業は簡単。受口部分にリード線と同じ1.2mmの貫通穴をあけます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 受口と歩板を貫通し、前端梁ブロックを経由して電源ヘ取り回そうというわけです。再度電線管を取り付けて、歩板と前端梁に穴位置を写し開けます。連結器の解放テコや手摺棒は取り外しています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 歩板を取り外してみると、配線の穴位置はここ。【白丸部分】う〜む。前端梁ブロックで最も肉厚の箇所。予想して覚悟はしていたものの、どうしましょう。でも、やるしかないでしょう。ドリル穴が最短になるよう斜め内側に向けて2.0mmの穴あけ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 意外に簡単に端梁に穴が開きました。続いて台枠に横向きの穴。といっても、この部分の台枠は前端梁ブロックの一部。リード線を通すとこんな具合です。赤色のリード線は、あとで艶消し黒に塗装。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 再び解放テコや歩板等を取り付け、カンテラを設置するとこんな感じ。電源のリード線は、先台車の板バネケースの内側に出てきます。この左右の板バネの間の空間を利用して、電源の電池を組み込もうというわけです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 当初は、省スペース化を念頭に置いてLR44などのいわゆるボタン電池の利用を考えたのですが、電池ケースの新たな作成もあり、既製のケースが利用できる単4電池に落ち着きました。2本並べると、ちょうど先台車の左右の板バネの間に収まることが判明しました。下はスライドスイッチ。電池ケースとスイッチは、ご存知TAMIYA製。最寄りの模型店で物色。
 
 
 
 
 
 
 
 


 電池ケースは、板バネケースの上蓋の裏側に両面テープで貼り付け。ケースが上下逆さまになりますが、電池が外れることはなさそうです。マイナス側はこの上蓋にアース。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 スイッチはここ。【白丸部分】台枠にタップを立ててネジ止め。スイッチや配線は、前端梁を間近で、しかも真下から覗かない限り、その存在はまったく分かりません。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 点灯するとこんな感じです。ウフフ。しかし、実際のところ、フロントの標識灯を点灯させて運転することはないのでしょう。むしろ、見せびらかせて自慢するネタですね。「点灯するんだぜ〜」。運転会が楽しみだなあ。(笑)


 
 
 
 
 
 
 
 
 
どおだあ、リアルだぜ!