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C11328 広島機関区
 
 
2013/10/06 更新
 
 
 特定番機への改造は、キットが納品される前から念頭にあった。C11は長期間に渡って量産されたこともあって個体差が著しい。製造時期によって第1次型から第4次型に分類されることもあるが、それ以上に、所属機関区による改造も様々。たとえば、現在私にとって最も身近な可部線三段峡駅前のC11189は、元志布志機関区にいたので、石炭庫に南九州特有の通風口がある。熊本機関区にいた現大井川鉄道のC11190も同様。
 
 また、両サイドの大きな水タンクは、ロッドによる振動を増幅することもあり、大きな弓なりの揺れ止めが追加されたものも少なくない。1つのものもあれば、2つのものもある。給水ポンプの消音機の位置やシールドビームのヘッドライトなど、個々の特徴を数え上げ始めるときりがない。特定番機にこだわる理由と面白さはここにある。
 
 
      
 
 
 さて、我が家のC11を何番機にするか。少なくともモデルとなる機番の資料が必要。大井川鉄道のC11227や真岡鉄道のC11325のように復活して活躍しているものや、静態保存されているものは、現物を目の当たりにすることができるので、資料には事欠かない。しかし、そんなことは誰でも考えることだし、そもそも自分自身の特定番機である必然性がない。自分自身とのかかわりということで考えれば、やはり昭和30年代、子供の頃に目にしていた可部線のC11ということになろう。当時広島機関区にいたC11を何両か確認しているが、選定するならそのうちのどれかだろう。
 
 当方のSL写真コレクションに資料が残っているものもある。とりわけC11328の資料が豊富。左側面右側面、それに正面も。しかし、残念ながら後姿がない。困ったなあ。選定に苦慮している最中、たまたま目にした蒸気機関車の記録ビデオに、何と可部線のさよなら運転の映像が……。当日(1971年3月18日)の記憶はいまもある。人だかりを嫌って敢えて見に行かなかったからだ。ビデオに登場したのはC11328。可部線のさよなら運転はC11328だったのだ。その姿を今まさにビデオで見ている。これはもう何かの因縁、運命的な再会。特定番機に選ぶならC11328しかない!
 
 機番を決めたところで、自分の手で改造ができなければどうしようもない。できることならディテールの取付や交換程度で済ませたい。新たに部品を自作する技術も工作機械も持ち合わせていない。大きな改造は不可能なのだ。この点はラッキーだった。細部を除けば、OS製C11157C11328は、製造年こそ異なるが、基本的には同じタイプなのだ。しかも、C11157と同様に、C11328にはサイド水タンクの揺れ止めもない。同じ広島機関区でも、C11329にはこれが2つもある。
 
 さて、C11328への改造が最も望ましいことが、自分自身とのかかわりからも、素材としてのOSモデルからも、明らかになった。それにしてもまだ困難な課題が残っている。そう、後姿。リヤのテールランプはどうなっているのだろう。吊下式なのか、埋込式なのか。リヤのヘッドライトはどうだろう。フロントと同様にリヤもシールドビームという機もある。その他、手摺りの様子や梁の具合などなど……。こればかりは、もはや知るすべもないのか。
 
 縁があるとはこういうことだ。見つけたのだ、C11328の後姿を。たまたま本屋で立ち読みしていた写真集、向山賢寿・向山賢一郎『SLモノクロームの残像』(近代出版社、2002年7月1日発行)。広島機関区の後、七尾線へ移籍したC11328が掲載されている。しかもリバース走行。後姿がバッチリ。もちろん写真集は即刻購入。
 
 後姿の資料も手に入った。さあ、いよいよこれから「るんるんライブスチーム改造記」が始まります。「すべてを自作する」、これがライブスチームの王道です。しかしこの「改造記」は、敢えてこの王道を歩みません。工作機械も技術も持ち合わせていない初心者がこの王道に踏み込んだところで、皆さんにお伝えできるような内容になるとは思えません。また、そのような正統派の内容は、すでに渡邊裕之さんの「模型蒸気の部屋」や玉井宏政さんの「ライブスチームに挑戦!」によって、緻密で詳細な仕方で公開されているからです。
 
 「すべてを自作しない」、これならどうでしょう。これが、この「改造記」の当面の方針です。すでに手元にあるもの。既製品を購入できるもの。もし必要なものがなければ、最後は専門業者にオリジナル品を特注。もちろん、人からいただく、というのも含まれます。(笑)
 
 旋盤とフライス盤の区別もつかず、CADソフトも持たない文学部出身者には、さしあたりこんなところから出発するのが身分相応というところでしょう。むしろそうすることによって、King of Hobbyと呼ばれながらも、未だ市民権を得ているとは言いがたい日本のライブスチームの裾野をわずかでも広げることができるかもしれません。
 
 いつかはライブスチームの王道へ、そう念じながら第一歩を踏み出します……。(2003/02/20)
 
 
画像をクリックすると、詳しい記録をご覧いただけます。
 
 
 
 特注ナンバープレートの製作 2002/12/13
 
クリックして詳しい記録をご覧ください。 改造の第一歩は、何といってもまずナンバープレート。C11328がC11328であるのはナンバープレートがC11328だからです。細部がどうであれ、まずナンバープレートを交換しなくては特定番機への改造は始まりません。
 
 真鍮板のエッチング。専門業者にお願いするしかないですね。ポイントは版下。しかしこれも門外漢。業者に資料を渡して、「こんな感じに」。1ヶ月後、送られてきた完成品がこれ。ほほお〜、世界でただ1つの特注ナンバープレートだあ。
 
 
 
 特注ナンバープレートの取付 2003/02/16
 
クリックして詳しい記録をご覧ください。 特注ナンバープレートの取付。ポイントは2つ。特注ナンバープレートにはまだ取付穴がない。せっかくOS製と同一サイズにしたのだから、同じ位置に穴をあけなくては意味がない。さあ、どうするか。もう1つは、取付方法。OS製はM1.4mm精密ビスを使用しているが、頭のプラス溝が気になっていた。わざわざ特注したわけだし一工夫ほしい。M1.7mm六角ボルトを使用。
 
 メリハリの効いたエッチングに真鍮色の六角ボルトが好印象。うれしくなって、ついでに右側水タンクにも取り付けてしまおう、と調子に乗ったのがいけなかった。右側は出窓の外側。よく見えない上に、アクロバットのような姿勢を要求される。硬いなあと思いつつ、手探りでタップを立てている最中、ペキーンと金属音。タップの先が折れ込んでしまった。ヒエ〜。この期に及んでなお試練……。あ〜あ。
 
 
 
 架線注意プレートの取付 2003/04/11
 
クリックして詳しい記録をご覧ください。 「改造記」というタイトルはちょっと大袈裟かもしれない。要するに、C11328番機をイメージしつつ、完成した機関車にさらに手を加えて楽しもうというわけ。
 
 特注ナンバープレートに続く実質上の第1弾は、架線注意プレート。幸い既製品もあり、お手軽。黒いボディに赤色と黄色が映えてよく目立つ。なんかいい感じ。くふふっ。

 
 
 ATS補助発電機の取付 2003/04/26
 
クリックして詳しい記録をご覧ください。 架線注意プレートに続く第2弾は、ATS補助発電機の取付。上回りの最も目立つ箇所にもかかわらず、OS製キットにはありませんでした。これも幸い既製品が手に入る。クラウンモデル製。9,800円は高いなあという印象。
 
 缶被にドリルで穴をあけてタップを立て、付属の1.7mm六角ボルトで固定。取付位置は、C11328の写真を見ながら子細に検討を重ねましたが、結局、本物通りではなく、見た目のバランスとイメージ優先で決定。筆塗りした塗装はやや失敗。ロストワックスの細部が埋まってしまいました。スプレー塗装にすればよかった。なお、配管はこれから。

 
 
 踏段の取付 2003/06/13-06/21
 
クリックして詳しい記録をご覧ください。 C11328の写真を見るたびに気になっていたのが、砂箱に上がる踏段。OS製C11には、サイド水タンク前面に踏段がなく、ボイラー部分のみ。それもただの平板。実物同様に4段とも網目板の踏段にするとカッコイイだろうなあ。
 
 煙室横の踏段がそのままお手軽に利用できます。OSに初めて部品を注文。えっ、1個650円もするの。しかし、月々のお小遣いの範囲であれば、既製品を最大限に活用しましょう。お金で解決できることはお金で。(笑) ついでに、ボイラー上の歩み板に手すりを取り付けました。

 
 
 煙室扉ハンドルの改造 2003/08/03-08/08
 
クリックして詳しい記録をご覧ください。 「月に一度はスチームオイルを循環させてください。物置に入れっぱなしが一番いけません。」小川精機の井上さんから、日頃のメンテナンスについて助言をいただいていた。機関車をケージから出して、作業台の上を行ったり来たり。この機会にお手軽な改造も。
 
 既製の煙室扉ハンドルはリングの内側が十字になっている。ところが、C11328のその部分は長穴4つの平板。C11329も同様。しかもピカピカ。真鍮の薄板から切り出して貼り付けてみました。正面の目立つところでもあり、どうでしょう、ちょっとはそれらしくなってきたと思いません?

 
 
 補助発電機の配管取付(その1) 2003/09/12
 
クリックして詳しい記録をご覧ください。 ATS補助発電機の取付後、配管をしないままになっていた。安全弁に近く、運転手中は蒸気や水で汚れやすいところ。こんなところに細かい配管を這わせると、運転後の掃除が大変。何もないのが一番。しかし、できるだけ実車に忠実に再現しようすれば、やっぱり配管がほしいよね。運転後の掃除は、時間と手間を惜しまずやりましょう。簡単に脱着できるようにすればいいのかな。
 
 とは思ったものの、さらなる難題に直面。具体的にどう配管すればいいのでしょう。補助発電機周辺には各種の配管等が錯綜していて、実車の写真を見ても配管の位置関係が正確には分からない。困ったなあ。打開策を模索しつつ、まずは蒸気管から。

 
 
 補助発電機の配管取付(その2) 2003/09/17
 
クリックして詳しい記録をご覧ください。 ATS補助発電機の配管取付の第2弾。出力電源ケーブルの配管。C11331の実地検分によってイメージの確証が得られ、配管の取付に自信を持つことができた。しかし、このケーブルの配管では問題が発生。
 
 C11328の実車の補助発電機は火室の最前部に位置しているが、先般の取付の際に、見た目のバランスを優先してやや後方に変更していた。この位置変更が影響し、実車通りの配管形状とはいかなくなったのだ。でも、まあいいや。まったく同じなんて最初から無理な話。気持ちを切り替えて、取付作業に専念。こんな感じでいいんじゃないの。

 
 
 補助発電機の配管取付(その3) 2003/09/26-09/30
 
クリックして詳しい記録をご覧ください。 ATS補助発電機の配管取付の最後は排気管。運転室の屋根まで延びて目に付くところ。どうせならと3mm銅パイプを使用。エルボも中空なので実際に排気が可能です。でも、残念ながら補助発電機はダミー。
 
 これで一連の配管の取付はすべて完了。リアリティのあるいい感じになりました。もちろん補助発電機にも再塗装。今度は納得いく仕上がり。主発電機の排気管も屋根まで延長しましょうね。でも、これは今後の課題、いえ、お楽しみです。

 
 
 主発電機の排気管延長 2003/10/16-10/17
 
クリックして詳しい記録をご覧ください。 補助発電機の配管が完成すれば主発電機の配管もほしくなる。これは人情でしょうね。排気管だけなので、補助発電機のように手間もかからない。補助発電機の配管が完成して気分がいいうちに引き続き作業しました。
 
 主発電機は、ダミーではなく、実際に蒸気で稼動するので、排気管も実際に使えるものにしたい。エアでテストした限りでは、排気抵抗が増して発電機の回転が上がらないということはなさそう。前照灯は従来通り明るい。でも、蒸気を通すと、運転室の屋根が水浸しになるだろうなあ。

 
 
 前照灯をシールドビームに交換 2004/02/26
 
クリックして詳しい記録をご覧ください。 C11328への改造を決心して以来、最も気がかりだったのが前照灯。現役時代の蒸気機関車でも、シールドビームは、補助灯ならまだしも、メインの前照灯としては貧相で人気がなかった。そんなものをあえて模型に取り付けようという変わり者はいない。需要のないところに供給はない。自作でもしない限り実車通りに交換するのは無理、と半ば諦めていた。
 
 しかし、思いは通じます。なんとかなりませんかとお願いしていたところ、クラウンモデルで商品化。早速入手して交換。ついでに標識掛も。実車の写真と同じアングルから眺めて、ウフフ。もちろん点灯します。

 
 
 埋込式標識灯の取付 2004/03/22-04/05
 
クリックして詳しい記録をご覧ください。 ヘッドライトをシールドビームに交換すれば、当然テールライトにも手を着けたくなる。奇遇にも市販の写真集でC11328の後姿を見つけたことは、すでにこのページの冒頭で触れた。しかし、それは広島機関区から転出後の姿だった。運命的な縁は、さらにつながっているらしい。最近になって可部線現役時代の後姿が手に入ったのだ。
 
 標識灯はクラウンモデル製。標識灯だけでは寂しいので、電線管も配管。そのほか、リヤ前照灯の被いや手すり、端梁のディテールも気になりますが、これらには今回手を着けず、今後のお楽しみに。

 
 
 15インチゲージのC11328 2004/07/10
 
クリックして詳しい記録をご覧ください。 「15インチのC11のことをご存知ですか?」この改造記をご覧いただいている方から、ある日こんなメールをいただきました。「某掲示板でこのC11の写真が掲載され、それを見ていましたら、なんとナンバーが328じゃないですか!」ええっ、C11328号機! 静態保存機でもなく、ましてや名の知れた復元機でもないのに、どうして328号機なの? しかも場所は静岡県の伊豆修善寺。可部線やその後に移籍した七尾線とは無縁の土地。どうして? ナゾを解明するために、現地、虹の郷を訪問することにしました。

 
 
 カンテラ式標識灯の取付 2004/08/24-09/07
 
クリックして詳しい記録をご覧ください。 テールライトの次はフロントのカンテラ式標識灯。これもクラウンモデル製が入手できる。はて?手元のC11328の画像をよ〜く観察すると、どうも左右のカンテラの形状が異なっているようだ。こういうところこそ、こだわり甲斐のあるところ。緻密に丁寧に再現しましょう。
 
 当然、電線管もほしいわけですが、これは前照灯の電線管と一体なので、後日改めて取り付けましょう。もちろん、標識灯も点灯させましょうね。

 
 
 電線管の取付(その1) 2004/09/06-09/15
 
クリックして詳しい記録をご覧ください。 カンテラ式標識灯を眺めていると、どうしても電線管がほしくなった。間をあけずに引き続き工作。しかし、この標識灯の電線管は前照灯の電線管とつながり、そして運転室の電源へ至る長〜い電線管にもつながっている。一度に全部は辛いので、まずは前面部分から。
 
 完成後、「どうだ本物そっくりだろ」と家族に賛同を求めても、カンテラの赤色には関心を示すものの、電線管にはトンと興味がないご様子。素人さんにはご理解いただけないということかな、このマニアックなディテール。

 
 
 電線管の取付(その2) 2004/09/19-09/20
 
クリックして詳しい記録をご覧ください。 電線管の取付第2弾。煙室からボイラーに沿って運転室へ至る長い電線管。長いだけで特別苦労する箇所もない。というか、苦労しなくて済むように簡略化。真鍮色のときはまだしも、艶消しの黒に塗装すると、目立たず、存在感はありません。地味だなあ。いや、渋いなあ。

 
 
 埋込式標識灯の点灯 2004/09/23-09/27
 
クリックして詳しい記録をご覧ください。 標識灯の点灯は取付時から念頭にあった。まずはリヤの埋込式標識灯。光源には最近はやりの発光ダイオード(LED)。照度こそ従来の豆球より低いが、消費電流が非常に少なく、色鮮やかで視認性、耐震性、耐衝撃性に優れている、と説明文にある。ホビー用として市販され入手も容易。
 
 点灯して家族に見せると、このところ縁のなかった賞賛の声。「すご〜い」。素人さんはこれだもの。動いたり、明かりが点いたりするものに限りますね。それにしても、発光ダイオードの赤色はいい感じだぜ。くふっ。

 
 
 カンテラ式標識灯の点灯 2004/10/01-10/16
 
クリックして詳しい記録をご覧ください。 続いてフロントのカンテラ式標識灯の点灯。発光ダイオード(LED)を内部に仕込みます。点灯させるだけでなく別の目的も。盗難防止。標識灯受に差し込んでいるだけですから、カンテラは簡単に取り外せます。公開の運転会で勝手に持って行かれても困りますものね。コードでつないでおこうというわけです。
 
 問題は電源とその配線。見た目重視のポリシーからすると安易なことはできません。本気で取り組んだ結果、満足いく仕上がりに。カンテラの横から出たコードが屈曲しながら電線管の受口につながるあたりが、心をくすぐりますよね。ウフフ。

 
 
 標識灯のスイッチ改良 2005/03/02-03/03
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 標識灯の球切れ、ではありません。場内入換の点灯ができるようにスイッチを改良しました。電子部品を用いた高度な配線図もちょっとだけ検討しましたが、結局、一方のリード線にON-OFFスイッチを追加しただけの、きわめてシンプルな仕組み。従来通り、左右同時点灯も可能です。
 
 昔から、駅構内を移動する回送機関車の標識灯が気になっていました。前照灯には関係なく、前後とも左側だけが点灯。最近になって、場内入換の合図ということが判明しました。見た目のこだわりとしてライブスチームでも。どおだあ。

 
 
 ポケット付自動連結器の組立 2006/08/05
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 C11328の記録写真を手がかりに忠実にディテールを再現してきたにもかかわらず、2004年10月の運転会で気になる指摘を受けました。「リヤの連結器がないのは、画龍点睛を欠きませんか」。運転会の際には、安全性と機能性の点から板カプラーに交換して乗用台車と連結しています。ご指摘の通り、確かに外見上は台無しです。
 
 元々気になっていたので、思い切って乗用台車にも自動連結器を装着することにしました。OSから取り寄せてみると、これがまた完成品ではなくて組み立てキット。取付に先立って連結器の組立。久しぶりの作業だなあ。

 
 
 乗用台車に自動連結器の取付(その1) 2006/08/06-08/16
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 乗用台車に自動連結器を取り付けるのはそんなに簡単ではありません。とりわけフロントは、カプラーポケットがボギー台車の軸受に突き当たるのでそのままでは無理。加工が必要。ステップの金具はどうしましょうか。う〜む、久しぶりの思案。
 
 取付後の見た目を考えると、素直に床板を延長するのが無難かな。床板の下側のステップは床板の上側に。見た目のついでに、カプラーポケットの左右に端梁もつけましょう。今回は加工だけ。塗装と取付は次回。

 
 
 乗用台車に自動連結器の取付(その2) 2006/08/20-08/22
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 連結器取付の仕上げは、追加した延長板の塗装。白木のままではカッコ悪い。合わせて端梁の塗装も。
 
 今回の塗装には別の意図もありました。つまり、ワフの塗装のための試行的練習。目下、ワフ製作は走り装置の組立後、塗装を残して中断。塗装は難しい。上手に仕上げようとすると一筋縄ではいきません。気後れしそうな状況を乗り越えるためにも、ここで突破口を。

 
 
 乗用台車に安全装置の取付 2006/09/03-09/07
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 乗用台車に自動連結器を取り付けたいと小川精機に相談した際に、「上下にずれると離脱するので、安全上、鎖等で連結しておいてください」との指示。確かにそうですね。とりわけ仮設のレイアウトは上下動が著しいですからね。
 
 先輩諸兄に尋ねても同様の助言。実際、走行中に連結器が外れて機関車が暴走し、必死の形相で追いかけて事なきを得た前例もあるそうです。できるだけ見た目を損なわない方法で安全装置の鎖を取り付けることにしました。

 
 
 乗用台車安全装置の改良 2007/10/24
 
ご紹介するほどのことはありません。 運転会を重ねるにつれて、安全鎖の脱着作業の煩わしさを痛感するようになりました。機関車側は連結器部分のスペースが狭く、作業性が悪くて手間がかかります。乗用台車側を脱着することにしました。
 
 カプラーケースのもっとも外側の取付穴を使用し、床板を貫通させて上から蝶ナットでしめます。これで、短時間で要領よく連結できます。機関車側の鎖も、運転会の前日準備のときに取り付ければ、日頃はスッキリ。

 
 
 逆転機の改造 2013/09/29-10/02
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。  もう改造するところなんてないよね、と思っていたところ、運転会で、軽快なドラフト音のC11を拝見。なんでも逆転機をネジ式に改造してカットオフの微調整をしているとのこと。そういえば、当方の「組立記」でも、いずれネジ式に、と書いていました。(→こちら
 
 カットオフの仕組みを十分に理解しているわけではありませんが、要するに、ネジ棒を回転させて滑子を前後させる構造にすればいいわけですよね。右回転で前進位置にするには逆ネジが必要。簡単に手に入るのでしょうか。6年ぶりの「改造記」更新。続きを読む