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細かい作業の上、明るさも十分でないので、照明付きの拡大鏡を持ち込みました。それでも遠視(老眼って言うな!(笑))には辛い作業。
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最小限の分解に留めたいと考えた結果、スチームオイルタンクとモーションアームの腕を取り外しました。あれ、釣リンク腕が外れていますね。どうやって外したのでしょう。
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歩み板そのものを取り外すのではなく、取付L金具を外しました。ネジ2本で水タンク被いに固定されています。(画像矢印)しかし、これはこれで結構厄介。特に奥のネジは、釣リンク腕のはまっている逆転軸に重なる位置にあり、ドライバーが真っ直ぐ入りません。そこを何とかごまかしつつネジを外して歩み板を上に持ち上げます。歩み板の前方は固定されたままですから無理な力が加わりますが、そこはまたごまかしつつ……。ごまかしばかりの人生ですね!(笑)
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釣リンク腕を取り外してネジ先があたっているところをよく見ると、たしかにすべりキズがあるのがわかります。北田さんのおっしゃる通り。
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ヤスリで削ってすべりキズをなくしました。これで、セットスクリューが緩むこともないでしょう。ところで、気になるのは反対側の釣インク腕。同様のすべりキズはないのでしょうか。念のため、確認することにしましたが……。
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逆側の作業はどうしたらいいのでしょう。スペースの限られた玄関作用場。手前に引き寄せただけでは何かと不十分。思い切って機関車を方向転換。脚立の付いたレールをそのまま持ち上げて……。
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思い切って旋回。機関車が不安定になるので、日頃使わないハンドブレーキで固定。
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脚立を付けたままぐるり。
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方向転換できました。
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ここで一旦リフトを下げて台車の向きを入れ替え。
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養生ベニアの所定の位置に再設置。これで逆側の作業ができます。
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こちら側も歩み板を分解せず、取付L金具を外して釣リンク腕を抜きます。この歩み板にはドンキーポンプやその配管がからんでいて、とてもそれらを取り外そうという気にはなりません。このこともあって、安直な方法を思案したわけです。
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こちらのすべりキズはさほどでもありません。でも一応ヤスリで整形しておきましょう。
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こんな感じです。ネジ先のあとがポツンと残っていますが、ネジがよく効いている証でしょうね。
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ところで、思わぬ不具合を発見。ダミーの点検箱が外れかけていました。取り外してもう一度バスコークでしっかり接着。こういうこともあるので、日頃の点検が必須ですね。
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各種パーツを取り付けて修理完了。運転会で火入れして試運転するまで運搬ケージでいつもの場所に。
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養生ベニヤをどうするか悩ましいところですが、奥さまの了解が得られたので、当面そのまま。もちろん当家の玄関としてはよろしくありませんけどね。(笑)