〔煙室周辺の組立〕
 
 
 組立に先立って、先送りになっていたバルブギヤの最終調整。歩み板を取り付けると、ピストン弁の調整ができなくなってしまう。コンマ以下の長さや角度の調整が高精度で要求されるのかと思っていたが、そうではなかった。
 
 
 (1)逆転機が中立時に心向棒が前後に動かないよう釣リンクの位置決めをする。(2)前死点と後死点で、逆転機の動きによって心向棒の先端が動かないよう返りクランクの位置決めをする。(3)ピストン弁が蒸気室のセンターから等距離で前後するよう専用ゲージを使ってピストン弁の位置決めをする。この3点。こんなもんでいいのかなあ。やや不安。
 
 

 バルブギヤの調整後、煙室周辺の組立に取り掛かる。前部歩み板周辺の主な部品。上段中央、シリンダー受。その左右、前歩み板とシリンダー受横板。中段中央、担バネ前被。その左右、担バネ横被。下段、前端梁歩み板。その左右、前手摺棒。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 ネジ止めばかりなので、作業はどんどん進む……。あれえ〜、左右の歩み板がピッタリつかないよ。よく見ると、担バネ横被の下端の一部が邪魔をしている。パーツの形状が「組立説明書」の図とも違う。一晩悩んだ挙句、一部を切り取ることに。(画像丸部分が加工後)その結果、歩み板はピッタリ。完全加工済みのはずなんだけどなあ。
 
 
 
 
 
 
 
 


 台枠の前端梁に取り付けるとこんな感じに。手摺棒がマニア心をくすぐる。しかし、この種の部品は引っ掛けやすいので、写真だけ撮って、作業中は外しておきましょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 ところで、またしても不可解な部品。シリンダー受と前端梁歩み板が2枚ずつ入っている。「部品表」の記載は、それぞれ数量1。欠品ではないので作業に影響はないが、どういうことなのでしょう。梱包時の単純なミスか。それとも……。まさかC11をもう1両お買い求めくださいというメッセージでは……。ついでのときに返品しましょう。
 
 
 
 
 
 
 
 


 左右の歩み板。それぞれ分厚い下板に網目の歩み板が重なる。上段が右側で、ドンキーポンプの取付穴があく。下段の左側には、オイルポンプの取付穴。ここでもちょっとした問題が発生。バルブギヤの調整の際に、逆転棒のフォークエンドがサイド水タンクに干渉するので、逆転軸を若干右寄りにずらしていた。これが裏目に出た。逆転軸の腕がボイラー寄りになって隙間が小さくなり、分厚い下板が入らなくなってしまったのだ。やむを得ず、釣りリンクのネジを緩めて逆転軸の腕を元に戻す。その結果、苦労したバルブ調整をもう一度やり直すはめに。トホホ。
 
 
 
 
 


 左側の歩み板にオイルポンプを取り付ける。走行中シリンダーにスチームオイルを自動給油する。加減リンクの軸で駆動。手動用の円盤の真鍮色が気になるなあ。ポンプ棒のフォークエンドと合わせて、目立たないように塗装しようかな。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


デフレクターと取付用部品。ネジで取り付けるだけ。ルンルンだよ〜。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 煙突および煙室戸の関連部品。上段左から、煙突取付座、ペチコート、煙突。中段、煙室戸、煙室前板。下段左から、煙室戸カンヌキ、煙室戸取輪、煙室戸取手、締付ネジ、手摺棒および手摺支。こちらもネジ締めだけ。連結器等、まだ前端梁の細かい部品はあるものの、これらを取り付けて機関車の顔は一応完成。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
全貌を現したC11の勇姿