〔水面計のガラス管の交換〕
 
 
 
 水面計の組立時に感心した記憶があります。金属部品の中に素材の異なるガラス管。異質なものを漏れがないように密着して取り付けるにはどうするのでしょう。ポイントは2つ。芯出しとOリング。ガラス管を支持する上下の部品がガラス管とともに一直線になっていないといけません。これが芯出し。OSのキットには芯出し用の丸棒がついていました。。ガラス管の代わりに差し込んで、上下の支持部品の向きを調整するわけです。
 
 ガラス管を金属部品に密着して固定するのがOリング。見た目はただの太めの輪ゴムですが、実はこの技術は歴史的に画期的だったとも。ゴムの弾力による衝撃の吸収と機密性の確保。素人ながら、技術の知恵に感動します。OS製のC11には他のいくつかの要所にも使用されています。組立説明書を取り出して、もう一度水面計の構造を確認してから交換作業に取り掛かる。
 
 

 最初に運転室の屋根の取り外し。ディテール加工が一段落して以来、最近は取り外したことがありません。屋根本体の前にまず発電機の排気管。主発電機と補助発電機の排気管が屋根に固定されています。こういうときのために、ネジ1つで取り外しできるようにしています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 久しぶりに全貌を現した運転室。組立時に比べるとかなり汚れが目立ちます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 コンプレッサでエアを送って水面計の様子を点検。運転会後の片付けでエアが漏れているのを確認していました。高温の運転中にはそんなことはないですが、冷えると漏れるのかな。石鹸水をつけると一目瞭然。泡がブクブク。やっぱりね。Oリング押えのボルトを増し締めすれば当面しのげますが、この際ですから、抜本的な対処を。
 
 
 
 
 
 
 
 


 分解した水面計。左のOリング押えの中に、右のOリングがはめ込まれています。詳しく観察すると、Oリングは円形の筋が入り、変形して段付きになっています。やはり消耗品なのでしょうね。ためらわずに交換。ガラス管にも汚れが付着。ひび割れはありませんが、こちらもこの際交換。
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 OSに交換パーツを依頼したところ、こんなものが届きました。ガラス管とOリングが初めから袋詰めのセットです。やはりメンテナンスの必需品なのでしょうね。ちなみに600円也。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 新しいガラス管の取付。一応芯出しをチェックしてOリング押えを軽く取り付けたところにガラス管を挿入。スチームオイルを塗るとスムーズに入るらしいのですが、そうする間もなく入ってしまいました。ガラス管の上下位置と正面の向き調整しつつ押えのボルトを締めて固定。このボルトは手で締めるだけで十分。工具で力任せにするとガラス管が壊れます。
 
 
 
 
 
 
 
 


 新しい銅パッキンにバスコークを塗って上栓を取り付ければ交換作業は完了。念のためエアチェック。もちろん漏れはなし。汚れの目立つ中で水面計だけが新品の輝き。ボイラーに水を入れるのはまた後日にしましょう。水を入れると火も入れたくなって、結局運転することになってしまいますからね。(笑)