豊後森機関庫運転会

2016/06/12 大分・玖珠市
 
 
 
 
 運転会の案内をいただきました。大分県豊後森のレイアウト。現存する扇型機関庫と転車台、それに近年、キューロクが移設されて静態保存されたことでも有名。その機関庫公園にライブスチームのレイアウトが設置されています。早速担当の方に電話で直接問合せ。毎週運客のボランティアをしているが、今回、キューロク静態保存一周年ということで、熊本と関門の同好者にも声をかけました、とのこと。残念ながら、メインレイアウトは5インチのみ。しかも当日は運客もアリ。機関車持参はあきらめて現地見学だけでも、とお出かけ決定。
 
 朝から雨。おそらく運転会は中止でしょうね。でも、運転会はなくても一見の価値はあるはずです。同好者からの伝聞では、コンクリート道床の高規格、大規模レイアウトらしい。ついでですから、近隣の温泉にも入りましょう。全線開通した東九州道も未走行です。奥さまにも声をかけて同行をお願い。最後まで未開通だった東九州道のみかん農家さんの法面上部には、やぐらと赤い吹き流し。「公共事業とは」という看板も見えます。先祖伝来の農地を自分の代で売り払うなんて、農家としてはあり得ませんよね。そんなことを思いながら、あっという間に日出ジャンクション。
 
 いつもはここから別府方面。でも、きょうは逆の湯布院方面へ。雨脚が強くなってきました。このまま豊後森の現地に着いても雨の中。先に温泉に入って、午後の天候回復を期待する方がいいかな。カーナビの目的地を筌ノ口温泉に変更。奥さまお気に入りの「古里の湯」。素人さんにもわかりやすい典型的な炭酸泉です。運良く浴室に先客はなく、炭酸泉を堪能。奥さまも満足そうで、ごきげんポイントをゲット! 昼食を済ませて豊後森の現地に着く頃には雨も上がっていました。さて、豊後森機関庫公園のレイアウト。今回は、短時間で概要の見学だけ。奥さまをお待たせすると、せっかくゲットしたポイントが失効しますからね。(笑)
 
 まず、代表の方にご挨拶。雨にもかかわらず、実は午前から運転会実施とのこと。ご苦労さまです。それにしても、立派なレイアウトですねえ。全長800メートルの周回路もさることながら、トラバーサ仕様の整備スペースは屋根付き。さらにその先には転車台と扇型の留置線。いったい何両のライブスチームの走行を想定しているのでしょうか。「すばらしい」を通り越して、このままではもったいない、という感じ。扇型の留置線には、是非、取り外し可能な機関庫のストラクチャーが欲しいです。
 
 静態保存のキューロクも一見の価値あり! 現役時代のリアルな姿を美しく再現している整備手腕はタダモノではない、とすぐ分かります。直方汽車倶楽部の方たちのようです。さすがです! このまま雨ざらしではもったいない、という感じも。転車台が稼動して機関庫に収納できれば申し分ないところですが、なかなかそうもいかないのでしょう。今度は、天気のよい時、盛大な運転会に参加したいものです。短時間の見学、奥さまのごきげんポイントの失効にはなんとか間に合いました。(笑)