〔曲線線路の敷設(その2)〕


 重要なのは1つめの道床ブロック。雨水マスを回避するので隣のブロックから距離がある。高さを揃えるために角材を渡して水平を確認。
 
 問題は位置決め。曲線線路に現物合わせするわけだが、雨水マスの縁石レンガとの位置関係、前のブロックとの間隔など、考えないといけないことがある。これで橋梁の主桁の長さが決まってしまうからだ。玄関前と同じ600mmの主桁を想定していたが、もう少し長くなりそう。う〜む、それより長いカラーアングルから切り出すか……。
 
 1つめの道床ブロックが設置できれば、あとは作業の繰り返し。曲線線路の敷設はすでに経験済み。隙間用のジグもある!
 
 曲線線路の道床が完成。
 
 線路を置くとこんな感じ。この先は直線で終点に到達する。
 
 気になっていたのは最後のブロックと花壇の隙間。できるだけ小さい方がいい。とりあえず仮置きしてみると、ブロック5つでまあいい感じ。既設の道床ブロックとの段差は3cmくらい。「地面の水勾配を3センチにしておきました」と業者さんが言った通り。
 
 ブロックを直線に並べるのは、いまでは手慣れた感じ。と思っていたら、最後の1つで問題発生。花壇の壁の基礎コンクリートが邪魔になる【画像白丸】。久々にタガネとゲンノウが登場。
 
 試練を乗り越え、最後の道床ブロックを設置。庭園鉄道本線の道床工事はこれで完了。
 
 直線線路は既製品をカットして使用する。枕木のピッチとカット位置が悩ましいが、まあだいたい枕木の中間になってよかった。しかし問題はこの切断作業。バローベの糸鋸刃を何本も折ってしまった。(涙)錆びた鉄は固いのか?せめて切断面が自重で開くように、長い方を縁台の外に出し、短い方を重石で固定。重石は石臼。家にあるものはなんでも使います。(笑)
 
 直線線路を敷設。サビが著しいが気にしない。目に付きにくい終点部分でもあり、今後、他の線路と合わせて塗装するつもり。
 
 終点の道床ブロックと花壇の隙間。雨水の排水もできるでしょう。いずれ終点の車止標識を取り付けます。
 
 さて、仕上げ作業。掘り下げたブロックの左右を埋め戻し、転圧棒で突き固めます。
 
 線路を敷設。ほほお〜、いい感じ。うふふ。
 
【おまけ】カットした直線線路の残り半分はこちらへ。整備スペースの先端に敷設。接続プレートから右50cm足らず。計算したわけでもないのにピッタリ収まって、こちらもまたいい感じ。



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