〔主桁の設置〕

橋梁の場所

 ポイントの先に橋梁が続く。橋長=1650mm、主桁3連(600mm+600mm+450mm)、3径間。ただし、地面側の橋台部分には幅αの縁石があってちょっと厄介【画像上】。高さも道床のレベルより微妙に低い【画像下左】。思案の結果、縁石をまたぐように主桁の上面を延長することにした【画像下右】。それで450mmの主桁はこの形状。

  

 橋台、橋脚に御影石のブロックを使用する。主桁の両端をそれぞれ1つのブロックに載せる。主桁が3連、つまり6個のブロックが必要。家を探し回ったが、転圧棒も含めて5つしか見つからない。お店でも探したがない。もう販売していないのか。とりあえず1つは仮置きとして気長に探すことにした。まずは橋台、橋脚の施工から。

 ポイント側の橋台A。積み重ねた石板に接して設置。例によって下の敷石に水勾配があるので、水平確保に苦労する。
 
 スペーサーを入れて調整するが、ポイント道床の石板のように広い面ではないので、ナットやワッシャーは使わず、フラットバーや丸棒を使用して接地部が広くなるようにした。ここはM8ネジの切れ端を使用。この御影石の下面にはカットむらがあってフラットではない。
 
 橋脚Bのスペーサー。右5mm丸棒、左6mm丸棒。場所によって水勾配に微妙な差がある。
 
 水平を確保するのは至難の技。
 
 ブロックが2個セットの橋脚は接着して一体化する。4本足にするとよりいっそう安定する。ちなみに橋台Aは接した石板に接着した。
 
 個々の上面の水平だけでなく、隣り合う高さも揃える。調整はますます面倒になる。これらを確認した上で最後にスペーサーなどを接着することは言うまでもない。
 
 右、橋脚B。左、橋脚C。
 
 橋台D。コンクリートブロックを仮置きした。御影石の橋脚より高さが高い。ここは敷石がほぼ水平なので、スペーサーはいらない。
 
 水糸を張ってセンターの位置合わせ。
 
橋台、橋脚完成


 さて、いよいよ主桁の設置。ポイントの道床の高さに揃えつつ、前後が水平になるように支承のボルトで高さを微調整。
 
 もちろん左右の水平も確認する。
 
 支承のボルトをキャップネジに交換した。丸い頭を利用して主桁のズレを防ぐ工夫をしたい。もちろん強度のことも考えた。ネジの強度についてはまた後日。
 
 M10ナットをちょっと大きめに中ぐりしてキャップネジの頭を入れる。ナットを橋台、橋脚に接着して動かないようにすれば、多少のガタつきを許容しつつ、主桁の大きなズレを防ぐことができるはず。最終的にそうしたいが、未施工のまま残している。
 
 3連の主桁設置が完了。
 
 主桁に線路を載せるわけだが、そのままでは安定しない。線路を主桁に固定するためのプレートを取り付ける。支承で使ったL金具を使用。プレート中央の穴が枕木の穴と重なる。
 
 1つの主桁にプレート2箇所。
 
 試しに線路を取り付けてみた。低頭ネジを使用。線路の方が長さも強度もあるので、実際には3連の主桁が線路によって固定され安定するということだ。
 


線路の仮敷設


レールのサビが気になる!?