何度もキャンプを続けていると、キャンプ道具も厳選されてきます。要するに、必要最少限のものしか携行しないということです。キャンプといえども、日常生活ですから、当然、「衣食住」を欠かすことはできませんが、でも、それらの大部分はキャンピングトレーラーでカバーされますので、牽引車には、「住」のうちのごく限られたものだけを載せることになります。その主なものをご紹介しましょう。
なお、これらのキャンプ道具は、キャンプに出かけるとき以外は、一部を除いて、常時車に載せているわけではありません。車の荷室を物置の一部と見るか、はたまた燃費のために死重を減らすか、この判断は微妙です。
当初は1脚1,000円もしない格安の折りたたみイスを使用していましたが、背中やももなど、身体に当たる箇所にフレームがあって、座り心地はイマイチでした。身体に当たるところにフレームのない仕様のものを探して見つけたのがこれ。スノーピーク(Snow Peak)製。折りたたむとコンパクトな上、アルミなので軽い。左は、背もたれと座面部分にパッドの入った上級モデル。もちろん、こちらが親専用。(^_^)
テーブルの天板は、車載時には、荷物台としてトノカバーの役目も果たします。当初、木目や大理石風のフィルムを張っていましたが、耐久性がなく、数年で色褪せして裂けてしまいます。メンテナンスに手間が掛かりすぎるので、その後、塗装に変更。車載時のことを考えて、ランクルの室内色と同系色に。周囲にゴムのテープを接着して補強していますが、とくに荷物の出し入れでキズつきやすいリヤドア側はアルミのアングルを取り付け。キャンプ時は、テーブルクロスを掛けますので、アングルも気になりません。
テーブルの脚には、キャンプのごく初期に使用していた2つ折りの木製テーブルの脚をそのまま流用。これは、脚を固定する金具部分。脚を螺旋状に差し込んで蝶ネジで固定します。ただ、あまり強度がないので、テーブルを移動させるときは慎重に。テーブルの裏には、子供たちが描いた初めてのキャンプの様子が今も残る……。
メインのテーブルの他に、調理をしたり、ものを置くためのサブ・テーブルがあると重宝します。イレクターを利用した旧タイプは、準備と片づけに手間がかかるので、いつのまにかお役御免。これは、その後継。天板がすのこ状になっていて、クルクル丸めることができるタイプ。小さく収納できてとても便利。
言わずと知れたコールマンのツーバーナー。我が家のキャンプ生活の最初からのお付き合い。ときおり機嫌を損ねて火柱を上げることもありますが、冬場のガソリン・バーナーの信頼性は絶大です。サビの具合にも、時代と風情を感じさせる味わい深いキャンプ道具の1つ。携行用の自作オリジナルバッグあり。
キャンプに必須というわけではありませんが、あると何かと重宝するのが、このキャンプ・ベッド。荷物置き場やイスの代用、寝袋干し、などなど。もちろん、夜中はこれに寝ころんで星空を眺めることもできます。
小間物一切は、このコンテナの中。テーブルクロス、食器カゴ、ランタンハンガー、ツーバーナー用のサイドテーブルとパン焼き、着火マン、細ロープ、蚊取り線香、ガムテープ、動植物図鑑、などなど。何かのとき工夫次第でいろいろ使えるブルーシート、まったく使わなくなったモンベルのスクエア・タープも予備としてこの中に。
荷室から取り出したイレクターのフレーム。横幅は、左右のタイヤハウスのウチウチいっぱい、奥行は、手前にクーラーボックスが置けるギリギリ、高さは、ツーバーナーとコンテナが収納できて、なおかつ天板がクーラーボックスとツライチ、これらの条件を満たすように現物合わせで制作。床部分は、荷物容積を確保するために、イレクターのパイプを使わず、3mm厚のアルミ・フラットバーで。このバーの上に荷物が載って全体が安定するわけです。ちなみに、左端の横棒は、タイヤハウスの高さとツライチで、ここに折りたたんだキャンプ・ベッドを収納。
これらのキャンプ道具も、片付けるとわずかこれだけになります。そして……
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