〔床板の加工〕
 
ベニヤ板とチャンネル
 
 
 OSの乗用台車にならって床板にはベニア板を採用。OSの乗用台車では座席の箱型構造で強度が確保される仕組みになっていますが、逆三角形のホキの車体(=座席)で床板の強度を確保するのは難しいでしょう。しかも、床板中央の左右を切り取りますのでなおさらです。上部の構造はあてにせず、床板だけで強度が出るように床下にチャンネルを取り付けることにしました。
 
 
    
 
 
 ベニア板は、1200mm×450mm×12.0mmのいわゆる市販のカットベニア。【画像左】 OS乗用台車のベニア板は厚さ15.0mmですが、わけがあってあえて12.0mmにしました。床下チャンネルは、40mm×30mm×2.0mm×900mmのスチール製チャンネル。【画像右】「電材チャンネル」という名称で店頭にありました。床板への荷重をこれで支えるようというわけです。
 
 2.0mm厚のスチール素材でもあり、また断面の形状を見ても強度はありそうです。購入後、早速、両端を支えて全体を浮かせた上で、中央に乗ってみました。びくともしません。これなら、床板に取り付けても十分に体重を支えられます。このベニア板とチャンネルからホキの床板を作ります。
 
 

 まずベニア板を長方形にカット。部材の大きさもさることながら、キリコならぬ、おがくずの発生のために、いつもの工作室では作業できません。我が家では、そういう場合の作業場は玄関先。愛用の手引きゼットソーとかんなを活用。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 この段階で、枕梁と床下チャンネルの位置決め。前後の枕梁に密着するようにチャンネルの長さを金切のこでカット。力仕事です。枕梁は付属の皿ネジ、チャンネルはなべタッピングで取り付けます。ここまですると、当然台車を取り付けてみたくなりますよね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 台車を取り付けるとこんな感じ。もちろん上に乗っても大丈夫。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 さて、ホキの中央部分にはバラストをまくためのスロープがあります。したがって、この箇所には床板がありません。ここを切り取るために新たな工具を導入。電動ジグソー(株式会社高儀、EJS-20)。従来、木材のカットはもっぱら手引きのこでしたが、先々のことも考えて廉価品を購入。世の中には便利なものがあるのですねえ。(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 


 所定の部分をジグソーでおおまかに切り取った後、最後は木工ヤスリで仕上げ。鬼目です。前側にはブレーキレバーを取り付けるので、その分床板が長くなっています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 再度、枕梁と床下チャンネルを取付。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 台車を取り付けると……
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 こんな具合です。中央部分の幅が狭いので、見た目、強度が心配ですが、でも床下チャンネルがあるので大丈夫。上からの荷重は問題ありませんが、しかし、ねじれのモーメントには弱そうですね。ま、問題が発生したらそのとき考えましょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 華奢な見た目にもかかわらず、十分な強度を確保した床板。