〔バッテリーモニター〕
 

 カタログのページにじっくり目を通した後、早速メールで注文。折り返し電話連絡をいただき、商談成立。宅急便のコレクト便で、2日後の受け取り時に代金19,500円と送料を支払う。インターネット商品の購入は、生まれて初めてでした。送られてきた中身がこれ。モニター本体、分流器ユニット、接続用のモジュラーコード。ホッチキス止めの取扱説明書は、手作りで好印象。
 
 
 
 
 
 
 


 まず、分流器ユニットの設置場所の検討。バッテリーの近辺で、しかも周囲に5cm程度余裕があった方がいいらしい。取り付け前の機器の配置はこんな感じなので、これはもうバッテリーの右横の床スペースしかないでしょうね。FFヒーターのダクトから離れたバッテリ寄りの位置に決定。
 
 
 
 
 
 
 
 


 分流器ユニットからは赤、青、黒の3本の線が出ているだけで、配線作業はとても簡単。マイナス端子に接続している既存の線を黒線に接続し直して、青線をマイナス端子へ、そして赤線をプラス端子へ。黒線の接続に一工夫。どこでも手に入る補強用のL金具に、6mmの穴をあけ、黒線の端子を固定するステーにしました。
 
 
 
 
 
 
 
 


 バッテリーをはずし、各種のコードの長さをみながらL金具ステーの位置を決めて取り付けたところ。ピンクのベルトは、バッテリー固定用です。当初はこれがなく、走行中の振動でバッテリーが踊ってしまったことがありました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 分流器ユニットを設置して、L金具ステーに各種の配線を取り付けたところ。この時点で、DC12V回路のメインヒューズを、指示通り20Aに交換。30Aが入っていました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 バッテリーを戻して、プラス端子、マイナス端子に配線の取り付け。これで分流器ユニットの設置は完了。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 次に、本体の取付場所の検討。(1)じゃまにならないところ。若干厚みがあるので、身体が触れて壊れても困ります。(2)目障りでないところ。あまり気になりすぎると、キャンプが楽しくないので、通常の視線からははずれたところがいいかな。(3)取り付けに際して、できるだけトレーラー本体に加工を加えなくてもいいところ。それで結局、エントランスドアの上、ということにしました。クローゼットのドアと干渉しないように右寄りに。木ネジを所定の位置にねじ込んでおいて、それを本体裏面の穴に引っ掛けるわけですが、穴位置を決める図面の紙が付いていて、とても助かりました。画像ではよく分かりませんね。
 
 
 


 本体を取り付けるとこんな感じ。モジュラーコードは、当初、クローゼットに穴を開けて通そうかと思いましたが、ソケットを通すには、かなり大きな穴が必要ですし、板の厚みもあるので躊躇してやめました。周囲をよく観察した結果、結局、床の水道パイプのカバーの隙間から取り出して立ち上げ、プラスチックのコードカバーで隠すことにしました。コードカバーと壁の色がほとんど同じなので、まったく気になりません。
 これでバッテリーモニターの取り付けは完了です。スイッチをONにすると、電流および電圧が表示され、とりあえずニンマリ。
 
 
 
 



 
【DC12V器機の消費電流】

 AVモニターを使って、トレーラー内のDC12V器機の電流を計測してみました。それぞれの器機を1つずつ別々にスイッチ・オンして、そのときのマイナス電流の数値を読みました。なお、DC12Vのメインスイッチを入れるだけでカーステレオが点灯するので、本当はその分(-0.43A)を差し引いて考える必要がありますが、実用上の観点からすればむしろそのままの方が実態に近いので、そのままの数値を記載しています。
 
 

メインスイッチOFF  -0.01(A)
メインスイッチON  -0.43
ペンダント照明(白熱灯40W)  -3.72
シンク照明(白熱灯2灯)  -2.16
ベッド照明(白熱灯20W)  -2.16
FFヒーターファン(MAX)  -1.34
FFヒーターファン(NIN)  -0.72
水道ポンプ  -0.92
ラジオ  -0.64
CDプレーヤー  -1.26
ハンド掃除機  -6.70
 
 
 どんなときでも最低限ほしいのは照明ですが、確かに白熱灯は電流を食いますね。やはり蛍光灯への交換が賢明なのでしょうか。でも、当方には、いまのところその計画はありません。白熱灯の暖かみは、キャンプ生活にとってそれなりに意味があるのじゃないかな、と考えるわけです。FFヒーターは、もっと電流を食っていると思っていました。それに比べて、CDプレーヤーは意外に電流を食います。無充電状態でハンド掃除機を使用するのは、ほとんど自殺行為に等しいことが分かります。
 
 寒い冬の夜更けに、明るい室内をFFヒーターでヌクヌクにして、冷たいお酒を飲みながらお気に入りのCDを聴く、これがトレーラーキャンプの至福のひとときなのですが、実はこの状態がバッテリーには一番の負担になっていたわけです。だからといって、この至福のひとときを諦める気にはなれませんよねえ。(笑)
 
その後の改良工夫  
 
【無充電キャンプ体験】

 トレーラー購入以来、これまでのキャンプは、ほとんど電源付きサイトばかりでしたので、AVモニターの取付を期に、電源なしのサイトでバッテリーだけでキャンプを体験してみました。電流消費に伴うバッテリーの電圧降下の状況を観察しよう、というわけです。冬間近の11月下旬に2泊3日。寒い夜中にFFヒーターが使えなくなる、という最悪の事態も予想して、被害を最小限にとどめるため、家族は不参加。つまり、お父さんが一人で挑戦することとなりました。(^^;;
 
  走行充電しつつキャンプ場に到着。走行中はあえて冷蔵庫のスイッチはOFF。聞くところによると、走行時の12V電源の冷蔵庫は、電流を食って、とても充電どころではないらしいです。設営直後、DC12V回路のメインスイッチをOFFにして、消費電流をゼロにしたときの電圧表示は13.30V。以後、電圧降下の状況はおおよそ次の通りでした。
 
 

設営後  13.30(V) 走行充電後 
1日目就寝時  12.37  
2日目起床時  12.27  
  午前10:00  12.37  
  午前11:00  12.34  
2日目就寝時  12.02 機器使用時 11.90(V)
3日目起床時  11.91 機器使用時 11.60
帰宅時  12.11 走行充電後
 
 
 1日目と2日目は、基本的に読書三昧。したがって、使用した機器は、主にダイネットテーブル上のペンダント照明とFFヒーター。1日目はCDも。食事、歯磨き、洗顔では水道。一応節電に心がけましたが、夜中に冷え込んだので、FFヒーターをMAXで稼働。就寝から起床までの間の電圧降下はこの暖房のため。
 
 2日目の昼間、電圧が微妙に上昇しているのは、バッテリーの機能が気温の変化に敏感だからでしょうか。当日は天気がよくて、夜中は冷え込んだものの、日中はむしろ暑いくらいでした。 いずれの電圧も、消費電流ゼロのときの数値。器機を使っている状態では、電圧は、実際にはもっと降下します。3日目の起床時には、最小限の器機使用でも11.60Vまで降下しました。11Vを切ると、もうあとがないらしい。AVモニターは、11.30Vで警告音が鳴ります。
 
 夏のキャンプはAC電源がなくても、そんなに気にすることはないでしょう。何とかなります。冬のキャンプの場合でも、少なくとも1泊だけなら、AC電源なしの無充電状態でも大丈夫そうです。2泊なら慎重に節電、3泊目はキビシイかな、という印象。しかしながら、AC電源がないと冬場に電気毛布が使えません。この点は問題です。何といっても、ヌクヌク電気毛布は極楽ですからね。
 
 使ってみると分かりますが、このAVモニターはかなりのスグレモノ。精密機器屋さんの余興かと思いきや、とんでもありません。機能にしても、精度にしても妥協のないホンモノです。こういうモノを作られる技術屋さんたちが、実は日本の産業を支えているのだなあ、という印象を強く持ちました。(2001/12/07)