〔Aフレーム交換の詳細〕
 
 
 カプラーの根元の亀裂はこんな具合。【画像左】 亀裂の先端の黒いシミは内部から滲み出た油。かなり以前からこんな状態が続いていますが、亀裂の進行は気になるほどではありません。あるときネットで検索して同様の症例の報告が複数あるのを発見。あれれ、長年牽引しているとこんなことになるのかな。いずれ対応が必要だなあ。そのときは、まだこういう感じだけでした。
 
 
     
 
 
 ところが、事態は急展開。その後、ハンドブレーキのオイルダンパーが液漏れしてヘタってしまいました。【画像右】 連結しないトレーラーが単独で動いても、このハンドブレーキのダンパーがレバーを押し上げて自動的にブレーキが掛かる仕組み。通常もこのダンパーのおかげで人力は少しだけ。らくらくハンドブレーキのすぐれもの。つまり、このダンパーがヘタると厄介なのです。
 
 オイルダンパーは上下をカシメで取り付けられていて、それだけを単体で交換するわけにはいきません。カプラー周辺も含めたアッセンブリーでの交換。資金調達のメドが立つまで多少時間がかかりましたが、最終的に交換を決断。しかし、部品をどこにお願いしたらいいのでしょうか。トレーラーを納車していただいた最寄りのウッドランドの代理店はこのところ反応がイマイチ。10年前とは景気が違いますからね。
 
 ちなみにアセンブリーの型番は、ALKO 90 S/3。カプラーの根元に刻印してあります。【画像2行目】 3行目は、牽引荷重1000kg、上下荷重75kg、ということでしょうか。ネットで見付けた某お店に相談すると、当該アッセンブリーの在庫あり。でも、きわめて遠方で、しかも通販はしないとのこと。「こんな重要部品を素人が交換しちゃダメです」とお叱りまで受けました。グスン。(涙)
 
 
 
 
 そこで、比較的近くてトレーラーの持込みが可能なお店を物色。その結果、デルタリンクにお願いすることにしました。デルタリンクは広島にもお店があります。ただし、アッセンブリーの在庫はないので輸入待ち。ええ、待ちますよ。そして、実質3ヶ月待って入荷の連絡。事前に作業の段取り等も打ち合わせ。広島の実家に1泊しますが、トレーラーの駐車スペースがないのでトレーラーだけそのまま一晩工場に置かせてもらうことになりました。
 
 

 下関の自宅を7:00過ぎに出発。国道2号線を延々走り続けて、お昼過ぎにやっとデルタリンク広島店の工場に到着。ちょうどお昼休み中で、この間に私もコンビニおむすびで昼食。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 屋内にはすでにアッセンブリーが用意してありました。カプラーとハンドブレーキが一体になっています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 お昼休みが終わって作業開始。取り外しに先立って諸々の準備。左右の床下チャンネルを平板で接続して固定。その下にいわゆる「うま」をかませて支持。なるほどね、こうしておけばフレームの先端を取り外しても大丈夫というわけ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 当然、トレーラーのリヤの安定ジャッキも取り出して固定。これでトレーラーは安定。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 さて、作業に着手。Aフレームは4本のボルトで床下チャンネルに取り付けられています。まず、これを外します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 しかし、ブレーキの引き棒がねじ込まれてつながっているので、これを外すのがちょっと面倒。ハンドブレーキのレバーを取り外してクルクル回転。この時点で、自分で交換しなくてよかったと痛感。某お店の方に叱っていただいて正解でしたね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 Aフレームを取り外したドローバーの先端。本当にボルト4本で締めてあるだけなんですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 取り外したAフレーム。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 続いて、新しいAフレームの取付。やはり、ブレーキの引き棒との結合がちょっと面倒そう。もちろん分解の前に、引き棒の取付位置をマーク済み。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 あとは4本のボルトを締めるだけ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 取付完了。この間、1時間足らず。銀色の輝きがまぶしい!


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 翌朝、トレーラーを引き取りに伺って帰宅。気になる費用ですが、アッセンブリー本体73,800円、工賃15,000円、合計88,800円也。陸送のための費用は、高速道を使わなかったので、往復のランクルの燃料代のみ。交換後の初牽引の印象。始動時に慣性ブレーキが伸び切ったところで「コン」という衝撃が出ていましたが、それがなくなりました。ハンドブレーキだけでなく、慣性ブレーキのダンパーも同じようにヘタっていたのかもしれません。てなわけで、新車の牽引感覚も復活! (^0^)v
 
 

新しいAフレーム