〔第3回車検の記録 2004/05/12〕
 
 
 1.入庫
 
 約束の時間に到着すると、早速トレーラーを整備場へ入れるようにとの指示。灯火類の検査は整備終了後に。もちろん自分で切り離して移動。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 2.ジャッキアップ
 
 ブレーキドラムの分解をお願いしたので、まずはジャッキアップ。担当の整備士さんは、どうやら左右両輪を同時に持ち上げたいらしい。バンパー中央の下でジャッキの当て場所を探していらっしゃる。「そんなところにフレームはありませんよ」と説明し、片輪ずつ作業していただくことに。ジャッキはタイヤの後ろ側。「前側に当てると前輪が浮いてシーソーになります」。
 
 
 
 
 
 
 
 

 3.前輪の固定
 
 ジャッキアップに先立って、前輪の固定を力説。「片側のタイヤが上がると、こうなってこう動くでしょ。よ〜く考えないと思わぬことになりますからね」。納得していただいたらしく、前輪はこんな具合に。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 4.ブレーキドラム
 
 タイヤを外し、ブレーキドラム中央のALKOのキャップを取ると、中から大きなナットが出現。タイヤ交換の経験もあり、ブレーキドラム自体は珍しくなかったものの、その中身は未知の領域。興味津々。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 5.ブレーキシュー
 
 ナットを外すと、ドラムが簡単に抜ける。ドラムはこのシャフトを回っているだけ、ということが判明。初めて目にするブレーキドラムの中身。上側はブレーキワイヤの作用テコ。下側は、おそらくバック時のブレーキ解除に関係する部品でしょう。肝腎のブレーキシューについては「擦り減った様子もなく、全然問題ありません」。エアダスターで清掃して再び組立。ナットを緩める前に白ペイントでマークを付けていました。なるほど、こうすると組立時にどこまで締めたらよいか一目瞭然ですよね。プロの知恵にちょっと感動。
 
 
 
 
 
 

 6.検査ライン?
 
 ブレーキドラムの分解と清掃が終了し、しばらく待たされた後、トレーラーが整備場から引き出された。慣性ブレーキと灯火類の検査……。あれれ、ラインに入れるの? 前回は通路でやったのに……。ブレーキ検査はラインでするとのこと。ええっ!? 前輪が一輪じゃラインに入らないでしょ。「連結して牽引車といっしょにラインに……」。そりゃ、全長が長すぎて入りきれませんよ。結局、後ろ向きでラインに進入。
 
 
 
 
 
 
 

 7.ブレーキ検査
 
 ブレーキ検査のローラーが回転して検査開始。「ブレーキをいっぱい引いて」。言われるままにレバーを目一杯引き上げるが、タイヤの回転が止る気配はない。そりゃそうでしょう。バック時にタイヤが逆回転するとブレーキが解除される機構がついているんですもの。で、この検査は中止。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 8.灯火類の検査
 
 再びラインから引き出して、ランクルに連結。灯火類の検査。運転席の私は、言われるままに、ウィンカー、ハザード、スモール、ブレーキ、バック。慣性ブレーキのチェックは、前回同様通路をちょっと進んで停止し、カプラーの蛇腹が縮むのを確認しただけでした。その後30分余り待って、「保安基準適合標章」と「点検整備済」のステッカー(次回の点検月を示す丸いあれ)をいただき、この日は終了。かかった時間は3時間と少し。待ち時間の方が長い。
 
 
 
 
 
 
 

 9.車検証とステッカー
 
 ちょうど1週間後、「車検証が届きました」との連絡。受け取りに出向き、いっしょに支払いを済ませました。あらら、車検証の用紙が変わったのね。偽造防止の対策ですね。ステッカーのデザインも一新。このステッカーの貼り替えに一苦労。古いステッカーがなかなかはがれない。2年前はベンジンと割箸で何とかなったものの、6年経過するとナンバープレートの塗装が劣化している模様。力を入れてこすると塗料が落ちる。ヘアードライヤーで透明シールを柔らかくしてゴシゴシ。次回の車検時は、さらに厄介かも。
 
 
 
 
 
 

10.経費と感想

 キャンピングカーの専門店でもない限り、一般のディーラーにトレーラーの車検をお任せにするのは、かなりの冒険と考えた方がいいでしょう。おそらくほとんどトレーラーの検査の経験やその蓄積はありません。前回、作業中ずっと付き添ってトレーラーの取り回しなどをしっかりレクチャーしたと思っていたその指定工場でも、2年の間に担当者が変わってしまいました。トレーラーを壊されたくなければ、面倒でも作業中付き添って助言を差し上げた方がいいでしょうね。
 
 前回「自家用乗用車等・別表6」だった「定期点検用点検整備記録簿」は、第1回目の陸運支局の時と同じ「自家用貨物車等・別表4」でした。せっかく分解していただいたのに「ブレーキ・パッド、ライニングの厚さ」の欄の記入はありません。あれれ。
 
 費用は前回とまったく同じ。法定費用は、重量税12,600円、印紙代1,100円、自賠責(24ヶ月)5,210円。整備・手数料は、整備代14,900円、代行料9,000円、消費税1,190円。合計44,000円。ブレーキドラムの分解と清掃をしていただいても、整備代は前回と同じ金額。作業してもしなくても、車検一式なんですね。
 
 「支払いのお金がいるの?」。奥さまから、思いもよらぬありがたいお言葉。「お願いします」と返事しそうになるところをグッとこらえ、「いや、大丈夫。その分、次回のキャンプ予算にしておいて」。かくして、まだまだトレーラーキャンプは続くのでした。

重量税
12,600円
印紙代
1,100円
自賠責
5,210円
整備代
14,900円
代行料
9,000円
消費税
1,190円
44,000円