〔ルーフベント取替の詳細〕
 
 
旧ルーフベント
 
 
 既存のルーフベントは、室内のハンドルを押し上げ、バネ仕掛けでポップアップするタイプ。この仕掛けは、やや複雑な上に常にバネの力が加わわっている。長い目で見ると、やはり破損の可能性は高いのでしょう。4本の支柱のうちの2本が軸受け部分で破損してしまいました。【画像白丸部分】
 
 
   
 
 
 何より心配したのは、ルーフベントの屋根の蓋。これも同じように破損すると雨漏りして大変なことになります。2本目の支柱が破損した時点で、迷わず取替を決断。冬場はともかく、夏のキャンプには間に合わせたい。モノによっては海外からの取り寄せになることもあり、年明け早々から具体的な検討を開始。
 
 最寄りの徳山のアルクに問い合わせたところ、同一タイプの上級仕様の在庫があるとのこと。網戸とブラインドのほかに電動ファンも付く。多様な機能はそれなりに魅力。しかし、同じ構造のものは、数年後に再び同じ不具合を引き起こす可能性を否定できない。高額の出費も辛い。まったく異なった仕組みでシンプルなものはないかなあ。
 
 数年前にウッドランドからいただいたFIAMMAのカタログにルーフベントが載っていた。一辺が蝶番になった蓋を手回しのギアで開閉する仕掛け。これはどうだろう。材質はクリアやスモークなどもあるらしいが、ここはシンプルにホワイト。もちろん電動ファンは不要。数回メールのやり取りをして発注。「取り寄せですので入荷まで3ヶ月くらいかかります」。ハイ、結構ですよ。入荷待ちは慣れっこですから。2月18日。
 

 4月20日、入荷案内のメール。ほう、5月だろうと思っていたのに、意外に早かったですね。22日の夜、荷物が届く。代引きで支払い。消費税込み10,500円也。送料等別。いつもながら、梱包を開けるときは、ワクワク、ドキドキ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 中から出てきたのはこんな箱。それにカッターナイフが1本。あれれ、何だろうこのナイフは。梱包を開けるオマケのナイフにしては新品とは言えない使い込んだ感じ。おそらくウッドランドで梱包する際に誤って入り込んだものなのでしょう。あとで送り返してあげましょうね。でも、せっかくですから段ボールの片付けで使わせていただきました。悪しからず。(笑)
 
 
 
 
 
 
 


 中身の本体がこれ。取説が1枚。4つの言語で書かれていますが、ドイツ語と英語以外は分かりましぇ〜ん。取付ビスなどの付属品は見当たらない。既存のルーフベントから取り外して流用することにしましょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 一日中晴天の天気予報を信じて、朝イチから作業開始。まず、トレーラーの屋根に足場板を渡す。そのまま乗ることもできますが、相手はアルミパネル。度重なると天井の桟が浮き彫りになりそう。慎重に越したことはありません。念のため、足場板とパネルの間に古タオルも。
 
 
 
 
 
 
 
 


 まず、上蓋を取り外します。4箇所でネジ止め。こんなに簡単に外せるのが分かっていれば、もっと掃除をしたのになあ。後の祭り。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 防水テープで貼り付けてある隙間にカッターのヘラを差し込んで切り離します。力仕事です。第一の難関。うまくいくのか心配しましたが、黒い粘着材と格闘の末、ご覧の通りに。なお、後述するように、事前に室内側の止め金具を外しておきます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 さて、新しいルーフベントも、やはり防水テープで同じ位置に固定するわけですから、接着面をきれいにしておく必要があります。これが第二の難関。残った粘着材を一応カッターのヘラで取り除きますが、まあこの程度が限界。やりすぎるとアルミパネルに傷が付きます。
 
 
 
 
 
 
 
 


 そこで登場するのがこのスプレー。ラベルはがしの専用スプレーです。除ききれなかった粘着材がきれいになくなります。スプレーに先立って、室内からのマスキングをお忘れなく。スプレーが室内に飛び散るのを防ぎます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 仕上げは台所洗剤。スプレー式の泡タイプ。油分やその他の汚れをきれいに取り除きます。これで準備は完了。あとは新しいルーフベント本体を入れて取り付けるだけ。しかし、さらなる難題が待ち構えていたのでした……。


 
 
 
 
 
 
 
 

 既存のルーフベントの室内側のカバーを外すと、四辺の中央に止め金具があることが分かります。【左画像白丸部分】ルーフベントの本体は、室内カバーの四隅のネジとこの4つの金具の計8箇所で、天井板を上下からサンドイッチ状に挟み込む形で固定されているわけです。この止め金具は、L字型に延びた先端で天井板を押さえる構造になっています。【右画像】
 
 

   
 
 

 しかし、新しいルーフベントを仮置きしてこの止め金具を試してみると……。あれれ、天井板に届かないぜ。それもそのはず。取説によれば、このルーフベントの四辺は39cm。既存のそれは40cm。天井穴との間に、前後左右ともそれぞれ5mmの隙間ができてしまう。参ったなあ。第三の難関。しかし、何とかしないと……。
 
 
 
 
 
 
 
 


 急遽5mm厚のアルミフラットバーでスペーサーを作り、四辺の中央にネジ止め。こんな感じです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 ルーフベントを仮置きすると、今度は隙間がなくピッタリ。どおだあ……、と思ったところに第四の難関。金具をネジ止めすると、この金具が室内カバーの内側に干渉することが判明。やれやれ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 金具の位置が天井面より内側に下がるように、ネジ穴部分を8mmカット。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 これでやっと止め金具がアルミスペーサーに支えられ、しかも室内側のカバーにも干渉しないことになりました。今度こそ、どおだあ〜。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 さあ、次はいよいよルーフベント本体の接着。ブチルテープを使うという情報を得て、最寄りのお店を探して見つけたのがこれ。防水用強力両面テープ。「ブチルゴム」の材質表示が決め手。厚さ1mm、幅30mm。
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 剥離紙を残したまま、ルーフベントの四辺に貼り付け。テープの継ぎ目に隙間ができないように細心の注意。水が浸み込んだら大変です。四隅の角ははさみで円弧にそろえる。ルーフベントの外周よりも、防水テープが数ミリ外にはみ出す感じ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 正確に位置決めした上で剥離紙をはがして接着。1回限りの大勝負。失敗は許されません。緊張するなあ。周囲の黒い筋が防水テープのはみ出し分。なお、本体の周囲にネジ止め用のネジ穴が開いていますが、今回これは使用しません。室内側から止め金具で締めたので、まあいいでしょう。以前のものもそうでしたから。
 
 
 
 
 
 
 
 


 室内側にカバーを取り付けて出来上がり。前方後円墳(!)の円の中央につまみがあり、これを回すと蓋が開閉します。残念ならが、ここの網戸はハメ殺しです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 つまみを少し回すとちょっとだけ開きます。以前のタイプと違って、開閉の度合いが調節できます。画像左が進行方向。走行中の微妙な換気も可能です。下の画像が全開状態。予期せぬ難関を乗り越えながら、結局、丸一日の作業になったのでした。夕食のビールがうまい。プファ〜ッ!


 
 
 
 
 
 
 
 
新ルーフベントに取替