〔運搬ケージの作成(その3)〕
 
 上下、左右はどうやって安定させましょうか。車軸か床下チャンネルを下に引くことも考えられますが、もっともシンプルなのは屋根を押さえることですかね。しかし、金属や木材を使うと、折角苦労した屋根材にキズが付きます。発砲スチロールならどうでしょう。梱包の緩衝材としての用途は一般的ですよね。

発泡スチロールは、各種の厚みや大きさのものが最寄りのDIYのお店で手に入ります。発熱したニクロム線で思いのままにカットすることもできます。当初、このカッターを自作するつもりでいましたが、調べてみると市販品がありました。この際だから買っちゃいましょう。これです。
 
 

    
 
 
 乾電池タイプもありますが、これはAC電源タイプ。今後のことも考えて奮発しました。といっても3,000円足らず。しかし、なかなかのすぐれものです。2段階の温度切り替え、ピストルの引金のようなON-OFFスイッチ、通電時のパイロットランプ。ふところの深さも十分。ニクロム線は別売の交換用もあります。早速、使い方の練習。最初の習作がこれ。【画像右】
 
 型紙を作り30mmの発泡スチロール板から切り抜きました。面白いように切れます。新しい世界が広がるこの感じは、200Wのハンダごてを購入した時以来。ちなみにRinaは下のお嬢さまの名前。「どおだあ、すごいだろう」と作品をプレゼント。この気配りがお父さんの日頃の工作への理解につながるのです。(笑)
 
 

 発泡スチロールの細工の前にはすかいの取付。強度上は不要ですが、見た目と車両の保護。横からの衝撃をブロックします。イレクターのかど用板受パーツを利用して下側四隅にはすかいの取付穴。このパーツには裏に穴位置マークがあります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 四隅に取り付けてアルミフラットバーをボルト止め。表側のナットは袋ナット。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 問題は上側の取付。中央に縦パイプがないので、下側と同じ板受が使えません。小型の板受を2つ並べて使用。アルミフラットバーにざぐりをして皿ネジで取付。最後にここにネームプレートを付けます。内側に袋ナット。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 はすかいを取り付けると枠組みはこんな感じに。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 さて、屋根押えの工作に取り掛かりましょう。まず、上のパイプに横板を渡しますが、これは蝶ネジで脱着可能にします。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 この横板と屋根の間に発泡スチロールの緩衝材を入れて屋根を押えようというわけです。屋根の押え場所がポイント。出っ張った通風器のところ。この通風器を取り込む形で押えれば、左右方向の安定にも有効と考えました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 通風器がからむと発泡スチロールの形状が複雑になります。1mmベニア板で同一の切抜型を2枚作りました。発泡スチロールが厚いので、型紙が片面だけだと裏側が型紙通りになりません。最初の習作のときに苦労しました。2枚でサンドイッチにすればクリアできます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 バイスに軽くはさみ、カッターのニクロム線を板型に沿って動かせば、ハイ、この通り。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 屋根との間隔が広いので間に角材を入れました。発泡スチロールは両面テープで接着。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 緩衝材の発泡スチロールを取り付けてみます。実測値よりも2mm大きく切り抜いているので、最後は蝶ネジに力を加えてをねじ込む感じ。車体がピッタリ安定します。上下だけでなく、少々傾いても大丈夫。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 最後にネームプレートの取付。1.0mmの真鍮板から平板を切り出して塗装。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 インレタの転写シートがまだ残っていますので活用しましょう。転写して艶消しのクリアをスプレー。この手順はすでに経験済み。両面テープで貼付。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 ワフを入れて固定するとこんな具合。運搬ケージの出来上がり!


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
これで運搬OK!