連結器関連の主要部品。連結器は仮組み。アームの動きがキツイのでヤスリ仕上げが必要。中央の突起は糸のこで切断。連結器は、外径9.0mmの中空パイプを介して、左の2.0mm厚40mm×58mmの真鍮平板に6.0mmボルトで固定する。これ以外に、カプラーポケット後部の蓋らしいLアングル。4.0mmの皿ネジで取り付けるらしいが、なくても機能的に問題はなく、しかも十字のネジ頭に違和感があり省略。
連結器の固定穴を自分であけなければいけない。直径9.0mm、厚さ14.0mm。もちろんこれまで経験したことのない大きさ。しかも、垂直でないと連結器が首を振らなくなる。ドリルとバイスができるだけ垂直になるよう調整に四苦八苦。誤差をごまかすために、上下両面から穴あけし中央部分で貫通させる。何となくいい感じ。最後は内面をペーパー仕上げ。ドリルの食い込みは怖いですね。バイスをラチェットでテーブルにしっかり固定したので、食い込んでもバイスが動くことはありませんでしたが、ボール盤のモーターが止ってうなりました。ブーンって。(汗)
命懸けのボール盤の後、連結器の各部品をヤスリ仕上げ。連結器のアームが軽く動くようになりました。3.0mmピンの先端に1.0mmの割りピンの穴。これはすでに二段リンクの組立てで経験済み。楽勝です。
カシャ、カチ。カシャ、カチ。連結と解放を繰り返して遊ぶ。楽しいなあ。ウフフ。
平板に穴位置のけがき。図面には、中央の穴位置の数値がなく、実際に連結器を差し込んで、こんな感じかなあと位置決め。平板の取付用に直径3.0mmのボルトが入っていたが、チャンネルにそんな大きな穴はあけられないと判断し、直径2.0mmに変更。これなら穴をあけても少しは余裕が残る。
ネジ穴には、とりあえず下穴の1.6mm。中央は6.0mm。下からボルトを入れ、上のナットに固定する構造にしました。図面では逆の構造。下からナットで固定しようとすると、組立がとても厄介です。考えてみてください……。
ネジ穴の位置を1.6mmでチャンネルに写しあけ。平板はバスコークで仮接着。時間がかかりますが、接着直後の微調整が容易です。写しあけ後、カッターナイフで簡単にはずせます。カスを除いて洗浄。
平板に2.0mmのタップを立て、チャンネルの穴は2.0mmに拡大。ボルトはチャンネル側から平板のネジ穴に通します。6箇所。ボックスドライバーが使えないので、小型スパナでネジ締め。ネジの先がちょっと出ますが、まあいいでしょう。チャンネル側にボルトの頭が見えますよね。さりげない隠れたポイントですから、しっかり見てくださいね。
連結器本体を取り付けるとこんな感じ。ブレーキホースだけよりはるかに存在感のある端梁になりました。わあ~い。