〔ボックスドライバーの作成〕
 
 
 ボックスドライバーを自作するといっても、大したことではありません。六角ボルトの頭の大きさにピッタリのキャップボルトを探してそれに柄を付けるだけ。六角レンチでキャップボルトを回す代わりに、逆にキャップボルトで六角ボルトを回すわけです。クラウンモデルのボックスドライバーもよく見ると、六角棒の片側にキャップボルトがねじ込んである模様。ただし、先端が旋盤で面取りしてあり、形状はスッキリ、スマート。そこまでの加工はできないので、とりあえず使えればよしとしましょう。
 
 現物合わせで探したところ、クラウンモデルのM2.0mm六角ボルトの頭には、M3.0mmのキャップボルトがピッタリ。柄には真鍮パイプを使いましょう。4.0mmパイプの内径が3.0mm。しかし、これではM3.0mmのタップの下穴2.5mmに対して大きすぎます。そこで、これにさらに3.0mmのパイプを挿入して内径2.0mmに。これで下穴2.5mmが開けられます。
 
 力を加える柄のつまみ部分は、丸棒より角棒の方がいいでしょう。手元にある3.0mm×3.0mm四角棒を使用。この四角棒をパイプに入れるためには、パイプの内径は3×ルート2(1.4142)=4.2mm。5.0mmパイプの内径4.0mmをドリルで削って4.2mmにします。てなわけで、5.0mm、4.0mm、3.0mmの3種類の真鍮パイプを順に挿入することと相成りました。
 
 

 画像中央上から順に、5.0mm、4.0mm、3.0mmの真鍮パイプ。左端はC-M3.0mmキャップボルト。右端は3.0mm×3.0mm四角棒。一番内側の3.0mm真鍮パイプはハンダ付けの際の持ち手としてやや長め。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 3種類の真鍮パイプを順にハンダ付けしながら挿入。外径5.0mm、内径2.0mmの真鍮パイプが完成。左端の余分はカットします。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 内径2.0mmをM3.0mmのタップ下穴2.5mmに拡大。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 M3.0mmのタップ立て。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 キャップボルトを取り付けつけると、ボックスドライバーに早変わり。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 事前に内径を4.2mmに拡大しておいたところに四角棒を挿入してハンダ付け。こちらが指先で回すつまみ部分。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 出来上がり。クラウンモデル製と並べると、同じM2.0mm六角ボルト用ボックスドライバーでありながら、見た目の完成度はこれほど違います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 実際にデッキ腰板の裏板の脱着に使ってみました。不格好でも機能的には何ら問題ありませんよ。(^^;