〔ディテールの塗装と取付(その2)〕
 
 
 
 実物の引戸錠には安全装置があります。棒状のテコハンドルの根元で鉛直方向に延びているのがそれ。これをハンドルと同じ水平位置まで回転しないと錠が外れません。この操作をしない限り、重力でロックがかかる仕組みです。シンプルで確実。考えた方に敬服します。これと同じ仕組みを忠実に再現するのは無理でしょう。引戸錠を単純化して工作しましたからね。しかし、イメージだけでも再現したい。どうしようかな。う〜む。
 
 
    
 
 
 要はテコハンドルを固定できればいいわけです。ハンドルは、一箇所支点で取り付けられているだけです。もう一箇所固定すれば動かなくなります。そこで、テコハンドルとテコ受を貫通する穴をもう1つ開けることにしました。ここにピンを通します。虫ピンを使いましょう。ロック機構といってもピンを差し込むだけ。シンプルでいいじゃないですか。
 
 早速虫ピンを購入しましたが、小さい箱に500本も。こんなに要らないのになあ。太さを計測するとモノによって結構バラつき。余裕をみてピン穴の大きさは0.8mmに。久しぶりの細かい加工。2.0mm幅に0.8mmのドリル穴。一方からだけ貫通させると微妙にねじれますので、上下両方向からドリルを立てて最後に微調整。
 
 
    
 
 
 次にテコハンドルをテコ受に取り付け、テコハンドルの穴をテコ受に移し開けます。画像左の黒塗装のテコ受の右の穴が支点の1.2mm、左の穴がロックピンの0.8mm。ピンの長さは上の画像より2.0mmカットして8.0mmに。これくらいのバランスかな。鉛直方向に延びた実物のイメージです。画像右が組み立ててピンを通したところ。これでもう動きません。この後、このテコ受は塗装を落とし残りのディテールといっしょに再塗装。
 
 

 最後までの残っていたディテールの塗装。解放テコ、引戸錠、ブレーキ管の各種パーツ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 困ったのがブレーキ管の鎖。つながった部分はどうやって塗装したらいいのでしょう。塗料に漬け込むことも考えましたが、とりあえずそのままスプレー。微妙に吹き残しができますので、動かしながら万遍に。しかし、乾燥すると固まって棒状になりました。ロープが固い棒になる手品がありますよね。そんな感じです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 ブレーキ管関連のパーツ。問題の鎖は適当にごまかして塗装完了。このまま取り付けることもできますが、連結器部分の端梁は車体を持ち上げる際に手を掛けるところ。ブレーキ管は走り装置といっしょに最後に取り付けましょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 苦労した引戸錠の取付。可動部分の塗装がはがれてしまいますが、やむを得ません。ロックピンも取り付けたわけですし、そんなに動かさないことにしましょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 引戸をロックするとこんな感じ。これまでガタガタしていた引戸がピシッ。ロックピンは未塗装のまま。施錠の様子がよく分かります。この輝きがアクセント。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 荷物室側の解放テコ。テコ棒の塗装後、テコ受が入るのか心配でした。たしかにアールの部分は厳しいものの、塗装も落ちず、何とか通すことができて一安心。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 妻板に取付。動かしていると、そのうちテコ棒のテコ受部分の塗装がはがれるのでしょうが、これもやむを得ません。テコ棒は基本的に動かさないことにしましょうかね。動かさなくても連結器の解放はできます。早くテールランプがほしいですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 デッキ側の解放テコ。荷物室側に比べてアールの箇所が少ないので、さほどでも。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 妻板に取付。これでデッキ側のディテールの塗装と取付は完了。テールランプの点灯は、今しばらくお待ちを。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 実物では、テコ受部分にテコ棒が鉛直に固定される仕組みがあります。しかし、そこまでは再現できませんでした。しかし、塗装後、塗膜の厚み分可動部分がきつくなり、鉛直位置で止めることができるようになりました。いつまで続くか分かりませんが、結果的に見た目は実物と同じです。どおだあ。