〔車軸発電機の作成(その2)〕
 
 
 プーリーに利用できるものがないかなあ。日夜思案をめぐらしても成果がありません。ずっと昔、タミヤのプーリーキットで遊んだことがありました。ただし、これは丸ヒモを掛けるタイプなので、平ベルトは使えません。しかし、ほかにあてもなく、模型店でタミヤ製品でも物色してみようかな。小さくてちょっと怪しげ、近所なのにいつも素通りしているラジコン模型店に立ち寄ってみました。もちろんタミヤの看板。
 
 狭い店内は数枚の衝立で仕切られ、模型のパーツ類が上から下までいっぱい展示陳列されています。いわゆるRC(ラジオ・コントロール)カーの専門店。まったくの門外漢の私には何のためのパーツなのかまったく分かりません。ただプーリー状のパーツがないかなあと見回すばかり。おっ、と目にとまったのは直径40mmほどの平ベルト用プーリー。そのためのベルトも数種類。ほお、この模型はベルト駆動なのだな。そうすると……。
 
 
    
 
 
 ありましたよ。ベルトテンショナー。【画像左】 Kyosho(京商)ブランド。あとで調べたところ、RCカーの国際ブランドらしいです。このパーツは、直径も幅も車軸発電機用のプーリーとして期待通り。ベアリングこそありませんが、高精度のシャフト、Eリング、セットスクリューまでも。【画像右】 うふふ、これだ、これだ。合わせて最初に目にとまった大きいプーリーも購入。こちらはタミヤブランド。
 
 当初はタミヤのプーリーキットのイメージしかなかったので、小学生の夏休みの工作以上の仕上がりは期待できないと半ばあきらめていました。しかし、比べものにならないほど優れたパーツを入手することができて、もうルンルン。「何かいいことがあったの」と奥さまからチェック。いけませんね、うれしいとすぐ顔に出ます。(笑)
 
 実はもう1つ、悩みのタネ。プーリーの逆側、つまり車両の外側に見える部分。それぞれの実車の記録写真を見ると半球タイプもあるようですが、ワフ29513はフラットタイプ。ただし、円周の角には微妙なアール。手作業のヤスリがけでは精緻な表現が難しそう。何かイイモノはないかなあ……。ん? と手にしたリップクリームに目がとまる。日頃愛用のメンソレータム薬用リップ。唇が乾燥気味なもので……。(^^;
 
 
 
 
 このキャップがそのまま利用できるかもしれない。早速ノギスで計測。ほお、図面から割り出したサイズにピッタリだぜ。角のアールも理想的。前回掲載の画像、実はこれでした。お宝は日常生活の中にいくらでもころがっています。要は見つけ出す側の意識次第ということでしょう。今回は、発電機本体の仕上げと床下への取付まで。
 
 

 すでに準備しておいたプーリー軸のマークに下穴をあけ、タップを立てます。ネジはM2.6mm×20mm、ステンレス製。C11組立の残り物。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 プーリーのシャフトを固定。M2.6で取り付けるために、2.0mmだったシャフトの穴を2.6mmに拡大。不要とも思いましたが、せっかくですからセットスクリューも。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 プーリー本体を入れてEリング。いかにも精密な仕上がりという感じ。どおだあ〜。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 さて、リップクリーム。塗装時にバスコークで接着しますが、接着面を確保するために内部に木片。木片のツラを縁より気持ち引っ込み加減にするのがポイント。バスコークがはみ出ると塗装に不具合が発生します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 キャップを両面テープで仮止めし、発電機本体の完成。組み立てて床下に取付。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
車軸発電機!

 
床下に取付