〔運搬ケージの改良〕
 
左右の安定確保
 
 
 
 小川精機の法隆寺レイアウトにデビューすることになりました。しかし、何せ遠方。高速道だけでも片道560km以上。とても一人で運転して行こうという気にはなりません。しかも、それ以上に気がかりなのは、ライブスチームの運搬。とりわけ運搬ケージ内で左右方向の安定に利用している発泡スチロール板の強度と耐久性。おそらく将来的にはへたってしまうわけで、その都度買い換えるのも面倒。法隆寺デビューを前に、恒久的な安定方法を再検討することにしました。(2003/06/21)
 
 

 組立の段階から気になっていたのが、この蒸気溜。機関車の最上部にあり、左右の揺れを防ぐには絶好の位置。しかも外径が38mmもあってボイラーに直接しっかり固定されているので、強度的にも信頼できそう。カバーもネジ1本で脱着。これが利用できないかなあ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 こんなものを作ってみました。中央に蒸気溜がすっぽり入る穴をあけた30mm厚の木の板。その両端にイレクターの板取付(J-46)を取り付けてパイプを固定。このパイプをメタルジョイント(HJ-1)でケージのパイプに脱着するわけです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 最大の問題は、厚さが30mmもある木の板に、どうやって38mmの丸穴をあけるかという点。最寄りのお店を物色したところ、木工用のホールソーなるものを発見。要するに、鋸の刃が円弧になっているわけです。ボール盤に取り付けると、面白いように大きな丸穴があきます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 丸穴に蒸気溜を入れ、メタルジョイントでケージ中央のパイプに固定します。機関車前部の連結器をケージの連結器と連結し前後方向を固定した状態では、蒸気溜がパイプの中心から離れているので、実測して穴位置を決定。上から見るとこんな感じ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 正面からみるとこんな感じ。わずかな遊びはありますが、左右方向の安定はこれでバッチリ。メタルジョイントが強力なので、もちろん前後方向にも有効です。ただし、これまでの経験では、連結器による前後方向の固定には充分な信頼性があります。最後は車止めに使用したアルミ角パイプの強度次第でしょう。また、丸穴に蓋をするなど、もう一工夫すれば、上下方向の安定も期待できそうです。これで、法隆寺レイアウトまで安心して運搬できるかな……。

O.S.法隆寺レイアウトデビュー顛末記 
 
 
 
 
 
【余録】 完成直後、玄関に置かれていたライブスチームは、その後、リビングに移動。テレビと書棚の間の掃き出し部分が定置場となっています。下には汚れ防止のシート、本体には通常ぼろシーツ。やっと家族の一員として認知されたのかと思いきや、「玄関が狭い」の苦情を受け、移動先を検討。単にデッドスペースにピッタリはまり込んだだけのことでした。あは。
 
ライブスチーム近影