板バネ脱落の原因は画像の白丸部分。従台車の板バネはネジで固定されているわけではありません。板バネの胴締が従台車の横梁の突起の間に収まることで板バネ全体が安定する仕組み。しかし、車軸が下がるとこの部分に隙間ができ、極端な場合、横梁の突起から外れてしまうというわけです。
板バネが横梁から外れ、さらに前後方向にずれて抜け落ちるとこうなります。この状態で走行すると板バネを紛失しかねません。お、それはマズイ。
板バネ補修の最初の作業は従台車の取り外し。機関車を作業台に載せ、まず下から従台車のセンターピンの割ピンを抜きます。機関車をレールの端に移動させ、レールのないところまで従台車を出します。機関車がそれ以上動かないように片手で押さえながら、従台車を下方へ。かなりきわどいやり方ですかね。その後はセンターピンの下に木片を入れて支持しておきます。
取り外した従台車。単独の姿を目にするのは組立のとき以来。機械油と石炭灰のよごれがこの間の走行を物語っています。ボディの外装の掃除はしても、ここまでは手が回りませんからね。定期的なオーバーホールが必要でしょうか。
「組立説明書」を取り出して構造を再確認。天地を逆にして必要最小限の分解作業。軸箱と軸箱守が元通りになるように注意。
胴締から外した板バネ。この板バネの組立がライブスチーム組立の第一歩だったなあ、とちょっと感慨。丸い筒に押し当ててそれぞれの湾曲状態を強化。隙間ができないように調整するのに手間がかかります。
手前がビフォー。後ろがアフター。補修によって胴締の位置がこれだけ変化。
元通り組み立てて板バネの具合をチェック。運搬ケージの出し入れ時にはまだ上下の隙間ができますが、以前よりは改善。今後も要チェック箇所の1つです。