〔道床の嵩上げ(その3)〕

この整備場も嵩上げ

 整備場の嵩上げと合わせて左右の石板を3枚に増やし、リフト台車の取り回しを改善することにした。この間何度かリフト台車を使用したが、スペースの狭さは否めなかった。画像左上の赤い石板が増設用の追加分。さすがにもう自宅には残っていないので、新規購入。施工に際して新たな取り組みやちょっとした難題も。

 これまでの工事で、小石やセメントブロック片などのいわゆるガラが溜まってしまった。割れた瓦もある。画像手前。画像奥はふるいでガラを除いた砂。「不燃ごみ」でゴミ出しかとも思ったが、新たな取り組みとしてこのガラを嵩上げに活用することにした。
 
 石板を取り除いて穴を掘り、ガラを入れる。沈下するのでしっかり突き固めた。
 
 臨時の土運車が活躍。
 
 土を戻し、桟木で整地。ガラを埋めた分だけ土があまり、思惑通り。ウフフ。
 
 手動転圧棒で突き固める。ここまでの作業は第二期工事の整地といっしょ。
 
 さて、中央の踏み板を並べる。1枚目は全体の基準になるので慎重に。水糸を張って中心線を確かめる。高さは橋梁の隣接主桁に揃える。
 
 2枚目からは片方の端に水糸を張ってこれに揃える。
 
 中央部分の9枚を完了。この上を線路が通る。やはり土木は苦手だ。水糸にピッタリ合わせようと四苦八苦したが、結局、石板自体がキッチリ真四角でないことが判明。角が直角じゃない。う〜ん。(涙)
 
 何かの拍子に表面の角が剥離。あちゃあ〜。(涙)
 
 大丈夫、接着剤でごまかしました。(笑)
 
 手前側に着手。縦横両方向の高さを揃え、しかも表面のレベルを出すのはかなり厄介。安易な妥協はしません。
 
 向こう側には、整地の水勾配用角材が埋めてある。まずこれを掘り出す。もう整地に使うことはないはず。土を埋め戻してしっかり突き固めた。
 
 水糸は張らず、中央の石板に揃える。
 
 3日間を費やして、3×9−1枚の施工完了。マイナス1枚は……
 
 この右角【白線部分】どうしましょう。もう一度タガネとゲンノウでコンクリートをハツりましょうか。う〜む。
 
 これはどうでしょう。割れた石板。ガラといっしょに埋めてしまおうと思ったものの、何かに使えるかもと残しておいた。この割れた斜線がいい感じじゃないの?
 
 最後の1枚は、この割れた石板。不細工だけど、まあいいや。これで雨水の排水ができそう。突き当たりは、従来通り2枚のままで嵩上げ。
 
 ところで、第二期工事で苦慮したニワハンミョウさんのすみかはどうなったのでしょう?橋梁わきの新居にお引越しのようです【画像白丸】。線路間近で騒音がうるさかった?おかげで整備場の拡幅ができました。ありがとう!
 


整備場の道床嵩上げと拡幅



線路を敷設



広くなった整備場