温泉道の精進は、名人になったからもうオシマイ、などという安易なものではありません。名人認定の八十八湯で入湯できなかったものや、その後新たに追加されたものをはじめ、別府八湯にはまだまだ未知の温泉が無数にあります。しかも是非もう一度入りたい、気になる温泉も少なからずあります。一度の名人なんてまだ駆け出し。温泉道は奥深いのです。
というわけで、別府八湯温泉道の2巡目に突入。ただし、これからは、早急に名人位や温泉殿堂入りを目指すのではなくて、優れた泉質の温泉をじっくり楽しんで堪能することにしましょう。それこそ芸術作品のように温泉を鑑賞したいものです。スタンプのためにあえて別府を訪れようとしなくても、今後も別府に立ち寄る機会はいくらでもあります。そういう機会のための2巡目です。
この際、初心に帰って入門時の決意を再確認。(1)温泉道への入門は「本物の温泉」の探求のため。スタンプのために入湯するのではありません。(2)足湯にもスタンプがありますが、これはどうかな。(3)大ホテルは後回しに。(4)生活に根付いた別府の温泉。地元の方に失礼のないように。挨拶は必須! こんなことを書いていました。
(1)は上ですでに再確認したところ。(2)(3)はいまとなっては言わずもがな。そして、名人に至るまでに痛感したのは(4)。生活に根付いた別府の温泉。いわば私生活の一部をよそ者にも開放し、見知らぬ者に気軽に声を掛けてくださる別府市民の方たちの心の広さに敬服です。このような市民の方の心意気がなければ温泉道はあり得ません。いまさらながら人間関係の大切さを教えられます。
そこで、2巡目のポイントは次の3つ。(1)目的は「本物の温泉」の探求。お湯の泉質に敏感になりましょう。(2)地元の方に失礼のないように。挨拶は必須。(3)気楽に、気長に、無理をせず。多湯は禁物。長湯もいけません。てなわけで、いずれそのうち2回目の名人になるかもしれません。ま、こんなぬるい感じで。(2009/07/12)
※スタンプにポインタをあてると、入湯年月日、温泉名が出ます。 |
※スタンプをクリックすると、温泉リストにジャンプします。 |
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