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キャンプに温泉はつきもの。キャンピングトレーラーの購入の際にも、現地の温泉入湯を前提にシャワーなしモデルを選択。この判断は間違っていませんでした。温泉施設選定のキーワードは「豪華風」。広い、きれい、充実した設備、それにもかかわらず高くないところ、これが「豪華風」。家族のウケもよく、心身ともにリラックスできて、それなりに温泉効果を体感したものでした。
しかし、子どもたちが成長してファミリーキャンプを卒業していくにつれ、このキーワードはもはや過去のものになりました。「こんなところはもうイヤ」と泣き言を言われる場面もなくなってしまいました。つまり、施設選定の制約がなくなり、基本的にあらゆる温泉を入湯の対象にすることができるようになったわけです。
どんな温泉に入りましょうか。かつてのレジオネラ菌事件や温泉偽装問題は、温泉をめぐる複雑な事情を顕在化させました。温泉といってもいろいろあるのね。そうなると、目指すものはただひとつ、本物の温泉。しかし、何を以って本物とするのか、つまり温泉の本質を問わなければなりません。詳細は「温泉の蘊奥」に譲ることにして、新たなキーワードは「源泉」と「かけ流し」。
当ホームページの温泉リストは優に100件を超えていますが、このキーワードに適うものがどれだけあるのでしょうか。むしろこのキーワードは、家族のウケが悪くて避けてきたカテゴリーだったかもしれません。たとえ建物が古くても、浴室が狭くても、料金が高くても安くても、ポイントはただひとつ、浴槽のお湯の質。これを決定するキーワードが「源泉」と「かけ流し」。
「かけ流し」かどうかは、お湯の流れや浴槽の構造を見れば分かります。しかし、お湯の質の良し悪しまでは素人の初心者にはなかなか判断できません。もしできたとしても、お湯の香り、入浴後のホカホカ感、この程度でしょうか。本質を見誤らないために、当面は先達の助言に従いましょう。すでにリストに載っているものも、新たな視点で検証し直しましょう。温泉の本質を探求する新たなページの開設です。(2006/03/08)