「九州八十八湯めぐり」「九州温泉道」?? えっ、完全に「別府八湯温泉道」のパクリじゃないの。しかもJR九州がからんでいるらしく、九州新幹線全線開業の営業戦略が見え見え。その思惑は徹底していて、温泉本冊子【上画像】の地図には、高速道路の記載がありません。鉄道路線と一般国道だけ。温泉施設へのアクセスは、最寄りのJR駅からバスかタクシーで、ということらしい。いやらしいなあ、というのが最初の印象。
しかし、温泉選定者の名前を見て、そんな思いは吹き飛びました。
郡司勇
先生、
斉藤雅樹
先生、
土谷雄一
先生。私が日ごろ尊敬し、足元にも及ばないと崇拝している温泉の専門家。しかも「別府八湯温泉道」のお歴々。この方々が泉質にこだわって選定されたホンモノのお湯であれば、鉄道会社の思惑がどうであれ、そんなことは関係ありません。お導きに従って温泉道に精進させていただきたいものです。
企画のコンセプトは基本的に「別府八湯温泉道」といっしょ。別府エリアが九州エリアに拡大した拡張バージョン。九州各県ごとに8、9から37の温泉施設が選定されています。もちろん断トツの施設数を誇るのは大分県。その中には「別府八湯温泉道」と重なっているものもあります。これらの施設から88湯をめぐってスタンプを集めるわけです。そのための専用スタンプ帳が
「御湯印帳」
。左が表紙、右が見開き。
ただし、九州全県ですから別府八湯のように歩き回ってスタンプをゲットするのは無理。最寄り駅がすぐ近くにあるとも限りません。JRの利用も厳しそうです。むしろJRだけで88湯クリアできた方には特別な称号が授与されるべきでしょうね。乗り鉄&温泉道! まあ当面は車が便利。そうなると高速代や燃料代。入浴料も施設によっては、別府八湯のように100円もしくはお賽銭というわけにもいきません。
ある程度の資金的覚悟も要りそうですが、そんなことより、厳選されたホンモノのお湯に入れることはお金に代えられない至福の喜びです。同じ泉質の温泉なんてありませんから、常に新しい出会いと感動があります。企画立案された方々に感謝しつつ、九州温泉道に精進いたしましょう。ちなみに、スタンプ数による段位は次のようになっています。段位認定の賞品はタオルではなくてストラップ。(2011/03/12)
スタンプ
段 位
賞品ストラップ
8
見習い
16
入門
ストラップ本体
24
初級
手拭
32
中級
石鹸
40
初段
桶
48
二段
コーヒー牛乳
56
三段
温泉玉子
64
四段
ビール
72
風゜呂(プロ)
風゜呂称号札
80
泉生(せんせい)
泉生称号札
88
泉人(せんにん)
泉人称号札
入湯スタンプリスト―泉人への軌跡―
※スタンプにポインタをあてると、入湯年月日、温泉名が出ます。
※スタンプをクリックすると、温泉リストへジャンプします。
見 習 い (8湯)
入 門 (16湯)
初 級 (24湯)
中 級 (32湯)
初 段 (40湯)
二 段 (48湯)
三 段 (56湯)
四 段 (64湯)
風゜呂 (72湯)
泉 生 (80湯)
泉 人 (88湯)
第465代 九州温泉道 泉人認定
平成25年4月27日
郡司勇
先生の名前入り認定状といっしょに、泉人称号札(30mm×9mm×5mm)をいただきました。【画像左】 これ見よがしに見せびらかすのは御法度です。「御湯印帳」のビニールケースにさりげなく付けておきましょう。ご同行の方にはきっとお分かりいただけるはずです。泉人の証をもう1つ。期間限定販売の風呂桶(直径21cm)。【画像右】 底に九州八十八湯めぐり「泉人」の焼印があり、泉人認定者しか入手できません。実際に使うかどうかはこれから考えます。(^_^)/
九州温泉道公式ホームページに泉人紹介があります。
九州温泉道泉人