前回Lアングルを作ったT字アングル。T字のテコ止めをこれから削り出そういうわけです。
高さと幅を所定の大きさに切りそろえます。ちなみに高さ6.0mm、幅11.0mm。
1つのT字アングルに2つのテコ止めをいっしょにけがきます。加工は大きい方がやりやすいですからね。小さくなるとバイスに固定するのも一苦労。所定の位置に穴開けも。ちなみに穴径は1.4mm。M1.7mmネジのタップ下穴と同一にしておきます。
糸のこで大まかに切り出し。形が見えてきましたね。
ヤスリで仕上げます。この丸みがポイント。ところで、実物のテコ止めでは、軸穴に工夫があります。丸穴の下に細い長穴。ちょうどカギ穴の形です。他方、解放テコには軸が平らになった部分があり、これがテコ止めの長穴にはまりこんで固定される仕組みです。テコ止めがテコ止めである所以。しかし、そこまでの加工は諦めました。
次にテコ受け。前回作ったLアングルに、これも2つのテコ受けをいっしょにけがきます。やはり所定の位置に前もって穴開けを忘れずに。
糸のこで大まかに切り出し。
ヤスリ仕上げ。こちらはむしろ直線的な感じがポイント。
解放テコの軸はテコ止めとテコ受けを斜めに貫通します。垂直なドリル穴は精度のないボール盤では至難の技ですが、斜めの穴開けもまた難しいですね。真鍮板にテコ軸の傾きをけがき、それにテコ止めとテコ受けを取り付けて斜めに穴開け。前後の解放テコは長さが異なりますから、当然この傾きも異なるわけです。
テコ止めとテコ受けが2組出来上がり。裏側に刻印を忘れずに。組み合わせを間違えるとテコ軸が入りません。しかし、この小さなパーツにも、こんなに手間と時間がかかるのですよ。ふう〜っ。