〔電気系統の取付(その1)〕
 
 
 実物では、車掌室の室内の天井だけでなく、デッキの天井にも照明があります。デッキにはテールランプがありますから天井灯は省略。でも、室内の天井灯は是非とも欲しいですよね。テールランプとともに、夜間、窓越しに漏れる室内の明かりは、想像しただけでもウフフですからね。(笑) しかし、そのような天井灯を実現するためにはいくつかの課題を克服しなければいけません。
 
 
    
 
 
 まず光源。当初は、近年主流の発光ダイオード(LED)の白色の利用を念頭に置いていました。テールランプは赤色がいい感じです。しかし、実際に点灯してみると、白色とは言え、やや青みがかって、いかにも発光ダイオードという感じ。なんだかイメージが違います。白熱電灯の暖色系のイメージではありません。やはりフィラメントの電球ですよね。C11をシールドビームに交換して使わなくなった前照灯があります。これから電球を取り出して使用することにしました。【画像左】
 
 次の課題はグローブ。裸電球では能がありません。本物通りにちゃんとグローブを被せましょう。形状も重要ですが、点灯したときの明かり風情がポイント。グローブは乳白色が理想です。しかし、そんな都合のいいものがあるでしょうか……。ありました。信号炎管被で利用したボールペンのキャップ。大きさも形状もバッチリ。しっかり探すと乳白色に近い色調のものがあります。この先端を切り取って電球に被せるわけです。【画像右】
 
 残る課題は、天井灯の取付方法。屋根裏には取り付けず、車掌室の前後の妻板の間に梁を渡して設置することにしました。屋根の中央には通風器もあり、実物では天井の中央に梁などはありません。でもまあ勘弁してください。屋根を開けない限り外からはまったく分かりません。妻板の補強にもなります。こういう方針で作業開始。
 
 

 梁には、1.0mm厚、12mm×18mmのアルミチャンネルを利用。これを凹向きに取り付けて下面に電球とグローブ、上の溝に電線を乗せようという趣向です。まずは、妻板の間隔ピッタリにアルミチャンネルをカット。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 チャンネルの高さ12mmはやや深すぎると感じたので、削って浅くすることにしました。高さ8mmのチャンネルを中に入れて固定し、これをガイドにしてヤスリがけ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 深さ8mmのチャンネルが出来上がり。なんだか本筋でないところに手間を掛けすぎですかね。(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 チャンネルの梁の両端に妻板固定用のLアングルを取付。これはヤスリがけのガイドに使用した8mmのアングルから切り出し。もちろん高さはピッタリ。これがガイドだったわけですからね。前(F)、後(R)の刻印も忘れずに。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 梁の中央部に天井灯のための加工。電球を差し込む穴。グローブの台座として、内径を大きくしたワッシャーを取り付けることにしました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 裏から電球を差し込み、その基盤を、グローブの台座にタップを立ててM1.4mmでネジ止め。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 ボールペンキャップのグローブを被せるとこんな感じ。もちろん天地が逆。試験点灯してみると、郷愁を感じさせる味わい深い感じ。このところワフ工作に興味を示さない奥さまからも、久々に「あらまあ」と驚嘆の声。どおだあ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 梁の取付。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 梁はM2.0mmボルト・ナットで脱着可能。将来の室内設備の取付作業を想定しています。仕切板側には電線管を通すために仕切板を貫通する穴も。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 天井灯はこんな感じ。せっかくですから梁も室内と同色に塗装しましょう。つづく。