〔ディテールの塗装と取付(その1)〕
 
 
 
 塗装の終盤になって、いろいろな注意点や問題点が分かってきました。(1)画期的だった使い捨てゴム手袋。脱着の際のすべりをよくするために内側に粉が着いているタイプでした。しかし、この粉が曲者。注意しないと塗装面に着いてしまいます。う〜ん。次回購入は粉なしタイプにしよう。
 
(2)スプレー缶の塗料が減るにつれて内部の圧力も下がるのでしょうか。使い始めのようなきめ細かい霧が出ないような気がします。気体の圧力は温度に正比例。高校化学のボイル・シャルルの法則。そこで、お湯を入れたバケツでスプレー缶を温めて対処。【画像下】 ん?赤いキャップはフマキラー。蚊の攻撃に応戦するため、屋外の塗装では必需品です。(笑)
 
 
 
 
(3)スプレー缶のノズルのメンテナンスが重要。使用後、缶を逆さにしてノズルに残った塗料を排出しますが、エナメル塗料はこれだけでは詰まりやすい。青ニス除去スプレーのノズルを外し、エナメルスプレーのノズルを装着して噴霧。これで内部の洗浄ができます。おかげでノズルの詰まりに悩まされることがなくなりました。
 
(4)塗料とバスコークの相性は最悪。塗装前にペーパーで研磨しておけばよいのですが、透明なので分かりません。塗料がはじかれてしまいます。無理やり重ね塗りでごまかそうとすると、乾燥後にひび割れになってしまいました。う〜ん、厄介だぜ。車掌室内側の窓枠周辺の塗装で苦労。
 
(5)筆塗りは難しい。面積にもよりますが、どんなに注意しても刷毛目が残ります。ピンポイントの補修以外は筆塗りを諦め、ディテールもすべてスプレーで塗装。ただし、信号炎管被だけはプラスチックなので、別塗料で筆塗りに挑戦。しかし、接着剤のバスコークも付着していて全然ダメ。シマシマ、グチャグチャ。分解して塗装を落として初めからやり直しました。詳細は以下。その他思わぬ失敗も……。
 
 

 ディテールの保持には竹串が重宝。ネジ穴などに串先を通して固定。しかし、乾燥後に串を抜くと、串といっしょに塗料がはがれてしまうことがあります。ま、補修しますからいいのですけど……。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 ディテールの中には刻印のないものもあります。分解の段階で子袋に入れて区別していました。竹串への取り付けでも左右などの識別の印を忘れずに。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 同タイプの札挿が4つ。きれいに塗装できましたが、調子に乗って一度に全部串から外してしまい、どれがどれだか分からなくなりました。串にはちゃんと印があったのに……。(涙) こうなるとあとは現物合わせ。スッと取り付けできればOK。ちょっとでも無理があると次のものと交換。まあ、このやり方で一応4つとも取り付けできましたけど……。
 
 
 
 
 
 
 
 


 さて、問題の信号炎管被。結局再塗装。分解して塗装を落としたのち基盤にプラサフ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 当初は周囲にバスコークを塗って接着しました。しかし、外部に出たバスコークが塗装に悪影響。そこで改善策では、周囲ではなく、内部にはめ込んだ木片の中央部にだけバスコーク。こうすると塗装への影響がありません。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 基盤に接着。接着面も広くなり強度が出ました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 しかし、悩みのタネは塗料の選択。欲しいのは、プラスチックでも大丈夫なスプレータイプ。溶剤が問題なのだとすれば……。水性はどうだ。車掌室の室内は水性塗料でした。同タイプの黒つや消しを購入。よく見ると「用途:プラスチック(一部を除く)」。「一部」が何か不明ですが、挑戦するしかありません。で、この仕上がり。
 
 
 
 
 
 
 
 


 苦労した信号炎管被のほか、雨樋、運用票板、札挿の取付。ネジの頭に、スプレー缶から取り出した黒塗料。これだけは筆。とても楽しい組立の時間。ルンルン。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 こちらは引戸周辺。半開止め、札挿、踏段。札挿のネジ頭は未塗装。レタリングの段階で脱着の予定。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 デッキ妻板。手ブレーキのほか、端梁に標識灯掛も。連結器の解放テコの塗装が課題です。