〔床下電池箱の作成(その2)〕
 
あらら……
 
 
 前回、床下機器の手持ち情報がない旨を掲載したところ、早速複数の方から情報をお寄せいただきました。いやあ、「ワフ製作記」をちゃんと見てくださっている方がいらっしゃるのだなあと感激。貴重な情報をご提供いただき本当にありがとうございました。この場を借りてお礼を申し上げます。今後ともどうかよろしくお願いいたします。
 
 さて、ワフの床下機器。本体完成後の追加加工ですから作業はちょっと面倒です。やはり天地を逆にして作業するしかありません。しかし、塗装やディテールのことを考えると安易に逆さにすることはできません。運搬ケージを使って一工夫。30mm厚の発泡スチロール板から、船の建造や陸揚げで使用する船台のようなものを切り出します。【画像左】 これを運搬ゲージにセットして屋根を下にしたワフを載せよう、というわけです。【画像右】
 
 
    
 
 
 ワフを入れると自重で安定していますが、基本的に置いているだけ。ケージ内で転倒する可能性もあります。また、支持材は発泡スチロール。床板へのドリルの穴あけなどでむやみに力を入れることも禁物。慎重に。それからもう1つ。試験走行の際にも書きましたが、ワフのボディをそのまま持ち上げると、走り装置の板バネと軸箱が外れてしまいます。板バネは軸箱の上に載っているだけの構造です。
 
 
 
 
 板バネが外れると二段リンクも含めて、修復が結構面倒です。ここでもやはり軸箱と軸箱控の間にくさびを入れておきましょう。こうするとガタツキが抑えられます。こういう準備をしておいて、さあ、床下機器の取付です。
 
 

 箱の6面を1.0mm真鍮板から切り出し。前回の電池箱よりやや薄くて細長い感じ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 内々ピッタリの角材を中に入れて、外からシャコマンで固定。こうしておいて四隅をハンダ付け。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 裏蓋は上下の2辺をハンダ付け。強度が必要なわけではありませんからこれで十分。箱の形が出来上がり。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 前蓋の固定具はアルミアングルからの切り出し。ネジ止め用の穴位置も最初にけがいておきましょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 取手を付けた前蓋とアルミアングルの固定具。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 前蓋を組み立てるとこんな具合。2つ目の宝石箱の完成!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 実車での吊り下げは、アングルではなくて、逆ハの字に開いた平板のようです。しかし、今回は2.0mmの丸棒を曲げ加工して使用しました。ジグを作って、エイヤーと力わざ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 同じジグの曲げ加工。原理的には同じ形状のはず。ただし、両端の長さは慎重に揃えます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 吊り下げ丸棒を箱の両側にハンダ付け。アルミアングルでしっかり固定しておきます。前蓋側のハンダ付けでは、下の木の板を彫刻刀で掘り下げて、取手などがじゃまにならないようにします。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 続いて、裏蓋側に丸棒をハンダ付け。何となくそれらしい形になってきました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 床板への取付は、前回と同様にアングルで。残念ながら真鍮アングルが手元にないのでアルミアングルで代用。そうなると、吊り下げ丸棒にまず真鍮の平板をハンダ付けし、これにアルミアングルをネジ止め、となります。平板とアングルをあらかじめネジ止めしておいてからハンダ付け。こうすると両方のアングルの面が同一平面になります。
 
 
 
 
 
 
 
 


 床板取付用のアングルもいっしょに出来上がり。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 逆さになったワフの床板に電池箱と並べて取付。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 横のでっぱりは、適当に加工した木片を とりあえず両面テープで仮止めしただけ。塗装の際にちゃんとしましょう。このでっぱりは左側にもあるのかどうか謎でしたが、ご提供いただいた情報によって片側だけであることが判明しました。