〔施工前の準備〕

着手叶わず・・・

 事前準備は次の2つ。(1)工事期間中も運転会を実施できる臨時線路への変更。(2)転車台箇所の掘り下げに対応する整備場の端の土留め。前者は比較的容易。工事箇所の線路を取り外すだけなのだが、枕木に取り付けた転轍機の引棒はどうなるのか。

   

 該当箇所の線路を取り外す【上画像左】。雨水溝の右1枚分と左3枚分が転車台のスペースになり、左4枚目が整備場の端になる。つまり、取り外した線路の代わりにこれまで先端に追加していた短い切れ端の線路を接続することができる【上画像右】。臨時の線路はこれでいい。というか、こうしかならない。

   

 撤去した線路に取り付けた転轍機の引棒も取り外す。引棒を支持するヒートンは、破損や紛失を避けて取付アングルごと取り外した。当初、線路に合わせて引棒をカットするつもりだった。ネジを外して、微妙に長さが違う真鍮パイプをあれこれ組み合わせているうち、カットしなくて済む長さになることが判明した【上画像左】。ただし、ポイントが正位の場合、その先端はギリギリ【上画像右】。でもまあ、これで引棒問題は解決。


 工事期間中も運転会を実施する。乗用台車がこれ以上後退すると脱輪する位置に停止線のテープを貼った【上画像】。前方のポイントまでは十分な線路長があるので、機関車のスチームアップは問題ない。ただし、後片付けやメンテナンスでリフトアップしたときどうなるのか。これはそのとき考えます。

臨時線路に変更


 次の事前準備は転車台に接する整備場の端の土留め。転車台の床部分は、線路の道床面から垂直にかなり深く掘り下げることになる。H=橋桁+α、αには床板の厚み45mmも含まれる。道床に土留めの補強をした方がいいだろう。もし作業の途中で雨が降れば崩れることもあり得るからだ。どうするかな。

 手元にあるもので工夫するのが当庭園鉄道のお約束。転車台を設置する場所にある平板は取り除くので、これを活用したい。つまり、端の平板を積み重ねて土留め代わりにするのはどうだろう。最終的に埋め戻すにせよ、少なくともそのまま作業するよりは丈夫なはずだ。整備場の平板作業は2024年6月以来。もう要領もコツも忘れてしまったが……。
 転車台スペースになるからといって、いきなり平板を全部取り除いてしまうのはダメ。よお〜く考えましょう。そのまま残しておけば、これから並べる平板の位置や高さのガイドになります。端になる箇所の平板だけを外す。
 
 平板1枚の厚み分だけ地面を掘り下げて下側の平板を設置。位置は決まっているので、前後左右のレベルを調整するだけ。正確な高さはこの次の作業で。裏返しにする理由はあとで。
 
 上面の平板を重ねる。実はここからが大変。レベルを合わせつつ隣接する平板と高さを揃えますが、そのためには下の平板の高さとレベルを再調整しなければいけません。1枚だけでも面倒なのに2枚重ねはそれどころではない。う〜ん。
 
 左端ができたら、続いて中央。枕木の跡が残っていますね。枕木部分の穴は線路のズレ止め用のネジが入る穴。
 
 最後に右端。3箇所だけでよかった。この平板を並べるだけで2日かかりました。ふう〜っ。
 
 さあできた、と思って余分な平板を取り除くのはまだ早い。隣接する平板に挟まれているので安定していますが、片側がなくなると上側の平板が動いてしまいます。最後に上下をバスコークで接着。平板を裏返していたのは、ここで密着させるためでした。
 
 整備場の端の平板の補強ができた。これまでと変わらないように見えるが、左側の平板を右側と同じデザインのものに交換しています。これでシンメトリー!
 
 ここでやっと余分な平板を取り除きましたが、1枚残しています。なぜでしょう?
 
 残した平板にもズレ止め用のネジ穴があり、2枚重ねのネジ穴と合わせて、これまで通り線路を固定することができます。この線路を今後の床板の位置決めガイドにしようというわけです。どうやって転車台のセンターピンの位置を決めようか考えていたときに思い付きました!
 
 土留めをねらった端の断面はこんな感じ。
 


掘り下げ出来そう



施工準備完了!