〔デッキ床板の取付(その1)〕
 
 ホキ800には、一方にバラスト散布の作業デッキ、他方にブレーキ装置のデッキがあります。目下製作中の運転用台車としては、進行方向のデッキのディテールは機関車操作の作業性の点から犠牲にせざるを得ません。残すのは、作業用のデッキか、ブレーキ装置のデッキか。ホキの特徴を強調できるのはやはり作業デッキでしょうね。大きな丸いハンドルはホキらしくて目に付きやすいところです。
 
 しかし、工作する立場としては、デッキ上にむき出しになったブレーキ装置にも食指が動きます。他の貨車では苦労して加工しても完成後はほとんど目に付かないところです。ワフの場合もそうです。しかし、それがデッキの上に置かれてまさに日の目を見ているわけですからね。これをほっておく手はないでしょう。う〜む。答えはこうです。もう1両ホキを作りましょう!運転用ではなく、ディテール優先で。
 
 ベッテンドルフ台車にも悔いが残っています。板バネのTR41Cを是非実現したい。また、側面のブレーキレバーやその軸受など、目下のホキ製作には運転用であるがゆえの制約が少なくありません。ディテールは常に妥協が求められます。製作を始めてこの間、このフラストレーションが蓄積していました。ディテール優先のホキをもう1両作ることにすれば、こういうフラストレーションも解消です。ホキ2両編成の工臨列車をC11のライブスチームが牽引……。
 
 おっと、いつの間にかまた夢を見ていましたね。(笑)要するに、当面は後部デッキをバラスト散布の作業デッキとして作成することにします。前部デッキのディテールをどうするか、またそのとき考えます。とりあえず前後のデッキに床板を載せましょう。最初に後部デッキから。
 

 デッキの床板は、車体下部のスカートの両端の隔壁に接することになります。したがって、まずこの箇所の様子をチェック。そのために隔壁の上部だけを先に作成することにしました。例によって厚紙で試作品。これを車体の両端に当てて大きさや形状を確認。完成した車体は必ずしも厳密に図面通りではないですからね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 真鍮板にけがき。上下に組み合わせているのがお分かりいただけますか。糸のこの旋回用に角々にドリル穴。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 車体に接するV字部分は現物合わせでヤスリ仕上げ。このパーツがどこにどのように付くのかは後のお楽しみ。(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 さて、後部デッキの床板の取付。端梁と左右の側梁の上に真鍮板を載せるわけですが、残った一辺にも梁がほしいですよね。アルミチャンネルでこんな横梁を作りました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 横梁を取り付けるとこんな具合。両端は側梁チャンネルの中に入っています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 デッキの面積が広いので、中央部に負荷がかかると若干湾曲します。そこで中央部にスペーサーを追加。これは接着剤で貼り付けただけ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 床板用の真鍮板の切り出し。大きいのでしっかり固定してから作業。ヤスリ仕上げは若干余裕を残して大きめに。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 側梁に沿って、左右それぞれM1.7mmのなべネジ4本で取付。床板のネジ穴を側梁に移し開けしてタップを立てますが、最初に1箇所だけネジ止めして2つ目のネジ穴を移し開けし、タップを立てて2箇所目をネジ止め。こうして床板を固定した上で、残りのネジ穴全部を移し開けすると間違いがありません。
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 床板の真鍮板を若干大きめに仕上げています。つまり、固定した後に周囲を現物合わせで仕上げようという趣向です。こうすると床板の周囲が端梁と側梁にピッタリに仕上がって完成度が高まります。連結器を外してヤスリ仕上げ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 デッキの床板が付きました。床板の周囲をなでまわして段差がないことを確認。ウフフ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 最初に作っておいた隔壁上部はここに付きます。上が車体。手前がデッキの床板。横から突き当たる床板との密着具合が懸案だったわけですが、ま、これなら十分でしょう。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ホキのデッキ