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オートキャンプ場とまろっと(高知)
 
 
 
 
 2002/02/03(日帰り) 北九州・スペースワールド(!?)
 
 1月のキャンプ場は、人も少なく、我が家のトレーラー・キャンプには絶好なのですが、いかんせん多忙で休みが取れない。そのはらいせに(?)、就寝前の数時間、毎日のように玄関先のトレーラーで読書三昧。もちろんFFヒーターでしっかり暖房。キャンプに出かけられなくても、お父さんの書斎として有効に機能しているわけです。ただし、いくら快適ベッドがあるからといって、そのまま寝たりはしません。家庭内別居は私の望むところではありませんので。(笑)
 結局、キャンプの代わりに、日帰りで最寄りのスペースワールドへ。オフシーズンのこの時期、アトラクションの行列待ちはまったくなし。乗り放題の強烈ジェットコースターには少々疲れました。体力勝負なんですね、ジェットコースターは。ズブ濡れ系のアトラクションはやはり夏場のものでしょうか。いやいや、濡れることもありますよ、アウトドアですもの。

 
 
 
 2002/03/03(日帰り) 山口・豊田湖畔公園(Aサイト)
 
 訳あって家族の写真が必要になった。フォーマルなのと気軽なもの。後者はキャンプでしょう。ちょっと強引だなあと思いつつ、めい(うさぎ)も連れて、日帰りで最寄りの豊田湖畔公園へ。トレーラーは、今年の初稼動。積もり積もった私の欲求不満も、やや解消。昨年11月には、予約していた絶景サイトが手違いで使えなかったが、今回は、ちゃんとパイロンで確保してある。お気遣いありがとうございます。
 この時期にしては、天気もよく暖かい。我が家のほかにはお客さんもなく静か。のんびりと開放感にひたる。昼食後、トレーラーをサイトに残し、このところ通い続けている湯本温泉へ。4軒目は村山別館。玄関駐車場までお出迎え。でも、入湯だけと分かると、あからさまに落胆の表情。「がっかりしてたね」と子供の感想。見透かされていますよ、支配人さん。やっぱり家族そろってのアウトドアはいいよね。改めて再認識しつつ帰途についたのでした。

 
 
 
 2002/03/15-03/16(1泊2日) 大阪・ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(!?)
 
 ん?「アウトドア日記」の趣旨が変容してきているでしょうか?先月のスペースワールドに続いて、目下大盛況のユニバーサル・スタジオ・ジャパン。人の多いところは苦手ですが、これも、キャンプのための地道な実績作り……。と思っているのは、私だけ。(笑)
 ジュラシック・パークやジョーズなどのライド系は、すべて制覇! さらに、バックドラフト、ウォーターワールドなども。昼食のデザートには、ロストワールド・レストランの恐竜パイ。ハリウッド・マジックの花火こそ見損ねたものの、丸1日で当初の目標を一応達成。ポイントは、引き換えなしで入場できるJRの入場券、アトラクションの予約ができるエキスプレス。さらに、何といっても、土日を避けたウィークデイ。でも、さすがに疲れました。もう、へろへろ

 
 
 
 2002/04/06-04/07(1泊2日) 熊本・三愛高原オートキャンプ場
 
 本来の「アウトドア日記」に復帰。新学期直前の土日、久々の九州キャンプ。トレーラー牽引のやまなみハイウェイは、購入のとき以来だなあ。長者原の駐車場で、連結のままアウトリガーをセットして室内で昼食。牧戸峠を越えれば、瀬の本の三愛高原オートキャンプ場はもうすぐ。しかし……、雨だあ。
 雨のキャンプはもう慣れっこでちっとも苦にならないが、景色が望めないのは残念。到着後、降りしきる雨の中、トレーラーをバックでサイトの駐車スペースに。数回前後進したものの、思い通りの位置にピッタリ。少しは運転技量も身に付いたなあ、と自画自賛。何でも、他に10組の予約があったがすべてキャンセル。キャンプ場受付の担当者も不在でした。はあ〜。
 設営後、早速最寄りの三愛高原ホテルの露天風呂へ。「露天ですが、いいですか」とフロントマン。入浴して、おっしゃる意味が分かりました。展望が売りのこの露天風呂、つまり吹きさらし。風雨の中で、貴重な体験をさせていただきました。「最高か最低か、評価が分かれるよね」と私。家族そろって「答えを言わせるつもり?」。ハイ、もう聞きません。
 トレーラーのガスコンロで夕食の仕度。食後はトランプ大会。「大富豪」で盛り上がる。娘たち、いつの間にそんなに駆け引きが上手くなったんだあ? 私は常に「大貧民」。アウトドアの基本は早寝早起き。温泉で身体が温まっていることもあって、ヒーターも電気毛布も要りません。明日の天候回復を願いつつ、早々にお休みなさい。
 2日目。雨こそ上がったものの、霧は晴れない。朝食後、今や日本全国に名の知られた黒川温泉へ。日帰り入浴客が殺到する直前の間隙を狙って、まだガラガラの朝風呂。温泉三昧だあ。湯上がりのソフトクリームはこれまた格別。ただし、奥様は生ビール。本当はもう1泊したいところですが、やむなく帰宅。木々の緑の美しい季節に是非もう一度。
 

 
 
 
 2002/05/05(日帰り) 山口・赤田海水浴場
 
 例年ゴールデンウィークにはお出かけなし。わざわざ人出の多いときに出かけることはない。しかし、今年は連日天候がすぐれず、何となく気が滅入る。唯一好天に恵まれた子供の日。朝起きて、よし出かけようと思い立つ。家族の賛同も得て、トレーラー牽引ですぐに出発。久しぶりの赤田海水浴場。いつもながら、きれいな海に心洗われる思い。シーズン前なので、先客は1家族だけ。あれえ〜、ダイビングスクールの建物が更地になってるぞ。コンビニおむすびの昼食の後、国道の混雑を怖れて早々に帰宅。
 反省点が2つ。(1)思い立ってすぐ出発したのでトレーラーの冷蔵庫が冷えておらず、こともあろうにビールを忘れた。奥様、ゴメンナサイ。(2)シーズン前で現地の水道が使えず、手も洗えなかった。せめてトレーラーの流しのくらいは持参すべきだった。今後は気を付けます……。

 
 
 
 2002/06/02(日帰り) 山口・秋吉台オートキャンプ場(Aサイト)
 
 年度初頭の多忙でストレスがたまっている。「お出かけしてパア〜ッとしたいなあ」と提案したところ、難なく家族の了解が得られた。梅雨入り前の貴重な晴天。日曜日の日帰りで、秋吉台オートキャンプ場へ。秋吉台カルストロードの新緑が目に美しい。ディキャンプで利用するのは初めて。1泊5000円に比べると、終日1000円は安いのかな、どうなんでしょう。
 メインイベントは、奥様のバースデイ・パーティー。翌日の××歳誕生日を前倒し。料理担当のハズだった私は、諸般の事情からパス。苦肉の策で、子供たちがコンビニ・サンドイッチをそれらしく皿に盛りつける。もちろんバースデイ・ケーキとワインも。プレゼントまで用意している子供たちを前に、私の影は薄い。でもね、誕生日の明日に花束が届く仕掛けになっているんだよお〜。きっとビックリだぜ。そよ風に吹かれて昼寝。トロン温泉に入って帰宅。

 
 
 
 2002/07/21(日帰り) 山口・伊上海浜公園オートキャンプ場
 
 夏の日曜日に海辺のキャンプ場で焼肉、という図式は、いかにも工夫のないステレオタイプで、我が家はこれまでほとんど経験がない。しかし、で泳ぎたい次女、久しぶりに焼肉が食べたい長女、アウトドアでビールが飲みたい奥様、それにトレーラーを牽引したい私、これらの希望を総合すると、必然的に行き着く結論でした。梅雨明け初日の日曜日、日帰りで、伊上海浜公園オートキャンプ場へ。昨年のシーカヤック以来2度目。
 夏の日曜日をなめてはいけません。出発直前、念のため電話を入れると、前日から満杯、サイトの空きはないとのこと。チェックアウトは午後2時。あらら!しかしこれまでの経験から確信がありました。とりあえず出発し、1時間余り走ったところで再度電話。「午前中にチェックアウトされるサイトにお願いできませんか」。「とりあえず来てください」。私の踏ん張り、押しの強さに、家族の賞賛。結局、海側の広いサイトをゲットし、夏の1日を心豊かに過ごしたのでした。

 
 
 
 2002/08/08-08/11(3泊4日) 高知・オートキャンプ場とまろっと
 
 恒例の夏のバカンス。昨年のホエールウォッチングでは、遠くに一瞬背ビレを見ただけだったので、今度こそと高知にリベンジキャンプ。ホエールウォッチングで有名な大方町の隣りの中村市、四万十川河口のオートキャンプ場とまろっと。下関からどういうルートで行くか悩ましいところだが、結局、九州道・大分道を経由して、大分県の佐伯からフェリーで宿毛に渡る。船上の3時間は、トレーラー牽引の休息にはありがたい。
 四国上陸後から雨模様。またまた雨の夏キャンプかあ。キャンプ場に到着後、トレーラーを設営し、早速隣接の四万十いやしの里の温泉へ。レストランの夕食をあてにしていたが、宿泊客優先とかでありつけない。サイトに戻って非常食のカップ麺。こういうことはよくあります。
 2日目。早起きして朝食を済ませ、大方町のホエールウォッチングへ。4時間余りのクルージングの成果はこちら。中村市内の新安並温泉で汗を流してから、四万十川、佐田の沈下橋。夕食は季節料理たにぐちで、四万十川の幸をいただく。川ノリの天ぷらは風味豊かで美味。鮎の塩焼きは娘たちの大好物。手長エビ、ごり、うなぎ、……。あ、冷酒は司牡丹
 3日目高知市まで足を伸ばす。片道120km。国道56号線をひた走って2時間半余り。昨年に続いてまたまた桂浜坂本龍馬記念館。龍馬ファンの娘たちは、存分に堪能して満足げ。市内の様子が奇妙だなあと思ったら、高知よさこい祭りのまさにその当日でした。全然知らなかった!人出を避けつつ高知城。ついでに三翠園温泉でさっぱりしてから中村市へ戻る。20:00過ぎサイト着。
 最終日。朝食後、トレーラーを撤収してチェックアウト。おっと、お土産の日本酒土佐鶴を忘れずに。帰りも行きと同じルートで、宿毛からフェリー。大分道・九州道を経由して18:30帰宅。もう遅いので、トレーラーを定位置に置いただけで諸々の片づけはまたあした。3泊のキャンプなんて、あっという間に終わっちゃう。
 目的地への行程の途中にフェリーを利用すると、運転はとても楽。トレーラー牽引ではなおさらです。ただし、難点もあります。予約の出港時刻が決まっているので、遅刻できないこと。フェリー乗り場が遠方の場合、気を使います。それと運賃。全長で決まるので、明らかにトレーラーは不利。全長11m未満の運賃は……。(涙) しかし、それらを差し引いても、トレーラーとフェリーの組合せはなかなかいいぞ、今回特にそれを実感しました。
 

 
 
 
 2002/09/22 自宅でお客様のご宿泊

 恒例の夏キャンプ以降、トレーラー稼動のチャンスに恵まれない。原稿の締切に追われて、それどころではなかった。大学人の世界では、いわゆる休みの日こそが自分の勉強のための限られた時間。ひと気のない静かな学内の研究室で、電話と訪問者から解放され、仕事に集中できるというわけです。休みこそ仕事、世間様にはなかなかご理解いただけないかも……。
 今月はトレーラーの稼動もなしだなあ、と消沈していたところ、我が家にお客様がお泊りになることに。限られた部屋数の借家住まい、両親が泊まるときなど、寝室を明け渡して子供といっしょに私がトレーラー、ということはこれまでも何度かあった。今回は、お客様にトレーラーにお泊りいただこうという趣向。ベッドも完備してビジネスホテル並みの待遇は保証できますよ。事前にしっかり室内の掃除、シーツ交換などを済ませ、冷蔵庫には冷えたビール。おくつろぎいただきましたでしょうか。キャンピング・トレーラーには、こんな使い方もあるのです!


 
 
 
 2002/10/14(日帰り) 山口・豊田湖畔公園(Aサイト)
 
 今年の夏はいつまで続くのだろうと思わせた暑さも、ようやく過ごしやすくなってきた。秋の行楽シーズンの始まりというわけだが、休日の調整に難航し、キャンプに行けない日々が続く。「気分転換した方がはかどるよ」「本当に実力があれば1日くらい遊んでも大丈夫だろう」。中間テストの準備に忙しいお姉さんを半ば強引に誘って、日帰りで最寄りの豊田湖畔公園へ。
 連休ということもあって、サイトにはいくつかのテント。みなさんお片付けの真っ最中。こういうときには、チェックアウト後をねらって、静かになったキャンプ場でのんびりするのが通なんだぜ〜。(笑) 久々のお父さんパエリアで、点数を稼いだのでした。

 
 
 
 2002/11/03-11/04(1泊2日) 広島・備北オートビレッジ
 
 学会出張で広島に。実家への帰省も兼ねて家族を呼び寄せ、ついでにキャンプ。国営備北丘陵公園にある備北オートビレッジ。予約の時点で通常サイトは満杯。キャンピングカーサイトになったが、むしろ望むところ。駐車スペースがとても長く、隣接サイトとの間隔にもかなりの余裕。1000円アップでこの環境ならまあ良しとしましょう。ただ一日ごとに一人700円の人頭税にはなかなか馴染めません。他の国営もそうでしたけど。
 今回、やや強引に家族を呼び寄せキャンプを強行したのも、新しいキャンプ道具を試したかったから。電子レンジ。ちなみに夕食は、娘たちはビビンバ茶碗蒸し、大人はおでん熱燗、それに酢豚。とりわけ手間いらずの熱燗は何よりありがたい。寒い季節に星空を眺めながらの熱燗はたまりませんよね。強引キャンプにややご不満そうだった奥様のご機嫌も、この熱燗のおかげで回復。メデタシ、メデタシ!
 2日目。朝食後、最寄りの庄原さくら温泉で朝風呂。風花の舞う露天風呂。広島市内の山々にも初冠雪とか。昼食には、そばめしチャーハン塩カルビチャーハン。ご招待していたお客様がサイトにいらっしゃったものの、何もおもてなしができず、ご持参のコンビニ弁当をレンジでチン。チーンの音とともにお手軽料理の数々がキャンプの食卓を豊かにします。トレーラーの製氷室がもう少し大きければ、もっと多くの冷凍食品を持参できるのになあ……。残念ながら、肉まんをチンするチャンスを逸してしまいました。
 帰途、お願いしてトレーラー牽引の走行を撮影。ほう、こんな感じで走っているのかあ。

 
 
 
 2002/12/21-12/23(2泊3日) 大分・九重グリーンパーク泉水キャンプ村
 
 お姉さんの終業式の日、帰宅を待ってすぐ出発。一人だけ車内でコンビニのおむすび。申し訳ありませんね。3時間余りで泉水キャンプ村に到着。予約してもサイトは指定できず、早い者勝ち。以前来たことがあり、電源区画でトレーラーが楽に設営できるサイトは一箇所だけだった。しかし、広大なキャンプ場内にほとんど人影はない。キャビンに2組だけかな。サイトの争奪戦はまったくの杞憂でした。おかげで静かにのんびりできます。ウフフ……。
 もう一度行きたくなるキャンプ場には、それなりにいいところがあります。設営後、キャンプ場内の露天温泉へ。やや熱めのお湯が冷たい外気に心地よい。体が温まったところで、屋外にテーブルをセットし、持参のおでん熱燗で夕食。これがまた、たまりませんよねえ。冬のキャンプはやめられましぇ〜ん!
 2日目。今回は取り立ててイベントもなく、午前中のんびり過ごす。昼食はすぐ近くの長者原へ。九重星生ホテルの馬酔木(あせび)茶屋でいろり料理。九重ハイランドホテルの温泉に入ってサイトに戻る。前回のキャンプで導入した電子レンジが本領を発揮し、食事の支度にほとんど手間が掛からない。ただし、「洗いものはいままで通りよ」と奥さまのご指摘。なるほど。食器洗い機も必要なのか?
 最終日。朝食が終わったところに、本西ファミリー来訪。我が家のトレーラーを見学にいらっしゃった。ご主人のトレーラー熱が奥さまにも伝染しているらしい。(笑)合わせて、撤収、連結の作業もご覧いただきました。(トレーラー熱の詳しい症状についてはこちらをどうぞ。)帰途、走行中のトレーラーを撮影していただいた。何もこんなルートを通らなくても……。ごもっとも。もっと走りやすそうなルートがキャンプ場のパンフレットにも出ていました。変だなあ、そんな道あったかな、とよく調べたら、我が家のルートマップは1998年版。あらら……。今年の「アウトドア日記」はこれで終わりで〜す。