〔冷風除湿機「設置の詳細と後日談」〕
 
 

  

【画像左】 冷風除湿機とはいえ、冷媒を使ったコンプレッサー仕様ですから、どうにかして廃熱を室外に出さないといけません。とりあえず、コロナ純正オプションの廃熱ダクトを購入しました。蛇腹が伸縮し、縮めると32cm位、伸ばすと93cm位です。本体背後の廃熱吹き出し口に装着するようになっています。本来は、窓用オプションにダクトの他方を接続して、屋外に廃熱するわけです。
 
【画像右】 思案の末、天井の換気口から廃熱を出すことにしました。純正品だけでは長さが足りませんので、さらにアルミ・フレキシブルダクトを購入しました。純正ダクトと同じ10cm径のものを2m分。両者を接続するために、純正ダクトの先端を加工し、内径に合わせたアルミの筒を取り付けました。フレキシブルダクトを差し込むだけで、簡単に接続、延長できます。
 
 
    
【画像左】 バーストナー350Nのテレビ台は、コロナ冷風除湿機にぴったりです。四隅に防振ゴムを置きます。
 
【画像中】 本体に付いているキャスターを取り外して、設置します。と言ってもただ置いているだけ。これは後ろ向きで、中央部分が廃熱の吹き出し口。
 
【画像右】 ダクトを取り付けるとこんな感じです。
 
  
【ダクトの取り付け】 あくまでも仮設ですから、(1)トレーラー本体には加工を加えない、(2)元の状態を容易に回復できる、(3)取り付けと取り外しが簡単、などを考慮しました。バーストナーの引き戸のレール部分を固定している木ねじをそのまま利用して、10cmパイプ用のサドルバンドを取り付け、これでダクトを支えています。ダクトの先は、Sカンで換気口の端に引っ掛けているだけです。冷風除湿機の本体は、ランクルに載せて移動し、現地でトレーラーに移してダクトを接続します。
 
 試運転の結果、それなりに冷風も出て、ドレンタンクにも水が溜まりますから、除湿はしているようです。ルーフから温風も出ています。クーラーのように冷え冷えする程ではありませんが、そこそこ涼しくはなります。
 
 
 
 
【後日談 99/10/05】 夏の鹿児島キャンプ(「1999年のアウトドア日記」)で使ってみました。もちろんAC電源付きサイトです。しかし、予期せぬ事態に直面して現地での対応を迫られることになりました。そうです、台風の襲来です。少しの雨なら天井の換気口から雨が入ることはありませんが、風をともなうときは閉めないといけません。天井の換気口が使えません。
 それからもう1つ、ダクトが長くなり、しかも屈曲すると、当然のことながら、その分排気の効率が悪くなります。機械関係のご専門の方から助言をいただきましたが、アルミ・フレキシブルダクトは内側壁面が凸凹しているので「圧力損失」が顕著なんだそうです。長さは50cm以下が理想的だとか。熱気は上に逃がすのがいいだろう、と単純に考えたのですが、今回の場合、必ずしも正解ではありませんでした。
 
 結局、急場しのぎに、とりあえず一番近い窓から純正ダクトの先端部分を外に出すことにしました。やはりダクトは短い方がいいようです。外径分だけ窓が開いているわけですが、意外に室内の除湿効果は良好でした。窓1つだけでは、空気の出入りはほとんどないということでしょうか。夏場の雨のキャンプに付きものの肌のジトジト感もなく、快適でした。でも、残念ながら、このやり方だと網戸が使えず、案の定、夜中、蚊の攻撃に応戦するはめになってしまいました……。家族のみなさん、ご勘弁下さい。
 
 今後も夏のキャンプで使用したいかと聞かれると、ちょっと返答に躊躇します。まあそれなりに快適ですし、さらに網戸関係の対策さえ工夫すれば申し分ないでしょう。でも、何もそこまでして、わざわざ夏場に暑いところに行かなくても……、というのが正直な感想です。夏場は、やはり涼しいところで避暑キャンプ、でしょうね。
 
 

 
 
【後日談2 01/08/05】 恒例の夏キャンプが、例年にたたられるので、暑さを覚悟の上で、キャンプ地を、降水量の少ない香川県のまんのう公園オートキャンプ場に決定。確かに雨は降りませんが、その代わりに暑さもまた格別。一昨年の鹿児島キャンプ以来使っていなかった冷風除湿器を持参しました。
 
 とは言うものの、前回懸案になっていた廃熱ダクトの問題は、それ以降まったく手つかずで、先送りにされたまま。要するに、台風に見舞われ、急場しのぎに対策を考えたときと同様に、短いダクトだけを使って、一番近い窓からその先端を屋外に出す、という手法です。これがもっとも安直で、しかも手っ取り早い。レースのカーテンこそありますが、窓は開いたままですから、機密性はないに等しく、室内冷房の効果はほとんどありません。でも、扇風機のことを思えば、除湿された冷風が出る分、快適さは高まります。
 
  
 
 暑い盛りの日中は外出していますから関係ありませんが、問題は就寝時です。オートルーバーを使って左右に風向を変えれば、トレーラー内の隅々に除湿された冷風を送ることができるわけで、5泊のキャンプ中、寝苦しくて目が覚めるというようなことはありませんでした。決定的ではありませんが、まあそれなりに、ないよりはあった方がいい、ということは確かです。
 
 冷風除湿機に関しては、こういう使い方で十分でしょう。もうこれ以上、手間とお金をかけなくてもいいんじゃないのかな、というのが目下の結論です。次回以降は、再び、冷風除湿器の不要な避暑キャンプを計画したいものです。