〔デッキ妻板の塗装と取付〕
 
 
 ワフのワフたる所以の1つはテールランプ。これが点灯しないでは、それこそ画竜点睛を欠きます。光源は赤色の発光ダイオード(LED)。【画像左】 これの活用方法はすでにC11の埋込式標識灯で経験済み。電源は乾電池。設置場所は荷物室。十分なスペースがありますし、奥に置けば目立ちません。さて、問題は配線。目立たないようにと安易に床下に這わせたくないですね。どうしましょう。
 
 
    
 
 
 鉄道史資料保存会編『国鉄貨車明細図面集T』を見ると、テールランプの配線は車掌室の天井からデッキの支柱を経由して腰板に至っています。このワフでも天井経由にしたいですね。そのためには目に触れてもいいように、それなりの電線管を配管したい。電線管には当てがあります。C11の組立で使用した電気配線用のコイルスプリング。機会があればいつか利用したいと、ずっと心に残っていました。OSに注文して入手。【画像右】
 
 ところで、電線管にはコードが1本しか入りません。プラス側のコードを通すにしても、ボディアースはどうしましょうか。塗り残しがないようにしっかり塗装しました。それがかえって災いして組立後の通電の保証はありません。アースコードを取り付けて床板の裏にハンダ付け?不格好ですよね。シンプルに見栄えをよくするにはどうすればいいのでしょう。う〜む。思案の日々が続く……。
 
 ひらめきました。電線管そのものに通電すればいいのです。コイルスプリングですからもちろん通電可。こうすれば、中にコードを入れた電線管を配管するだけでプラスとマイナスの両方が使え、新たな配線もボディアースも必要ありません。うふふ、これはアイデアだぜ、と自己満足。よし、これで行こう。ただし、加工の段階では配線のことを一切考えていないので、それなりの追加加工が必要。塗装に先立ってまずその加工から。
 
 

 デッキ腰板の内部は支柱で区切られていますので、左右に電線管を通す穴が必要。中央の2本の5.0mm角支柱にはミーリング加工がしてあり、腰板内部の上端にも溝があって肉薄になっています。ここに横向きの2.5mm穴。といっても、腰板がハンダつけされているので、ドリルがうまく使えず四苦八苦。苦労の末にやっと電線管を通すことができました。やれやれ。
 
 
 
 
 
 
 
 


 次は、腰板内部から電線管を支柱へと取り出す穴。端にはスペーサーがあり、真下からの穴は無理。やや離れた箇所から斜めに取り出すしかありません。これにも四苦八苦。加工段階ならわけもないのですが……。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 さて、以上の追加加工をした後に、デッキ妻板と腰板の塗装。妻板が重いので、荷物室引戸で使ったSカンが再び登場。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 あわわ、プラサフ後に気付きました。腰板にはボルトが取り付けてあったのです。そのネジにもプラサフが……。遅ればせながら黒塗装前にマスキング。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 テールランプ本体はC11の埋込式標識灯で使用したものと同一品。正確には、このワフキットのテールランプを見てクラウンモデルに追加注文したものをC11に取り付けたというわけです。4個の台座のうち2個には中央の穴がありません。荷物室側はダミーということかもしれませんが、せっかくですから前後とも点灯するようにしましょう。穴を3.1mmにすると発光ダイオードの先端がピッタリはまります。
 
 
 
 
 
 
 


 内部も黒。もちろんこれにプラスチック製の赤いカバーが付きます。内部が黒だと消灯時にいい感じになります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 テールランプの台座を腰板に取付。取付位置を微調整できるように穴を大きめにしていました。マスキングテープに中心線を引いてセンターを合わせます。透明バスコークで接着。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 いよいよ配線。発光ダイオード本体を台座の裏側に差し込んで接着。電線管の中からプラスコード(黄)。これを発光ダイオードのプラス側(赤)へ。マイナス側(白)は電線管そのものへ直接ハンダ付け。プラス側の赤と黄の結線箇所を収縮チューブで絶縁(黒部分)。電線管の逆の先端に電池をつないで点灯テスト。うふふ、テールライトが点灯。
 
 
 
 
 
 
 
 


 最後に赤いカバーを接着して取付完了。左端の支柱の下端、画像の丸部分に電線管が見えますが、みなさん、是非これに気付いてほしいですね。この電線管で電気を供給しているのですよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 電源の電池は荷物室。デッキから荷物室まで電線管を取り付けます。仕上げは後回しにして、とりあえず、車掌室妻板と仕切板の側板最上部に電線管の貫通穴。この穴あけに、またまた四苦八苦。ピンバイスが直角に当てられません。丸ヤスリも使用して小さい穴を拡大。ふ〜う、やれやれ。加工後の追加加工は厄介です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 デッキ妻板の取付。端梁にネジ2本。天井部分は雨樋の取付ネジで仮固定。内側の腰板も取り付けて作業はあっという間。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 デッキ支柱の内側を立ち上がった電線管は、天井部分で直角に方向を変えます。ここを電線管押えで固定。この電線管押えもC11の組立用パーツを流用。なお、荷物室内の電源や荷物室妻板のテールランプはまた後日。点灯の画像もお楽しみに。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ワフらしくなった!