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 206との付き合いが2年目を迎えました。輸入車素人の私にとって、この1年間の印象は、6ヶ月のインプレッションでまとめたことに尽きています。いわく、(1)いまでもハンドルを握るとワクワクする。(2)トラブルが多いといううわさは信じるに足りない。(3)街乗りの燃費がよくない。(4)ブルーライオン代理店を国産車系列ディーラーと比べてはいけない、などなどです。なお、ブルーライオンのメカニックさんは、お付き合いしてみると結構いい人です。少々強面ですけど……。(笑)

 どんなトラブルが発生するのかなという期待は、この1年間に限って言えば、ほとんど肩透かし状態。「メンテナンス日記」の記事を探すのに苦労しました。比較の対象としてイメージしていたのは、これまで唯一新車で購入したTOYOTA Land Cruiser 80のこと。納車直後に塗装の吹きの残しを発見。リヤシートに縫製のほつれ。「見積り明細のうちの納車費用とは、納車前の各種点検、チェックの費用です」と聞かされていたのに、いったい何をチェックしていたわけ? 床下の排気管のへこみについては、もうクレームをつける気にもなりませんでしたよ。

 天下のTOYOTAですらこの調子ですから、マイナーな輸入車ならさぞかし……、と正直なところ思っていました。プジョー・ジャポンさん、ゴメンナサイ。PDI(Pre Delivery Inspection)はバッチリでしたよ。でも、たしかに燃費はあまりよくないですね。1年間の記録を整理してみると、最高で15.3km/L、最低はなんと5.7km/L。この間の累積走行距離を、給油したガソリンの累積総量で割ったトータルの平均は9.1km/Lでした。ただし、同クラスの国産車と比べてはいけません。それだけの走りの魅力もあるわけですから。「およよ206メンテナンス日記」は今年も続きます。さあ、どんな出来事が待っていることでしょう。でも、もう脚立は勘弁してね。

前年の燃費の記録 
 
 
 
 2001/01/11 ベアリング交換 〔007254km〕

 昨年10月末頃から、再びエンジンベルト付近で異音がするようになっていた。始動直後はそうでもないのだが、暖まってくると鳴り始める。キュルキュル、って感じ。8月にエンジンベルトを交換してもらったときの、ピヨピヨピヨ、とは違う。脚立の一件で、修理工場に持ち込んだついでに見てもらった。プーリーのベアリングらしい。当該箇所にCRCを吹くと音が消える。間違いない。年末年始の休みをはさんで、やっと交換の運びとなった。
 
 自宅まで車を取りに来ていただいて、数時間で作業終了。その後、試運転も兼ね、奥様とショートドライブ。片道45kmほどの一の俣温泉。いやあ〜、冬の露天風呂は最高ですなあ。あ、そうそう。例の右リヤ・タイヤハウスの出っ張りは、脚立の一件とは無関係と判明。元々そういう形状なのだそうだ。そういえば、最初からそうだったような気もしてきたぞ。あははは……。マッドガードは、ネジの増し締めでOK。
 
 おそらく日本で一番プジョー好きの集まっているサイト、French Blue Parkのリンク集に掲載していただきました。matiさん、どうもありがとう。

 

 
 
 2001/02/03 リヤワイパーのゴムブレード切れ
 
 洗車中にリヤワイパーのゴムブレード切れを発見。先端側だけでなく、根元側も同じ状態。う〜む。前回、2週間前の洗車のときには、大丈夫だったのになあ。この間の出来事といえば、冬場のこと、早朝ガラス一面にがついた日があった。そのとき作動させたのが原因だろうか。フロントに比べて、ほとんど使用する機会がないにもかかわらず、わずか1年間でこの状態。念のため、フロントも点検したが、こちらは異常なし。フロントとリヤでは、ゴムの強度が違っているような感じで、リヤはいかにも貧相。いずれにせよ、消耗品なので、交換しましょう。
 
 あ、もう1つ発見。左リヤのコンビネーションランプの中に水滴。こちらは、当面どうしようもないので、今後様子を見ましょう。なんとなく車全般に関して、雨や水の対策が十分でない、という印象ですね……。そうか、温帯モンスーンの日本車じゃなかったんですよね。(笑)

 
 
 2001/02/15 ヘッドライトの防水カバー
 
 洗車後、エンジンルームを点検、観察していると、こんなものを発見。何だあ、これ? 最大長およそ21cm、奇妙な形。外から入り込んだとは考えにくいので、エンジンルーム内の部品が脱落したものに違いない。え〜っと、どこのパーツなんだろう。ヒントは、一方の先端に付着している粘着性の黒いパテと、固定用らしきピンの位置。黒いパテは、左フェンダーの、ヘッドライトのつり目の後部に付着していて、何なんだろうといつも疑問に思っていた代物。
 
 パテ部分を一致させ、向きを試行錯誤しているうちに、ピン位置に穴がぴったり重なった。ヘッドライト上部の防水カバーのようだ。ヘッドライト裏のソケットに水が掛からないようにする配慮だろうか。いつ、どうしてはずれたのか、皆目分からないが、紛失する前に気が付いてよかった。常々プラモデルのようだと思っていたが、ジグソーパズルにもなっているんですね、この車は。(笑)  

 
 
 2001/03/18 ボディ・ワックスがけ(6)

 定期ボディワックスがけ。このところ多忙でほとんど206をかまってやれなかった。春間近のこの季節、西日本には、中国大陸か黄砂がやってくる。多いときには、車のよごれが目に余るようになるが、もうすぐワックスがけだから、と洗車もおあずけになっていた。絶好の洗車日和。水洗い、乾燥、ボディワックス、フロントガラスの油膜取り、バンパー・サイドモールにダッシュボードケア、タイヤワックス。なりが小さいとはいえ、これだけすると半日は楽しめる。
 
 洗車中、左リヤのホイルキャップに擦りキズ発見。縁石か車止めに接触したのだろう。報告がないので、奥様ご本人は気付いていない模様。気にするほどのこともないが、一応タッチアップペイントで補修。【画像は補修後】 私が言わない限り、まず気付いてくれんだろうな。黙っておこう。われながら、なんて心やさしい夫なんだろう。(笑)


 
 
 2001/03/24 エンジンオイル交換、リヤワイパー交換 〔008170km〕

 前回の交換からまだ4500kmも走行していないが、諸々気になるところの問い合わせがてら、ブルーライオン工場でエンジンオイルを交換。これまでサービスで無料だったので、実費負担は初めて。3L入って、リッター1000円。オイルの品名、グレードは不明。使いものにならなくなったリヤワイパーも交換。ゴム部分だけかと思ったら、それを固定するプラスチック部分と一体で交換。運良く在庫があった。1600円。ゴムは見るからにひ弱。使うなってことでしょう。リヤコンビランプの水滴については、検討の結果、クレーム扱い。後日部品が届いてから交換ということになりました。

 やっと「メンテナンス日記」らしい内容になってきました。これからは、メンテナンス費用の記録を残しましょう。


 
 
 2001/04/07 リヤ・コンビネーションランプ交換 〔008311km〕

 内部に水滴の付いた左リヤのコンビネーションランプを交換。作業を見学させていただいた。トランクの内張りをはずすと、一体になった本体が1本の蝶ネジで締め付けてあるのが見える。あとは、数カ所の突起がボディに差し込まれているだけのシンプルな構造。脱着作業は短時間で終了。諸ランプの点灯チェック。ありゃ、全然点灯しない。残念ながら、新たに取り付けたものには電球が入っていなかったのでした。およよ。もう一度取りはずして、電球を取り付け。ソケット全体の基盤が、これも蝶ネジ1本ではずれる仕組み。
 
 お礼を言って、お店から帰りかけたところで呼び止められた。「ブレーキランプが切れています。」おやおや、点検時には点灯したのに……。結局三度脱着するはめになりました。サービス担当のお兄さん、どうもご苦労様でした。今回合わせてエンジンベルトも交換。2回目です。昨年夏に対策品に交換していましたが、その後再び鳴き音が出るようになっていました。おそらくこの音は宿命なのかもしれません。もう諦めましょうか。なお、コンビランプもベルトもクレーム対応で、当方の負担はありませんでした。

 

 
 
 2001/06/09 ボディ・ワックスがけ(7)
 
 梅雨入り直後の晴れ間に、定期ボディ・ワックスがけ。この「メンテナンス日記」への記入は2ヶ月ぶり。更新を怠っていたわけではありません。記事にするようなネタがないってことなんです。この間、気になっていることといえば、トランスミッションから発生する高周波系の音。Dレンジのままで信号待ちしていると、ギィ〜ンという音が発生するようになりました。高速道の料金所などでとくに顕著です。ニュートラルにすると消えます。
 
 そうそう、そういえば、最寄りのブルーライオンが跡形もなくなりました。【画像】でも、ご心配は無用。代理店本社の隣りに移転しただけでした。こういうとき、客の立場としては、店舗移転の案内とか、ちゃんとした説明がほしいわけですが、まったく何もありません。店舗跡地の看板を読めば分かるじゃないか、という姿勢は、客商売として十分とは思えませんけどね。

 
 
 2001/06/24 1万キロ突破、タイヤローテーション 〔010141km〕
 
 オドメーターが1万キロ突破。納車から1年半。ほとんど街乗りばかりなので、まあこんなもんかな。JR山口線のSL見物しようと、津和野に向かっている途中でした。往復250km弱の日帰りツーリング。
 
 早めに帰宅できたので、ついでにタイヤローテーション。5000kmのときに続いて2回目。前回、路面に傾斜があってヒヤヒヤしたので、今回は、フラットな駐車場スペースに移動して作業。前回と同様、スペアタイヤと2tジャッキでクロスチェンジ。わけなく終了。

 
 
 2001/07/07 フロアマット固定キャップ破損
 
 ボディ水洗いのついでに、フロアマットを掃除しようと取り出したところ、マットを固定するキャップのツメが折れているのを発見。運転席のフロアマットには、座席下の左右に大きな丸穴(直径30mm位)があり、この部分に上から蓋をかぶせて90度回して固定し、ズレを防止するようになっている。おかげで、運転席のフロアマットの取り出しはちょっと面倒。
 
 もっと小さな穴をピンに固定するだけでもよさそうなものを、こんな大仰な仕掛けにするところがプジョーこだわり、と思っていましたが、複雑にすればするほど壊れやすくなるのは世の常。案の定、2本のツメのうちの1本が折れてしまいました。力を入れすぎたのかな。いや、強度不足じゃないの。見るからにひ弱そうなプラスチック部品。とくに不都合もないので、当面ツメ1本のまま。
 

 
 
 2001/08/06 プジョー・ジャポンからダイレクトメール
 
 プジョー・ジャポンからダイレクトメールが届いた。納車直後にアシスタンスカードが届いて以来、プジョー・ジャポンから郵便物を受け取った記憶はない。車検までまだ1年以上もあるし、何か唐突だなあ。こういう営業活動はないものと思っていたが、206好調のおかげで企業体力が備わってきたのだろうか。
 
 しかし、「プジョーの正規メンテナンスサービス開始のご案内」というタイトルは、イマイチよく分からない。正規のサービスが始まるということは、これまでの正規代理店のサービスは正規じゃなかったのね、と言いたくなります。従来ウィークポイントと言われていたプルーライオン・ネットワークを、輸入元主導で標準化し、いっそう強化しました、ということなのでしょうか。あ、同封されていた307の資料請求ハガキは、迷うことなく直ちに返送。

 
 
 2001/09/08 ボディ・ワックスがけ(8)
 
 定期のボディ・ワックスがけ。途中で天候があやしくなる。日差しはあるものの、かすかに霧雨。大急ぎで仕上げて、間一髪間に合った。霧雨は秋の季語らしい。暑すぎた夏ももう終わりかあ。
 
 先般資料請求した307のカタログが届いた。と言っても、見開き2ページだけの簡単なパンフレット。「まだ正式発表前のため詳細な情報が決定しておらず、……」とのこと。せっかくお送りいただいたのに、宛名が間違っていました。奥様の姓は「西野」ではありません。我が家は夫婦同姓です。前回のダイレクトメールで住所氏名を確認したはずなのに、どうなっているのでしょう。訂正依頼の文書を送付。顧客管理がまともにできないなんて、まだまだ一流企業への道のりは遠いですぞ、プジョー・ジャポン!

 
 
 2001/10/20 カーステレオ不調
 
 更新をサボっているわけではありません。時折、エンジンベルト周辺やトランスミッションあたりから異音が発生することさえ気にしなければ、我が家の206は、目下至って快調。記事にするようなネタがありません。
 
 そこで、小ネタを1つ。走行中にカーステレオがダウン。その他の電装品には変化なし。およよ、これはきっとヒューズ切れだな。ステアリング下のヒューズボックスを初めて開けました。ホヨ〜、こんなにいっぱいヒューズがあるのかあ。色分けされた平型ヒューズが密集。取説で確認しつつ、カーステレオのヒューズを取り外す。あれれ、ヒューズは切れてないぞ。そのまま元に戻して様子をみると、なんだ、ちゃんと機能するじゃないか。う〜ん、何が原因だったんだろう。奇怪。純正のカーステレオは、ライオンマーク入りですが、実は日本製のSONYブランド。信頼性は高いはずなんだけどなあ。今後、要注意です。

 
 
 2001/11/26 任意保険の更新(2)
 
 任意保険の更新。丸2年が経過したことになる。内容は前回と同様で、保険金25,040円。等級が1ランク上がり、昨年に比べて1,520円の減額。保険屋さんは新商品について縷々説明されるが、いずれもより高額のものばかり。不安感につけ込まれる契約の変更は私の信条に反します。これまでのままでよい。

 半年前に移転した最寄りブルーライオンの新店舗はこんな感じです。以前のお店に比べると、いかにもブルーライオンらしい。実は最近、県内にもう1つ、新たにブルーライオンが開店しました。トヨタ系列のディーラーさんが併設で始めました。県内唯一の独占状態がくずれ、競争原理が導入されたわけです。プジョージャポンの企業戦略も本気だな、と好印象。プジョーの老舗にとっては痛手でしょうが、市場原理が、顧客のためだけでなく、お店の活力になるよう頑張って下さい。


 
 
 2001/12/02 エンジンオイル交換 〔013011km〕
 
 最寄りのブルーライオンでエンジンオイルの交換。5000kmごとのつもりだが、厳密には前回から4841kmの走行。まあ、こんなもんかな。待ち時間に、整備工場に隣接となったブルーライオンの新店舗を訪問。そう広くもない室内に置かれた2台の展示車は、デビューしたての307。初めて実車を目の当たりにしたが、現有の206を手放して買い換えようという気にはならない。私としては、正直なところ、やっぱり206がいい。

 新店舗の裏手に、納車間近らしい206CC(Coupe Cabriolet)を発見。お店の方にお願いして、見学させてもらった。品薄で、発注してもなかなか配給の順番が来ないとのこと。この車で納期1年。それでも、欲しい人は欲しいよね、やっぱり。オイル交換が完了して気が付いた! 今回は、オイルエレメントも交換のはずだったのじゃああ〜。およよ。(涙)


 
 
 2001/12/16 ボディ・ワックスがけ(9)
 
 定期ボディワックスがけ。急に寒くなって天候も安定せず、タイミングが難しい。
洗車中、ホイルキャップに擦りキズ発見。3月のときと同じ左リヤタイヤ。どうやら、前回と同じ状況で擦っている模様。今回はナイショにしないで、日頃ご乗車の奥様に尋ねてみたが、身に覚えはないとのこと。まあそうでしょうね。今後は注意するよう教育的指導。逆に、奥様から指摘されていたブレーキペダルのきしみ音は、CRCで難なく解決。ルーフアンテナを増し締め。ちょっとゆるんでいました。
 
 小さい車は脚立もいらず、室内外を目一杯掃除しても半日で完了。脚立?そういえば、もう丸1年だなあ、例の脚立事故から。残りわずかの今年、無事に終わってほしい。(つづく