庭の整地と同じ業者さんにお願いすることにした。少しでも様子をわかっていただいている方がいいかなと。7月下旬、社長さんに来ていただいて打ち合わせ。主な内容は3つ。(1)道路から丸見えなので目隠しの植栽をしたい。(2)線路周辺の真砂土に砂利を入れたい。(3)ちゃんとした排水溝を作りたい。工期の希望は秋まで。10日ほどで見積書が届いた。
樹木植栽 生垣(キンモクセイ10本、土壌改良材含む) 生垣支柱(4.0m) マルチング(表土の養生) 排水工事 暗渠排水管敷設(6.5m、フィルター材含む) 集水桝接続加工 掘削・残土処理 砂利敷設 鋤取り・残土処理 黒玉石敷設(20〜27mm、20袋)
「真夏の植栽作業はよくない。暑いと枯れやすい。気温が下がって作業する」とのこと。特に急ぐわけでもないので、工期はお任せすることに。まあ、年内めどでよろしく。排水工事では、網目状の排水管を暗渠にするらしい。雨水マスとの接続の際に、雨水マスの欠損箇所の補填も依頼。道床周辺には、黒玉石を敷く。雨水マスの上に載せているアレです。フムフム、庭全体が落ち着いた雰囲気になるかな。
「鋤取りってなに?」「玉石を敷くために地面を掘り下げます」「それはこっちでやってもいいですか」。苦労して敷設した道床まわりをガリガリやられるとマズいなあ。ブロックがすれるかも。直感的にそう思った。その結果「鋤取り」は見積りから外れ、経費節減にもなった。「前回の職人さんと事前に打合せがしたい」とお願いしたところ、後日前回の監督さんが来られた。線路と道床ブロックの養生を慎重にとお願いしました。指名料の追加はありません。(笑)
まだ着工日の連絡はないものの、時間があるときに少しずつ鋤取りをやっておこう。道床ブロックのまわりを掘り下げるわけだが、鉛直方向にまっすぐ掘り下げるのはいかがなものか。ブロックがずれる可能性もあるし、沈下するかもしれない。できるだけ地面を斜めに残したい。真夏の暑さが厳しいので、夕方近くなってから作業。
施工前
鋤取り開始。島式ホーム状の部分から。 地中に埋まったブロックのこのツラまでを一応の基準にする。玉石は3~5cm程度の厚みで敷くと聞いた。計測するとちょうどここ。これなら横ずれもないだろう。 引込線ブロックの下のツラが露出。本線ブロックは勾配区間があって、厳密には引込線ブロックより低いのだが、まあだいたいこんな感じ。 引込線ブロックの敷石側も同様に鋤取る。縁石の角が露わになる。この縁石に沿って排水管を埋めるらしい。 鋤取った残土は土嚢袋に入れ、積み上げておく。ここまでで18袋。土嚢袋のある箇所から先が植栽スペース。H=1.8mのキンモクセイが10本の予定。 曲線線路と外塀の間も。 周辺の鋤取りに先立って、曲線線路と第二橋梁を撤去し、雨水マスの玉石を除いて蓋を開け、内部を確認。なんと根が入り込んでいる!【画像白丸】。排水パイプの取付け周囲に隙間があるようだ。1年前には根がないのを確認していただけに、今後要注意だ!過去の悪夢がよみがえる。 根の入り込みの件は業者さんに対策をお願いすることにして、いまは雨水マス周辺の鋤取り。 鋤取ったところばかりご紹介していますが、残土はどうしているのでしょう。まず、これで掘り取って地面を平らにします。水平よりも水勾配を意識した方がいいのかな。玉石の下で雨水が一方向に流れるように。玉石の表面はレベルにこだわる必要はない。 鋤取った残土がたまってきます。これを土嚢袋に入れるわけです。土嚢袋は耐候性のあるUV仕様。 たくさん入れると重くて持てなくなるので、一定の重さにしましょう。体重計で重量をチェック。 調べたところ、土嚢袋はだいたい20kg前後で使用するらしい。それを基準にしました。しかし、20kgは結構な重量です。土嚢袋の口紐の結び方も勉強しました。 わずかの距離でも楽がしたい。再び土運車の登場! 全体の鋤取りが完了したとき、土嚢袋は28袋。総重量560kg。打合せでは、塀越しにダンプに積み込む手はずですが、私には無理。残土処理までするとは言ってませんからね!監督さんによると、若い衆が来るのだそうです。ヨロシク!
鋤取り完了