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 快適なトレーラーキャンプのためには、トレーラーの適切な設営が不可欠です。日頃の設営作業の手順をご紹介します。
 

 
 
 1.設営場所にトレーラーを移動
 
 設営場所が舗装の場合は、切り離して人力で簡単に移動できますが、舗装でも傾斜段差がある場合、未舗装の砂利草地などの場合は、できるだけ牽引のままいくのが無難です。人力で動かすのに苦労します。ただし、キャンプ場によっては、サイト内に車を乗り上げてはいけないところもあるので要注意。そういう場合は、管理人さんに事情を説明してお願いしてみましょう。

 
 
 2.トレーラーの設営位置を確定
 
 サイトのスペースとの関係、出入口の向きや位置、サイドタープの具合、窓から見える景色など、家族と相談しながら、トレーラーの位置を最終的に決めます。中でも目覚めたきにベッドから見える景色は大切なポイント。状況によってはその場でトレーラーを180度旋回、ということもあります。1軸ですから意外に簡単。位置を決めたらしっかりブレーキを掛けます。

 
 
 3.左右の水平を確保
 
 快適なトレーラーキャンプには、室内の水平確保が不可欠です。水準器を使いましょう。シンクの排水、冷蔵庫の冷却、ベッドでの安眠などに大きく影響します。トレーラーの位置決めの際に、できるだけ左右が水平になるところを選びますが、必ずしもそうならないこともありますので、その場合は、低い方をジャッキアップ。牽引車のハチマルの車載ジャッキです。前後の水平確保の際に、ひずみが出ないように、ジャッキはできるだけタイヤの中心に近い位置でシャシーに当てます。タイヤが浮くと不安定になるので要注意。未舗装ではジャッキの下に補強の板を。

 
 
 4.前後の水平を確保
 
 左右の水平に比べると、前後の水平確保は簡単です。補助輪のジャッキで調整します。ただし、傾斜のある場所では、逆に補助輪が邪魔になることもありますので、工夫が必要。

 
 
 5.アウトリガーで車体を安定
 
 前後、左右の水平が確保できたら、アウトリガーで車体を安定させます。これでもう室内に入っても大丈夫。AC電源を使ってクラッチ付き電気ドリルで回すこともありますが、コードの準備をする手間を考えると、手回しの方が早くて楽チンな場合も少なくありません。未舗装の砂利や草地では、補強の板(300×270×20、ラワン)を忘れずに。そのままだと足が埋まり込んでガタが生じ、安定しません。

 
 
 6.AC電源の接続
 
 ドラムコードを使って電源を延長し、トレーラーの電源を接続します。炊飯器などの家電製品を屋外で使うこともあるので、もう1つ短かい延長コードを常備しています。ドラムに接続します。

 
 
 7.水タンクの補給
 
 牽引時はカラです。サイトに到着して補給。バイ菌の増殖や食中毒のことを考えると、長期滞在の場合、少なくとも1日1回は水を入れ替えた方が安心。14Lタンクで、家族4人、朝晩の歯みがきと洗顔ができます。持ち運ぶにも、これくらいの大きさが手頃。

 
 
 8.室内の整頓
 
  牽引時に外してあるペンダント灯を取り付け、室内を整頓します。照明スタンド写真立て置き時計を定位置に。初めのうちはテレビデオをセットすることもありましたが、最近はほとんど使いません。不要ですね。冷蔵庫の電源スイッチはDC12VからAC100Vに。何はともあれ、すべての窓を全開にして、すがすがしい空気を入れましょう。さあ、快適なトレーラーキャンプの始まりです。