〔別府八湯温泉道豆知識〕
 
わが家の別府温泉
 
 
 

 1.必需品と装備

   
 
 別府八湯の温泉巡りには「スパポート」が必須。
当然のことながら、水分や高湿度などの過酷な
状況にさらされます。しかも、満湯成就にはかな
りの長期間を覚悟しなければなりません。大切
な「スパポート」の保護のための対策が必要です。
 
 「スパポート」は、市販の透明ビニールケース
入れて持ち運びましょう。忘れたり、無くしたりしな
いように首からぶら下げます。赤いスパポートを下
げていると、番台のおばさんにもすぐそれと分かっ
ていただけます。
 
 入浴料100円の温泉がたくさんあります。百円玉
が必須です。上のビニールケースには小銭入れも
入れましょう。
 
 街中の隠れた温泉は見つけにくい場合が多いで
す。地図が必須。お勧めは、「でっか字まっぷ」
(昭文社)。小型版なのに大きな文字の超詳細図
がありがたい。
 温泉本に掲載されていない温泉が、まだまだたく
さんあるのですね。
 
 基本的に温泉巡りに石鹸やシャンプーは不要。
入浴の度に洗っていたら大変なことになります。で
も、タオルは必須。持ち運びには「別府八湯」の焼
印のある湯籠がオシャレ。
 しかし、この湯籠を使いこなすには「温泉名人」の
余裕と品格が必要です。ひたむきな温泉道修験者
にはまだまだ高嶺の花。
 私は、亀川の海浜砂湯の受付で見つけて入手し
ました。
 
 
 

 2.アクセス

 
 
 別府へのアクセスには、JR日豊本線の普通電
がお気楽で経済的。片道2,420円。早朝には、
門司港7:18−大分10:30という直通便もあります。
ちょっと奮発して立席特急券を購入すれば、寝台
特急ブルートレイン富士にだって乗車できます。
 100km超えるので、途中下車も可能。亀川駅で
途中下車して亀川温泉を歩き回り、それから別府
駅へ移動、というワザも使えます。
 
 別府駅の次の東別府駅まで行き、浜脇温泉を
歩き回って別府駅まで戻る、というワザもありま
す。
 
 JRの普通電車でさらにお得なのが「青春18きっ
ぷ」。片道料金で日帰りの往復ができます。しかも
最大延べ5日。奥さまを誘って二人で別府温泉巡
りにも行きました。
 
 
 

 3.入湯料

 
 
 交通費だけでなく、入浴料の節約もできます。ホ
テルや旅館の中には、温泉本に付いている「入湯
無料券」が使えるところがあります。某ホテルで
恐る恐る出してみたところ、嫌な顔もされずに入浴
できました。ただし、1枚だけ。「入浴料100円引
券」もあります。ただし、勝手に切り離すと利用でき
なくなります。本のまま出しましょう。
 
 ホテルや旅館の中には、毎月26日を「風呂乃
日」と称して、通常500円以上の入浴料を260円に
割り引くところもあります。これを逃す手はありませ
ん。別府の日帰り入浴は26日がお得!
 他方、100円温泉の中には前日の25日が休業の
ところがあるのでご注意を!
 
 七段以上の高段位者の認定を受けると、温泉道
実行委員会から「泉生」の称号とともに、「高段
位者優遇入湯券」をいただくことができます。
 特定のホテルや旅館などが入湯無料、あるいは
半額になります。ただし、有効期限は1年間。この
特典を受けられるホテルなどは、高段位になるまで
先送りにするのがいいかもしれませんね。
 
 
 

 4.宿 泊

 
 
 連日の温泉巡りのためにはどこかに宿泊しなけ
ればなりません。それなりに格安の宿もあります
が、当方の定宿はここ。志高湖キャンプ場
 一人1泊310円、車410円。つまり、オートキャン
プ1泊720円。このコストパフォーマンスはどこにも
負けないでしょう。キャンピングトレーラーを持ち込
んで、志高湖から温泉地に繰り出します。
 
 志高湖の記録はこちら。
 2005/11/11 2006/12/02 2007/06/02
 2007/11/07 2008/07/19 2008/10/29
 2008/11/23
 
 
 

 5.段位認定

 
 
 スタンプ8個でスパポートのページが埋まるごと
に、段位が認定されます。8個で初段、16個で二
段、24個で三段、……、88個で名人、という具合
です。
 段位の認定ごとに「段位認定状」が発行されま
す。最終的に全部で11枚。ただし、初段から十段
までは各500円、名人1500円の申請料が必要。
 
 段位認定の際に、認定状と合わせて「段位タオ
ル」がもらえます。段位によって、白、緑、赤、青、
と色が変わります。
 
 名人の認定では、「別府八湯温泉道名人」の金
糸刺繍の入った黒タオルがもらえます。この黒タ
オルこそ温泉道名人であることの何よりの証拠!
 これを持っていると別府市民から尊敬されるらし
いのですが、黒タオルで入浴している人にはこれ
までお目にかかったことがありません。(笑)
 
 名人になると「温泉殿堂」に肖像写真が永年展
示されます。この殿堂は、鉄輪のひょうたん温泉に
あります。1466代の私はここ!
 
 
 

 6.別府八湯温泉道事務局

 
 
 別府八湯温泉道の事務局は、別府市役所の別
府市観光協会にあります。道路を挟んだ向いの駐
車場に車を置き、玄関を入って右、突き当たりを
左、その先です。「別府市観光協会」の看板が出
ています。
 お役所なので、土・日・祝日はお休み。直接行く
とその場ですぐ手続きをしていただけます。認定
手続きは郵送でも可。