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白岳国民休養地(長崎)
 
 
 
 
 2008/07/19-07/21(2泊3日) 大分・志高湖キャンプ場
 
 昨年の11月以来、半年以上もトレーラーの稼働が中断していました。最大の原因はハンドブレーキの不具合。ダンパーからオイルが漏れて自動ブレーキが機能しなくなりました。修理の情報収集やAフレームアッセンブリの輸入待ちに時間がかかり、キャンプが遠のいていました。トレーラーが復活して「アウトドア日記」を再開。それにしても立ち上がりが7月とはね。(^^;
 おじさん仲間のお誘いをいただいて別府の温泉巡りへ。中にはご苦労にも山登りの方たちも。宿泊はいつもの志高湖キャンプ場。1泊310円という破格のコストパフォーマンスは何ものにも替えられません。トレーラー2台で現地集合。当方が先着したところ、すでにテントがズラリ。そおかあ、きょうから学校は夏休み。家族連れのお客さんが多いわけです。キャンプ場のこんな景色を目にするのは初めて。オフシーズンばかりでしたからね。
 昼食後、早速鶴の湯へ。別府の有名な野湯の1つで、設備もメンテナンスもしっかりしています。屋根がないので、お湯だけでなく日差しも暑い。その後、みかゑり温泉谷の湯、とはしごをして、夕食は味蔵。地鶏の炭火焼が忘れられず2回目。店内が煙でモウモウにもかかわらず、「換気扇が壊れました」と悪びれない店員さん。そんなお店ですが美味しい。ひょうたん温泉で焼鳥の煙と臭いを洗い落としてキャンプ場へ。にぎやかなお隣りさんに閉口しましたが、深夜には静かになりました。
 第2日目。早朝出発の登山隊を見送りもせず、こちらは温泉三昧の一日。朝から、砂原温泉山の湯奥みょうばん山荘。奥みょうばん山荘は道路から外れた山中にありますが、看板も案内もなし。行き着くのに一苦労。そういう意味でも「隠れ家」です。午後、帰還した登山隊と合流して黒田やへ。大ホテルだけあって浴場は設備充実の豪華風。最後にもう1つ、如意輪温泉。住宅地の秘湯です。場所も分かりづらく、建物の風情もまた格別。別府の温泉の奥深さを教えられます。
 第3日目。今回のもう1つの企画、九重の寒の地獄温泉へ。志高湖キャンプ場は11時チェックアウト。利用上ほとんど規制らしい規制のないキャンプ場ですが、この点だけは妙に厳格。トレーラーを撤収して一旦外の駐車場に移動してから行動開始。寒の地獄温泉の冷泉は季節営業。前回6月に訪問したときはまだ営業前でした。それでリベンジ。「う〜ん、冷たい」。私としては身体にいいとも思えなかったので、早々に退散。志高湖キャンプ場に戻り、トレーラーを牽引して帰宅。
 Aフレーム交換後、初のキャンプ。トレーラーの試験運用の意味合いもありましたが、まったく問題ありません。ハンドブレーキも新品に生まれ変わり、今後は再び月イチペースのキャンプを目指しましょう。
 
 
 
 2008/08/17-08/19(2泊3日) 長崎・白岳国民休養地
 
 トレーラー復活第2弾は、夏休み帰省中のお嬢さまとお城巡りキャンプ。3月実施の予定でしたが、トレーラーの不具合で先送りになっていました。ターゲットは長崎県平戸城と島原城。島原城は前回の1998年に閉館だったので10年ぶりのリベンジ。それにしても、平戸と島原って長崎県の北と南。ベースキャンプの設定がポイントですね。
 思案の末、平戸に近い白岳国民休養地をベースキャンプに。平戸城まで至近距離。下関から九州道、長崎道、西九州道を経由してまず佐世保市内へ。お目当てはもちろん佐世保バーガー。道路に面した認定店を選択。大きなバーガーをほおばって昼食。佐世保からさらに1時間。案内板に従って白岳高原へ。国道からのルートが3つありますが、おすすめは江迎町市街地からのルート。最初のルートは狭い急坂のセメント道で牽引車には辛い。
 白岳国民休養地のオートキャンプ場は木立の中。大型キャンピングカーやトレーラー牽引には対応できないとのことで、隣接の芝生広場の隅を提供していただきました。キャンプサイトから電源を引くこともできます。広い芝生広場にポツンとトレーラーが1台。開放的というか寂しいというか……。設営後、すぐに平戸城へ。片道30分余り。歴史的な海上交通の要衝。天守閣から周囲の海がよく見えます。絶景。
 帰り道、鹿町温泉のやすらぎ館で入浴。サイトに戻って夕食。初日の夕食はお父さんシーフードカレー。事前にルーだけ作り、冷凍して持参。具を現地で追加して完成。レンジでチンしたご飯とともに、プリプリのえびやイカの入ったシーフードカレーをいただきました。食後の片付けはお嬢さまといっしょに。日ごろ一人で下宿生活しているだけあって手馴れた様子。うちの娘も成長したなあ。
 第2日目。早起きして6時起床。ベーコンエッグ、パン、牛乳で朝食を済ませて早々に出発。なにしろ、きょうは長崎県を北から南に縦走しなくてはいけません。諫早ICから先は一般国道。極端にペースダウン。しかも雲仙は山越え。結局、島原到着はお昼。お城の前に腹ごしらえ。姫松屋の具雑煮。これは10年前と同じ。でも今回は真夏。暑いときに熱い雑煮もねえ。でも他のお客さんたちもフーフーしながら召し上がっていました。
 島原城のリベンジ後、そのままサイトに戻るのかと思いきや、「長崎の龍馬像に行きたい」とお嬢さま。諫早ICから長崎道で長崎市内へ。路面電車をかわしながら市民会館地下の市営駐車場。徒歩で、亀山社中跡龍馬ブーツ、そして風頭公園の龍馬像。長崎は坂の街と聞いていましたが、こんな急坂とは。もう汗だくでヘロヘロ。帰途、サービスエリアで長崎ちゃんぽん。前日と同じ鹿町温泉に入ってサイトへ。午後9時着。よく走ったなあ。
 第3日目。夜中から雷雨。朝食を簡単に済ませ、雨の中でトレーラー撤収。管理人さんにご挨拶をと思いましたが、どうやら定休日らしく不在。帰途、初日の佐世保バーガーの味が忘れられず、佐世保市内で別の認定店へ。お店によって作りも味も違うのですね。お土産に長崎カステラ。高速道を乗り継いで夕方までには帰宅。
 今回のお城巡りキャンプ、2日目の移動がちょっとハードでしたね。肉体的にもお財布的にも。ディーゼルエンジンのランクルとはいえ、昨今、軽油も安くないのです。帰宅後、ルーフの異常に気付きました。ん?何かいつもと違うなあ。えっ、丸型ベンチレーターのカバーがありません。ヒィーッ。夜中の雨では問題なかったので、帰りの走行中に紛失した模様。10年目のトレーラーもあちこちくたびれてきていますね。

 
 
 2008/09/27-09/30(3泊4日) 山口・豊田湖畔公園(Aサイト)
 
 昨年と同じこの時期に、今年も最寄りの豊田湖畔公園でゼミの学生たちとゼミキャンプの計画。電源なしキャンプに最適のこの時期ですから、もっと企画をふくらませましょう。というわけで、ゼミキャンプに先立っていくつかの企画を。
 初日は、半ば強引にお連れした奥さまと1泊。お誘いの目玉は、たまたま入手できた大きなあわびの刺身、大トロの刺身、日が暮れるとそれなりに涼しいので日本酒のぬる燗、その他にぎり寿司などなど。これを拒む人はまずいないでしょうね。(笑) 2006年のあわび騒動もこれで和解。
 第2日目。朝食後、湯本温泉恩湯へ。奥さまは人の少ない礼湯。いずれも今年から200円に値上がり。それにしても、泉質からすれば破格の入湯料。さて、2日目はキャンプサイトにお客さまをお迎えします。職場の同僚の桐原ご夫妻と夫人の友人のMikiさん。ご夫婦はまだ新婚ホヤホヤ。お祝いも兼ねてかな。そのために当キャンプ場唯一の絶景サイトを確保しました。メニューは、いつもよりちょっと豪華風のパエリア
 Mikiさん、タダモノではありません。れっきとしたプロの二胡奏者。中国伝統楽器のあれです。アルパ奏者のTakakoさんとユニットのALPHAを結成して活動。ただし、目下、産休中。大きなお腹にもかかわらず参加してくださいました。そこから表現が表出してくる核のようなものを持っていらっしゃるなあと感じました。それと、「やはりこの世はお金じゃないよね」で意見が一致!
 第3日目。奥さまは諸般の事情で前日に帰宅。ここからゼミキャンプ。一旦大学に戻って学生と合流。2台に分乗して再度豊田湖畔公園へ。キャビンにチェックイン後、早速バーベキューの準備。私は一切口出しせず、すべて学生任せ。それなりに役割分担して協力しています。ただし、ご飯は私の担当。ダッチオーヴンの鯛めし。お世話になっているキャンプ場の管理人さんにも差し上げました。
 第4日目。学生を引き連れて湯本温泉の恩湯へ。ついに卒業論文で「温泉」をテーマにしたい学生が現れました。そのためもあって恩湯へ。「この香りと味、湯の感じを忘れずに」とちょっとだけ講釈。さあ、どんな卒業論文になるのか楽しみですね。キャンプ場に戻ると雨。アウトドアでのイベントはすべてあきらめてチェックアウト。大胆にもトレーラー牽引のまま大学構内へ。解散。
 奥さまとあわびの飲み会、お客さんをお招きしたパエリア・パーティー、学生とのバーベキュー、とりわけ、職人的技術をそなえた松澤くんの火おこし、シニカルでウィットに富んだ青田くんの会話、ちゃんとネタを仕込んできた村上くんのお笑い芸、山本くんの華麗な剣玉の技、などなど、多彩な内容の3泊4日のトレーラーキャンプでした。そうそう、突然キャビンに大むかでが出現して大騒ぎになったとか。山の中ですもの、いろんな生き物がいて当たり前……。ん? そりゃあ、むかでじゃなくて、げじげじですよ!

 
 
 2008/10/29-10/31(2泊3日) 大分・志高湖キャンプ場
 
 大学祭の休講措置に合わせて年休をとり、別府の温泉巡りへ。別府八湯温泉道の名人認定まであとわずか。できれば今回満湯成就したい。一人なので極力チープに。高速道は使わず、一般国道。ただし、目下、関門トンネルがメンテナンス工事で通行止め。トンネル料金で高速道の関門橋が渡れます。門司ICまでOKなので、これはラッキー。有料の椎田道路もいいことにしましょう。
 現地の滞在もチープな志高湖キャンプ場。これは言うまでもありません。2泊で1,440円。「ご利用されたことはありますか」「はい、何度もお世話になっています」。チェックインでそう言ったものの、地元の最寄りキャンプ場のように、まだ、顔見知りの常連さんというわけではありません。年に数回は来ているのですけどねえ。
 トレーラーを設営後、温泉巡りに出発。無料券を使って北浜のホテル街を回ります。午後が勝負。というのも、ホテルの入浴時間は午後に制限されているところが多いのです。車をトキワの駐車場へ。三泉閣かくすい苑竹乃井ニュー松美好楽。もういいでしょう。明日もあるので無理をしない。
 サイトに戻る前にトキワの地階で夕食の買物。関あじのさしみと豊後灘の魚のにぎり。買物すると駐車料が割引。戻ったキャンプ場はすでに無人で貸し切り状態。持参した土佐鶴をトレーラーのコンロで熱燗に。午前の運転疲れと午後の入浴で9時には就寝。
 第2日目。午後の温泉巡りに先立って、午前中に一仕事。別府の温泉研究で著名な浦達雄先生の研究図書を公費購入するために、亀川の出版社へ。午後の温泉巡りにはまだ時間があったので、以前から気になっていた上人ヶ浜の別府市美術館。しかし、これは美術館というより郷土資料館。温泉関連の資料が勉強になります。
 流川通りの海側正面のゆめタウンへ。大駐車場があり、しかも駐車無料。これまで駐車場探しに苦労していましたが、ゆめタウンの開業で、浜脇、北浜周辺はカバーできます。楠町のアホロートルで昼食。この雰囲気は一見の価値ありです。腹ごしらえを済ませて温泉巡り。ニューツルタ野上本館、そして名人到達最後の湯は、観海寺温泉の杉乃井ホテル
 名人の認定は3日目に受ける予定でしたが、時間の余裕があったので、引き続き市役所内の温泉道事務局へ。スタンプがいっぱいになったスパポートを提示して「名人の認定をお願いします」。その場でしばらく待っていると、名人認定証黒タオル。「おめでとうございます」に思わず頬か緩む。やったぜ!
 第3日目。8時半ごろまで朝寝坊。前日に名人認定を済ませたので、もう帰宅するだけ。のんびり朝食を済ませてトレーラーの撤収。10時前に出発して国道10号線経由で帰宅。2006年12月以来ほぼ2年で別府八湯温泉道名人を達成。私一人では行きにくい温泉にも、知人たちの協力を得て入湯。そのおかげもあって今回の名人が達成できました。感謝!
 標高の高い志高湖では、夜になると、もうトレーラーのストーブが活躍。熱燗にも、トレーラーキャンプにも、絶好の季節になってきましたね。

 
 
 2008/11/23-11/24(1泊2日) 大分・志高湖キャンプ場
 
 「だいたい3週間後ぐらいには更新しています」。前回、名人の認定をいただいた温泉道事務局での情報。これは是非とも自分の目で確認しないわけにはいきません。11月の連休を利用して今年3度目の別府訪問。もちろん宿泊は志高湖キャンプ場
 到着後、先発隊と合流し、早速殿堂のある鉄輪のひょうたん温泉へ。温泉殿堂で自分の写真を確認。「やったあ、殿堂入りだあ〜」。他のお客さんの怪訝な視線もなんのその。記念写真をパチリ。その後、お気に入りの味蔵に移動して、地鶏の炭火焼で祝杯。鶏天(鶏の天ぷら)も美味。その後、竹瓦温泉。サイトに戻ってトレーラーで再び祝杯。
 第2日目。雨。鉄輪の国東荘で朝風呂。午前中から入湯させていただける旅館は貴重。冷たい小雨にもかかわらず、鉄輪では珍しい食塩泉のおかげでポッカポカ。お昼は徳丸ラーメンすだちラーメン。大分県は地鶏と並んですだちが特産。柑橘のすだち入りラーメンってイメージできますか? 私はギリでOK。人によっては微妙な評価かも。午後早々に帰宅。殿堂入りを確認したあっという間の別府でした。