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2012/03/26-03/29(3泊4日) 鹿児島・吹上浜海浜公園 1月と2月は諸般の事情でトレーラー稼動が不発。このままだと3月も同じことになると危惧し、えいやーと年休を決め、その後に各方面の調整。その結果、やっと年度末にキャンプの機会をゲット!今回のお相手は下のお嬢さま。昨年8月に続く巨木めぐりキャンプの第2弾。13年ぶりの吹上浜海浜公園キャンプ場へ。 下関から延々と6時間近く走って15時に到着。サイトは前回と同じNo.12。前回はトレーラーをサイトの奥に設営したはずなのに、今回はできません。こんなところに木なんかなかったのになあ。13年の歳月ですね。許可をもらってランクルは隣接サイトへ。他にお客さんはなくキャンプ場は貸切です。 設営後、まずは温泉。吹上温泉みどり荘へ。しかし、「きょうの営業は15時まで」の張り紙。黒い門扉が固く閉じられています。残念、出直しましょう。気分を変えて最寄りの巨木へ。大汝牟遅神社の千本楠。カーナビの指示に従ったところ、まったく別の場所に導かれ、「目的地周辺です」。温泉に続くダブルパンチに意気消沈。自力で現地へ。千本楠木の名前から期待したほどのインパクトもなく、まあ、巨木めぐりの軽いプロローグ、もしくはフルコースの前菜という感じ。いずれも出鼻をくじかれ、調子が出ませんよ。 サイトに戻ったものの、お風呂はどうする?結局、キャンプ場割引の最寄り温泉へ。夕食はトレーラーでファミマのお弁当と持参の日本酒「上善如水」。あれ、お嬢さん、そんなにいける口でしたかね?すでに外は満天の星空。「すご〜い」。移動の疲れもあり、早々にお休みなさい。 第2日目。いよいよ巨木めぐりの本番。薩摩半島を南下して坊津へ。まず「秋目のアコウ」。看板に従えとの事前情報だったものの、「あと400m」の次が見つからず、行き過ぎてUターン。やっと見つけた「この先50m」は朽ち果てて草の中。鑑真記念館の駐車場に車を置いて徒歩。デカイ。「樹形日本一」の意味がよく分かりませんが、枝の絡まったグジャグジャ感に圧倒されます。歩いていると、第一村人に声を掛けられ、ご当地の観光ガイドを拝聴。自転車少年から「おはようございます」。いい人ばかりですね。 続いて「平尾のアコウ」。秋目で行き過ぎたので今度は慎重に。「道幅が広くなったところ」が事前情報。あれえ、道幅は広くなったけどそれらしいアコウがないぜ。どこなんだろう。市役所の久志庁舎があったので情報収集。やはり「道幅が広くなったところ」。はあ、Uターンしたところからさらに進むと道幅が狭くなり、その先で再び広くなって道路脇に大きなアコウ。「なんで分からないかなあ」という役場の方のニュアンスが理解できました。 時刻はすでにお昼前。枕崎まで移動してお魚センター2階レストランで昼食。かつおで有名な枕崎。迷わずかつお丼。もう一品はビンタの味噌煮。えっ、出されたビンタ(かつおの頭)を見て絶句。想定外の大きさ。もっと小さいものをイメージしていました。味は格別。絶品の味わい。午後、山川砂むし温泉で砂風呂、引き続きヘルシーランド露天風呂で絶景を堪能。さらに指宿市街まで足を延ばし、本日3本目の「信楽寺のアコウ」。駐車場がないとの事前情報に躊躇しましたが、思い切って参道に進入したところ、駐車場がありました。ここのアコウはこれまでで最大。なにしろ「日本一のアコウ」ですからね。おおっっ! 夕方近くなったものの、予定はまだあります。同じく指宿市街の「上西園のモイドン」。これもアコウの巨木。個人宅のお庭のようなので、遠慮気味に拝見させていただきました。「モイドン」は信仰対象なのですね。そして最後に弥次ヶ湯温泉。指宿から吹上浜のサイトに戻ると閉門時刻の19時に間に合わないことが判明。電話で連絡して柔軟な対応をお願いしました。サイトに到着後、夕食。昼食がやや豪華風だったので、質素にファミマのとろろそばと日本酒。充実した一日でした。 第3日目。ゆっくり朝食を済ませて、初日にお休みだった吹上温泉みどり荘へ。池を間近に眺めながらの朝風呂が心地よい。さて、巨木めぐりキャンプ最終日は「蒲生のクス」。高速道で鹿児島市を通り過ぎて姶良インターへ。なにしろ国指定天然記念物ですからね。圧倒的な存在感に言葉を失いました。今回の巨木めぐりの仕上げに相応しいすばらしい巨木。 帰途、鹿児島インターを降りて鹿児島中央駅へ。駐車場に車を置いて徒歩で駅構内へ。「新幹線見る?」とお嬢さまに尋ねたところ、けんもほろろ、取り付く島もない。あら、やっちゃったかな。ちょっと遅めの昼食はざぼんラーメン。別府のすだちラーメンをイメージしましたが、ざぼん入りではなさそう。どういうわけか、大根の千枚漬け付き。食後の甘い物にむじゃきの白熊。Mを1つ注文して2人で突っついて食べました。やはり女子は鉄道より甘い物ですね。大黒温泉に入ってからサイトへ。公園内を散策してサンセットブリッジから夕日を眺める。あすはもう帰るだけ。 第4日目。本当に帰るだけ。9時半に出発して15時に自宅到着。3日とも天気がよかったなあ。そのせいか、あちこちで一足早く桜の花見もできました。下関の桜はまだこれからなので、今年は桜を2度楽しめることになりました。日本一の巨木をいくつか見たので、巨木めぐりはもう終わりかな?いえいえ、とっておきの巨木があります。屋久島の縄文杉!どうやらこれは別格のようですね。しかし、トレーラー牽引で屋久島キャンプはアリでしょうか。う〜む。 |
2012/07/07-07/08(1泊2日) 山口・豊田湖畔公園(Aサイト) 新学期以降、繁忙状態が継続し、まったく身動きがとれません。7回目の車検をクリアしたもののトレーラーはいまだに稼動なし。温泉もご無沙汰だなあ。仕事が落ち着いたタイミングを見計らって、えいやーと出撃。しかし、梅雨の最中の1泊のみ。最寄りの豊田湖畔公園へ。 土曜日午前中の公開講座を終えて、午後からのんびり出発。奥さまにご同行いただくための今回の目玉企画は、久しぶりの焼肉。もちろん高級肉の炭火焼。当初電源サイトを予約していましたが、雨が気になるので、到着後のチェックインで電源なしサイトに変更。こちらには屋根付炊飯棟があります。サイトは、唯一豊田湖が眺望できるA-15。十数年前の同じサイトと比較してください。(→こちら)樹木の大きさが全然違います。設営後、俵山温泉へ。 温泉から戻って食事の準備。他にお客さんはありません。雨を警戒してキャンセルになったとか。おかげでキャンプ場内を広々と利用させていただきました。炊飯棟にテーブルをセット。お肉はもちろん超高級霜降り国産牛!一人暮らしをしている県外の娘たちに申し訳ないなあと思いつつ、ジューーッ、(←肉の焼ける音)、パチパチ(←炭のはじける音)、グビッ、グビッツ(ビールの喉越し音)。結局、雨は降らず、蛍光灯の下で明るく静かで快適な夕食。トレーラーに戻ったものの、あ、ランタンのマントルが破れて使用不能。で、早々にお休みなさい。 第2日目。5時半起床!昨晩早寝しましたからね。朝食を済ませて湯本温泉の恩湯へ。6時から営業しています。サイトに戻ったものの、時間を持て余し、キャンプ場内の散歩と散策。10時チェックアウト。数年前から続いていたスタンプ帳がいっぱいになり、地元物産のプレゼント。菊川ソーメンと手作りお餅をいただきました。そのまま帰宅せず、道の駅北浦街道豊北へ。今年3月にオープンして繁盛しているらしく、ご当地でも評判になっています。 1時間余りで道の駅に到着。車が多いので駐車場が心配でした。しかもこちらは牽引。複数の誘導員が駐車スペースを指示しています。当方、大型車専用スペースに置かせていただき事なきを得ました。バック一発で決められるとカッコよかったのですが、いつものように数回うねうね前後。でもまあ、結果的にはバッチリです。さほど大規模な道の駅ではありませんが、展望デッキからは遠くに角島大橋が望めます。言うまでもなく、海の水はきれいで透明感。 ここの売りは地元の新鮮な海産物。生け簀で泳ぐ魚たち。混雑を避けて早めの昼食。私は日替わりのわくわく定食。きょうはいか天といか刺し。奥さまは海鮮丼。これもネタは日替わり。次回はあらだき、いかコロッケが食べたいな。うにあわびの瓶詰めといか一夜干しを晩酌のお土産に。食事後、駐車場に入る車の行列と入れ替わりに帰宅。久々のキャンプとトレーラー牽引で、本来的自己をやや回復。やっぱりキャンプは月イチだなあ。 |
2012/09/18-09/19(1泊2日) 山口・豊田湖畔公園(Bサイト) 毎年この時期恒例の豊田湖ゼミキャンプ。今回は前泊なしの1泊のみ。今年はそもそもゼミ生が少ない上に直前のドタキャンもあり、参加者は3名。あれれ、これじゃあファミリーキャンプと変わらないぜ。それならそれで計画変更。移動は当方のランクル1台。夕食のバーベキューハウスはキャンセルし、サイトにテーブルを出してユニセラで焼肉。全4名なのでイスや食器は常備分で間に合います。 大学に集合して買出し後、当方の自宅に立ち寄ってトレーラーを連結。牽引中の乗車は初めてらしく、「独特の揺れ方しますね」。車酔いしそうだからって車内で吐くんじゃないぞ。チェックイン後、ゼミ生たちはキャビンへ。食事のこともあり、今回初めてキャビンに一番近い電源サイトにトレーラーを設営。その後、いつものキャンプのノリでみんなを誘って俵山温泉へ。温泉の薀蓄も少し。町並みが気に入っていましたね。卒業論文のテーマに「温泉」はどうですか。 サイトに戻って夕食の準備。ユニセラの炭起こしはゼミ生たちに任せ、私はパエリアの準備。元々少人数の予定だったので、たまにはダッチオーブンよりいいかな。静かで落ち着いた夕食。この時期はお客さんがなく、むしろ寂しい感じですが、今回は隣接キャビンに多人数のお客さん。職場の同僚さんたちでしょうか。にぎやかに盛り上がっています。おかげで寂しすぎるキャンプにならなくて済みました。(笑) 第2日目。朝風呂に行く約束をした8時半になっても音沙汰なし。キャビンをのぞくとまだ睡眠中。やっと起こしてみんなで湯本温泉の恩湯へ。遅くまで語り合ったのかと思いきや、「みんなすぐ寝ました」。ん?それで8時半起床は寝過ぎじゃないの?まあ、よく食べてよく寝て、しかも温泉にも入って、健康的で結構ですけどね。パエリアの残りで早めの昼食。撤収してチェックアウト。自宅でトレーラーを切り離し、大学で解散。 月イチキャンプがなかなか実現できない状況で貴重な機会でした。それにしてもゼミ生諸君、もちろん食事の後始末や食器洗いは私がしますが、「何か手伝いましょうか」の気のきいた一言くらいはあった方がいいですよ。気持ちは言葉にしないと相手に伝わりませんからね。あれ、説教くさいなあ。(笑) |
2012/12/23-12/25(2泊3日) 大分・志高湖キャンプ場 昨年に続いて奥さまと年末クリスマスキャンプ。土日月の3連休ながら、このところ毎週土日の休養がとれないので、土曜を静養かつ準備の日とし、お出かけは日曜から。最近になって高速道のETC通勤割引を知り、インター入口の時間に間に合うように自宅を出発。牽引大型で半額割引は大きいですからね。 綿密な計画を立てる時間的余裕も精神的ゆとりもなく、目的地はいつもの別府志高湖キャンプ場。ただし、早めに出発したので、途中の中津市で寄り道。トレーラーの駐車が悩ましいところですが、以前の経験から中津城の駐車場へ。といってもお城の前のただの広場。気兼ねなくトレーラーが駐車できます。 まずは中津城の見学。私は2度目、奥さまは初めて。長女のようなお城マニアではないものの、実は相当な戦国時代マニアなんですね。長篠の戦いの屏風の前で諸々ご教示いただき、敬服いたしました。ついでに早めの昼食も。以前、ハモ料理目当てに中津まで日帰りで遠征したところ、シケによる不漁でありつけず、懸案になっていました。そのリベンジ。中津駅前の割烹丸清でハモ尽くしのミニ御膳をいただきました。天ぷらが柔らかくて絶品!お持ち帰りにハモいなりも。トレーラーに戻る道すがら、中津名物の唐揚げを調達。中津市内には数多くの専門店があります。今回のお店は「からいち」。モモと砂ズリ。ジューシーで柔らかい仕上がりはクセになりそう! 別府に到着する前から雪。チェックインしたときには、いつもの広場はすでに白くなり始めていました。設営後、明礬の保養ランドへ。雪の降る中で入る露天風呂はまた格別です。私は小さい方の露天が好き。人が少なく泥も豊富。サイトに戻って夕食。もちろんこの時期ですからおでんと日本酒。お昼に調達したハモいなりと唐揚げも。夕食の途中にご来客。キャンピング仕様のハイエースの知人が広島からお越しになりました。おかげで宴会が大盛況。 第2日目。案の定積雪。情報によると大分道は通行止。あれれ、高速道経由の温泉巡りはボツですね。知人のお誘いもあり、全面的に計画変更して湯布院で朝風呂。国道も積雪でノロノロ運転。コースアウトしてJAFのお世話になっている車もあります。かなりの時間をかけて小鳥のたよりに到着。比較的新しい施設ですね。温泉利用のハーブの温室を浴室に改装したらしいです。源泉の近くには露天も。 その後は別行動。予定していた温泉はあきらめたものの、筌ノ口温泉だけは入りたい。出発前に連絡を入れて積雪状況を確認しておきました。高速道が使えないので、水分峠からやまなみ経由。水分を過ぎた途端、路面にかなりの積雪。チェーン装着の電光表示も。四駆のランクル、タイヤも六割で、ほぼ問題ないとは思いましたが、奥さまも同伴、万一のことも想定して途中でチェーン装着。十数年前の子連れスキーのとき以来です。しかし、その後積雪はほとんどなく、目的地に到着後取り外しました。 本当に久々の雪道でした。雪道で空転して動かなくなるのは大したトラブルではありません。怖いのはむしろ制動が効かなくなること。動かないより止まらない方が危ない。そうならないためのポイントは、急な加減速や急ハンドル。雪道でも等速直線運動なら理論上はまったく問題ありません。雪道は止まっちゃだめです。ブレーキはエンジンブレーキ。その点、四輪にエンジンブレーキの効く四駆は頼もしい。 山里の湯で昼食を済ませてから待望の炭酸泉へ。他にお客さんもなく豊富な泡付きを一人占め。長湯の苦手な私が30分も堪能しました。別府市内に戻り、夕食の調達。いつものゆめタウン。炭酸泉の効果で身体がホカホカ。昨年のようにクリスマスケーキかなと思いましたが、ほとんど売切れ状態で諦めました。赤ワインで夕食。 サイトに戻ると、キャンプ場内の遠方にトレーラー。そういえば去年もありましたよね。同じ方でしょうか。それにしても冷え込みます。昨晩の宴会でバッテリー電源を使いすぎたせいか、電圧が下がり気味。モニターの表示が11ボルトを切り、最初のアラームが鳴り出しました。バッテリー電源はファンヒーターだけにして、照明はマグライト。でも、天井を照らした間接照明は落ち着いたいい感じです。他方、プロパンガスは心配ないので、コンロを弱火にしてやかんで加湿。効果抜群でこれまたいい感じ。おかげでぐっすり眠りました。 第3日目。朝の歯磨きと洗顔の最中にシンクの排水に異常事態(詳細はこちら)。朝食後、撤収して帰宅。はい、もう連休は終わりですからね。午後から仕事だぜ。今年は公私共に大変な一年でした。トレーラー稼動も限られた回数だけ。人生、苦難の時もあります。 |