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霧島高原国民休養地(鹿児島)
 
 
 
 
 2011/01/10-01/12(1泊2日) 山口・豊田湖畔公園(Bサイト)
 
 このところ新年の恒例になっている豊田湖畔公園キャンプ。原稿提出の締切を乗り切った後の気分転換。今年も奥さまがご同行くださいました。例年になく寒いので積雪の心配もありますが、ランクルのタイヤはまだ新品同様、チェーンも載せたし、最悪の場合でもまあなんとかなるでしょう。
 設営後カップ麺の昼食、それから湯免温泉へ。前回貸切風呂が好評価だったので、是非寒い季節にもう一度と思っていました。途中、道路への積雪は長門市に抜ける峠に若干程度。全然問題ありません。貸切風呂の湯船でのんびり心豊かな時が流れます。夕食は、ハモかサバのしゃぶしゃぶのつもりでしたが、海が荒れてていつもの魚屋さんに入荷なし。その代わりに、スーパーで買ったとらふぐの刺身と持参のおでん。もちろん熱燗!やはり寒いときの熱燗はたまりませんねえ。
 第2日目。早起きして湯本温泉恩湯で朝風呂。サイトへの帰途、道の駅西ノ市で地元食材のお買物。卵とほうれん草。トレーラーでのんびり昼食。レンジでチンするドリアビビンバ。午後、早々に撤収して帰宅。特別のイベントはありませんが、のんびりできました。今年の目標も「月イチキャンプ」。なかなか達成できませんね。(笑)
 
 
 
 2011/02/20-02/22(2泊3日) 大分・志高湖キャンプ場
 
 「別府温泉の保養ランドに行きたいの」。奥さまから思わぬ提案。どうやら某テレビ番組で保養ランドの泥湯が痛みに効果があると知ったらしい。寒い時期、手先や足先の関節痛に悩まされている奥さま。当方としては、そんなこともあって、これまで盛んに温泉にお誘いしていたのに反応はイマイチ。しかし、テレビの影響力は甚大です。てなわけで、振替休日をからめて2泊3日の別府湯治キャンプ。もちろん、志高湖キャンプ場
 明礬の保養ランドに寄ってからキャンプ場にチェックインという計画。保養ランドは駐車場が広いのでトレーラー牽引でもOKさ。そんな見込みは見事に外れました。由布院に客を取られたとはいうものの、さすがに温泉観光地の別府。日曜日はお客さんがいっぱいです。保養ランドの駐車場も満杯。予定を変更して先に志高湖にチェックイン。
 キャンプ場の立ち木はすべて葉を落してまさに冬の装い。とりわけ湖はいつもと様子が違います。水量が極端に少なく水際が後退。いつもは行けないポイントから鶴見岳をパチリ。雪の残る由布岳もよく見えます。時間を見計らって再度保養ランドへ。身体もしっかり洗いたいとの要請を受けて温泉のハシゴ。最寄りの明礬湯の里へ。湯上りに温泉卵を購入してサイトへお持ち帰り。
 キャンプ場内を移動する車があるので奥の方に一組キャンプしている模様。それ以外にはだれもいらっしゃらない。日曜の夜ですし、まあこの季節ですからね。持参したポトフ赤ワインで夕食。もちろん温泉卵も。(笑)電源がないので、インバーターで電気毛布。ぬくぬくでお休みなさい。
 第2日目。午前中、奥さまは2回目の保養ランド。その間に私は鉄輪の温泉巡り。渋の湯かんなわすじ湯熱の湯地獄原温泉上人湯。温泉道のスタンプをまとめてゲット。奥さまをお迎えして、昼食はいちのいで会館。食後にここでも入浴。日替わりの浴場はプールの方が女湯。でも熱すぎて入れず、小さい浴槽だけだったらしいです。午後は、ちょっと足をのばして高速道で臼杵の石仏見学。国宝です。
 当方のランドクルーザーは1ナンバーゆえにETC割引の対象外。したがって車載器はありませんが、ETCカードでの支払いは可能なんですね。初めて知りました。割引はありませんけど。なんとか社会実験で、ETCがなくても椎田道路は無料。実は宇佐別府道路も無料だったんですね。そうとは知らず律儀に10号線で別府に来ちゃいました。あは。
 臼杵から戻って再び温泉。保養ランドの隣りのさわやかハートピア。宿泊施設ですが、館内の浴室のほかに、小川沿いに男女別の浴場小屋があります。これがなかなかの風情。フロントで入浴料を払えばどちらにも入浴できます。2日目の夕食はゆめタウンで現地調達。ぶりの刺身まぐろの中落ちさば寿司、、それに馬刺も。お酒は日本酒。やはりこの季節は熱燗がたまりませんからね。FFヒーターがフル稼働。電気毛布も加わって、バッテリーの電圧低下がちょっと気になります。電源なしの冬場は2泊までかな。
 第3日目。トレーラーを撤収し、牽引して保養ランドへ。さすがに平日の早朝は駐車場に車がありません。奥さまは3日連続。この間に私はトレーラーを切り離して近隣の温泉巡り。照湯温泉鶴寿泉。10時にお迎えしてトレーラーを連結、帰宅。帰途はもちろん宇佐別府道路経由。当初の予定よりも早く、お昼には帰宅。
 3日連続の保養ランド、奥さまの湯治効果はあったのでしょうか。「足先は大丈夫。手先も楽になった」。それに「肌がすべすべ!」。やっと温泉の効用をご理解いただけたようですね。別府湯治キャンプ、今後も続けましょう!
 
 
 
 2011/03/21-03/24(3泊4日) 鹿児島・霧島高原国民休養地
 
 「25年なんだけどね」「なにが?」「結婚してから」「へえ〜、もうそんなになるの」「ギ・ン・コ・ン・シ・キ」「えっ、銀婚式?」これは大変。何かイベントを企画しなくては……。美味しい食事と温泉が必須……。前回の別府保養ランドで奥さまも少しは温泉の効用と魅力を理解された模様で、さしたる抵抗もなく交渉成立。年休をとって銀婚式霧島キャンプ
 九州道を鹿児島県までひたすら走り、横川ICから一般道。目的地は霧島高原国民休養地のキャンプ場。元々競馬場だったところをキャンプ場に開放。広大な敷地にはサイトの区画なんてありません。夏場は芝生がきれいでしょうね。「どこでもご自由に」。しかし、電源ポストは外周にあり、トイレ、水場との関係でおのずと場所は決まります。
 冬場の料金半額も好印象。長期滞在も苦になりません。ただし、かつての競馬場は、いまでは市民のウォーキングや犬の散歩コースになっているらしい。何組かの人と犬が周囲を回っています。桜並木の一部には開きかけもありますが、全体としてはまだつぼみが固い。最近噴火して話題になった新燃岳が、わずかな白煙でそれと分かります。
 設営後、最寄りの硫黄谷温泉へ。私は2回目。体育館のように広い屋内浴室に奥さまをご案内しました。「混浴スペースで待ってるからね」とは言ったものの、合流できないまま上がってしまいました。やはりおじさんたちのいるところは抵抗感がありますよね。その後、霧島温泉市場でお買物。夕食はトレーラーで持参のおでん熱燗。電源サイトなのでバッテリーの心配もせず、電気毛布でぬくぬくにしてお休みなさい。
 第2日目。いよいよ美味しい食事と温泉のプランの開始。のんびり朝食を済ませてから、まずは湯之谷山荘へ。白濁の硫黄泉がすばらしい。その後、南に足を伸ばして黒豚の館で昼食。豚のしゃぶしゃぶは、あっさり味でいくらでも食べられます。もち餃子もお勧め。食事後、さらに南下して2湯目、日当山温泉の岩戸温泉へ。立派な岩風呂につるつる感の重曹泉。奥さまはお気に入りのご様子。
 まだ時間が早いので、ついでに錦江湾まで出て国道10号線から桜島の見物。サイトに戻る途中の道路沿いでもう1湯。妙見温泉のどさんこ。「霧島で温泉に入って来られましたね」。ご主人の指摘はまさに図星。硫黄泉の香りで分かるのだそうです。その後、塩浸温泉龍馬公園。新婚旅行地としてブームに便乗したのでしょうが、もう人もまばら。企画展示も今月で終了。
 夕食は、昼黒豚の館で購入したヒレカツサンド。肉厚なのにとても柔らかい。開店早々に入店し、棚にあった2パックを購入。すると「本日は売り切れました」の札。あれ、毎日これだけ?予約注文でもしない限り、これはレアものですぜ。ボリュームも満点でこれだけで満腹。お酒がたくさん飲めません。(笑)
 第3日目。朝食中、いきなり新燃岳から噴煙がもくもく。白煙だけでなく黒煙も。あわわ、大丈夫かよ。若干不安になって外に出て様子を伺ったものの、ウォーキングや犬の散歩の人たちは振り向きもしません。地元の方がこれなら大丈夫なのでしょう。活発なときには赤い炎や噴石が見えるらしい。管理人の方から伺いました。風向き次第では降灰もあるそうですが、桜島に比べれば大したことはないとも。ただし、風下の都城方面の降灰は深刻なのだとか。
 さて、本日3月23日は結婚記念日。25周年の銀婚式。妙見温泉の豪華風温泉宿に昼食を予約してあります。いきなり昼食というわけにもいかないので、道すがら、まずは日の出温泉きのこの里。おそば屋さんにあるそれなりに優れた泉質の温泉。しかし、奥さまの興味はむしろそば打ちの店長。「久しぶりにイケメンに会った」と上機嫌。昼食の予約をしているので、イケメンそばはまた今度にしましょうね。
 お昼までもうちょっとあります。最寄りの肥薩線嘉例川駅へ。その筋ではとても有名な歴史的駅舎が残っています。運良く列車に遭遇。列車といっても1両だけですけどね。列車を見送って、本日のメインイベントの妙見温泉石原荘へ。レストランもありますが、個室での食事を選択。浴衣に着替えて食前に温泉。大浴場のほかに野湯のような川沿いの露天も。
 泉源と思われる場所には石碑が立てられてしめ縄が結ばれ、小さなやしろのようになっています。温泉を大切にされる思いが伝わってきます。さて、湯上り後、待望の昼食。残念なことにアルコールは御法度。ちょっとずつの創作会席料理。奥さまはお気に入りのご様子。イケメンに会えたり、お気に入りの料理を食べたり、よかったですね。これでもう25年は大丈夫かな。(笑)
 石原荘に続いて、同じく妙見温泉の田島本館へ。こちらは石原荘の対極とも言うべき湯治宿。温泉にお付き合いいただいているうちに、奥さまも、温泉は施設や設備ではなくて泉質だということに気づかれたらしい。鄙びた施設にも抵抗感はなくなってきたとも。せっかくなので最後に霧島神宮に参拝してサイトに帰着。初日のおでんの残りを片付けつつ、お昼に飲めなかった分までお酒をいただきました。あれれ、持参した一升瓶がもう空いちゃいました。(笑)
 第4日目。朝食後早々に撤収して早めの帰宅。というのも、明日は大学の卒業式。散髪にいかないといけませんからね。(笑)帰宅すると何やら宅配便のお知らせメモ。再配達されてビックリ。娘たちから銀婚式のお祝いワイン。それも1986年もの。25年ものとは粋なことを考えましたね。帰途熊本のサービスエリアで手に入れた馬刺をあてに、早速いただきました。アリガトウ!
 
 
 
 2011/08/22-08/25(3泊4日) 大分・志高湖キャンプ場
 
 4月以降、仕事が超多忙になってキャンプどころではなくなっていました。しかし、そんな状態が半年近く続いて思ったのです。このままじゃ、身も心もダメになる。息抜き(手抜き!)が大切。えいやあっ。1週間の休暇をとることにしました。ちょうど夏休みで帰省中の下のお嬢さんをお誘いして、父と娘の大分キャンプ。二人きりでのお出かけは、2009年のキリンキャンプ以来。私は、例によって九州温泉道の温泉めぐり。他方、お嬢さまは巨木めぐり。お姉さんはお城、妹さんは巨木というわけです。へえ〜、どんな巨木に出会えるのか、こちらとしても興味津々。
 我が家のランクルもこの期に及んでやっとETC。しかし、牽引と非牽引の検知は大丈夫なのでしょうか。思い切って下関インターのゲートに突入。「通行できます」の音声案内。第一関門クリア。高速道は北九州空港インターまで。減速して恐る恐るゲートに進入。「大型」の表示が出て事なきを得ました。非牽引の「中型」はすでに検証済み。まあ、大丈夫そうですね。あとは請求書の確認ですが、これは来月。
 10号線を南下して別府を目指します。お嬢さまの幼い頃の思い出の地、ハーモニーランドを通過すれば、目的地はもうすぐ。お昼を若干過ぎた頃、いつもの志高湖キャンプ場に到着。お嬢さまは初めて。案の定、先客はありません。設営後、カップ麺の昼食を済ませて、早速温泉に出撃。お嬢さまには、特徴的な温泉をいくつか体験していただくつもりです。最初のチョイスは鉄輪むし湯。「熱いね、お姉ちゃんなら倒れるかもよ」とお姉さん思いの妹さん。夕食は昨日予約しておいた味蔵。換気扇が活躍し、以前のようなモクモクはありません。空気清浄機もありました。おなか一杯になってサイトへ。テント泊が1グループ。雨模様の最初の夜。
 第2日目。メインイベントの巨木を求めて長湯温泉へ。へえ〜、長湯にも巨木があったんだ。籾山八幡社の大ケヤキ。おおっ。雨の中で出会う巨木は感動的です。お嬢さん、なかなかいい趣味ですね。ラムネ温泉館へ移動。ややぬるめの典型的な炭酸泉。気持ちよくていつまでも浸かっていたいでしょ。昨日のむし湯とはまったく別モノ。河川敷のガニ湯も見学しましたが、増水して立入禁止。入湯OKでも勇気が要りますね。昼食はコンビニ食材で安直に。小野屋まで戻り、次は湯布院を目指します。湯布院にも巨木があります。大杵社の大杉。ついでに、近くの夢想園のお風呂。ここのポイントは、広い露天風呂と由布岳の絶景。最後に同じ湯布院温泉の庄屋の館へ。こちらは白濁した青いお湯。お湯の色もいろいろあるんだぜ。
 別府のユメタウンまで戻って買い出し。今夜は質素にトレーラーで夕食。サイトに戻ってビックリ。お仲間のトレーラーが隣りに1台。奥にはトラック搭載のトラックキャンパーも。もちろん別グループ。と思っていたら、さらにもう1台トレーラーが入場。さながらトレーラー展示商談会!トレーラーはもはや下火と思っていましたが、そんなことはなさそうです。心強い限りです。2日目の夜も雨模様。
 第3日目。天候回復。晴れ。朝食後、湖畔一周の散歩。水面に映る由布岳が美しい。きょうは方角を変えて高速道で国東方面へ。最初に椿八幡社の大楠木。空港の近くに車を停め、着陸する飛行機を見ながら、コンビニ食材で安直な昼食。午後、再び高速道で安心院へ。山蔵のイチイガシ。その後、最寄りの山香温泉風の郷温泉センターへ。いずれも典型的な食塩泉。なめてみるとすぐ分かるでしょ。色だけでなく、温泉は味もさまざまです。
 さて、3日目の課題はお洗濯。海観寺温泉のコインランドリー。待ち時間にスイーツ、おにもりクリームプリン。夕食にはまだ時間があるので、十文字展望台へ。こういうシチュエーションは女心をくすぐるらしいです。そして、鉄輪のひょうたん温泉。しっかり洗って、夕食は地獄蒸し定食。ビールが飲めないのが残念。9時頃サイトに戻ると星空。これまた女心をくすぐりました。(笑)最後に晴れてよかったね。
 第4日目。撤収後、連結して明礬温泉へ。最終日のお目当ては保養ランドの泥湯。これもまた特徴的な温泉。早朝ということもあり、広い駐車場に牽引のまま気兼ねなく駐車。お客さんも少なく、大露天風呂を一人占め。硫黄臭を身に付け、高速道経由で早々に帰関。お昼過ぎに帰宅。
 どうでした? 温泉ってそれぞれ全然違うでしょ。もっと微妙な違いが分かるようになると面白いよ。奥が深い。巨木、すごいね!「時間」「文明」「生命」……、いろんなイメージを髣髴させ、これまた奥が深そうだね。巨木めぐりも楽しい。次回の巨木&温泉キャンプが待ち遠しい。

 
 
 2011/09/21-09/23(2泊3日) 山口・豊田湖畔公園(Bサイト)
 
 4月以来、仕事が忙しくなって身も心もダメになりそうなので、積極的に息抜きに取り組むことにしました。年頭の目標「月イチキャンプ」に励みます。9月はここ数年恒例になっているゼミ学生との豊田湖キャンプ。前日のプライベートキャンプも恒例。ただし、奥さまにご同行いただくために一工夫。
 初日は自宅で昼食を済ませてからのんびり出発。途中、道の駅西ノ市で豊田町特産の二十世紀ナシを購入。美味しい季節ですからね。いつもの電源サイトに設営後、夕方になってから湯本温泉へ。ここで一工夫。奥さまを湯本温泉最高級大谷山荘へご案内。入浴2,000円の豪華風はさぞご満足いただけるはず。お送り届けた後、当方はいつもの恩湯へ。こちらは200円。施設や設備はともかく、泉質だけは恩湯が勝っていると思のですが。
 実はずっと恩湯ネオンが気になっていました。夜は点灯すると聞いていましたが、その様子を確認する機会がありません。おっ、点灯しているぜ。赤いネオンが風情を醸し出していますね。長年の懸案が解決。恩湯から出て再び大谷山荘へお迎え。すでにお湯から上がられていた奥さまは、お店でお土産を物色中。「部屋をとろうか?」と一応冗談を言った上でキャンプサイトへ戻り、おでんと熱燗。
 第2日目。早々に朝食を済ませて一旦帰宅。奥さまとのキャンプはこれで終了。その後、大学で学生たちと合流してゼミキャンプ。買出しで無駄なものは買わないのが当世学生気質のようです。昨年同様今年も、学生たちは大学のマイクロバスを手配済み。これは便利。当方はクーラーボックスに食材を満載してランクルでバスの後を追います。
 豊田湖畔公園に到着後、キャビンに移動。人数も多く女子もいるので、キャビン3棟に分散。早速バーベキューの準備。学生に任せて一切口出ししないつもりが、包丁まな板を準備していない模様なので、トレーラーから貸出。炭火お越しでも、うちわの使い方につい口出し。「もっとこう手首を効かせて強く風を送らないと……」「着火したらこういう具合に炭を広げて……」。模範を示すのか、失敗させて考えさせるのか、教育方法論も多様です。残念なことに、今回は恒例のダッチオーブンの準備ができませんでした。申し訳ない。
 第3日目。「俵山温泉に朝風呂に行こう。乗車定員先着4名まで」。昨夜はそれなりに反応もあったのに、なんと全員爆睡中で一人の参加もなし。そういえば深夜まで話し声がしていました。結局、私一人で朝風呂へ。お風呂から戻ると、昨年同様、朝昼兼用カレー準備中。ただし、がないのが致命的!包丁、まな板に続いて、鍋もトレーラーから貸出。甘やかしすぎかしら?昨日入手した豊田ナシを差し入れ。危なっかしい手つきで皮をむいているので、これも私が皮むき。「おお〜っ」って驚くことじゃないよね。皮むきくらいでね。
 出来上がったカレーは確かにいい味。それにしてもよく食うなあ。ご飯の量が半端じゃない。キャビン据付の炊飯器3台をフル稼動。食い盛りの年頃なのですかね。それとも日頃十分食べていないのかな?バスの出発前に記念写真。みんな自由だなあ。出発を見送って現地解散。私はトレーラーを牽引して帰宅。もっと設備や備品の情報を教えた方がよかったのか、あるいは、それらも含めて一切手出し口出しをしない方がよかったのか。ちょっと気になるゼミキャンプでした。

 
 
 2011/10/07-10/09(2泊3日) 熊本・四季の里旭志
 
 身体と心のために月イチキャンプの励行。今月は、就職が内定した上のお嬢さまにご同行をお願いしました。この父娘キャンプ2009年3月の四国お城巡り以来。当然、今回のメインイベントもお城。しかも、お嬢さまお気に入りナンバーワンの熊本城。これを決めてから熊本市周辺のキャンプ場を探しました。
 お嬢さまが京都から到着するのを待って、お昼すぎに自宅を出発。九州道をひたすら走って植木ICから宿泊地の四季の里旭志へ。カーナビ通りに現地に到着したものの、「案内」終了後、受付にたどり着けず、こともあろうにトレーラーを牽引したまま山道に。苦労して方向転換し、やっとの思いでチェックイン。
 サイトは山間の斜面、しかも通路は一方通行。トレーラーにはちょっと辛いですね。チェックアウトの際の進行方向も考えながら設営作業。各サイトを仕切る板塀もどうでしょうか。たしかに目隠しにはなりますが、むしろ閉塞感が……。残念ながら今回のサイトは電源なし。
 設営後、泗水町の辰頭温泉へ。広大な農耕地の中を移動中、随所で酪農の香りが鼻腔を刺激します。要するに○○○のにおい。でも、辰頭温泉の炭酸泉はお嬢さまもお気に入りのご様子。見知らぬ土地の夜道は、カーナビがなければとてもサイトには戻れません。持参したおでんと日本酒でトレーラーディナー。
 第2日目。メインイベントの熊本城。6時起床、7時半出発。順調に走って熊本の市街地へ。8時半すぎには熊本城二の丸駐車場。満車になると厄介だなと思っていましたが、難なく駐車。城内はどうやらお祭りイベントのようです。スタッフの人も多く、にぎやかな感じ。日頃は立入禁止の櫓も開放され、貴重な見聞をしました。宇土櫓本丸御殿を経て、最後に天守へ。
 お城マニアのお嬢さまは言うに及びませんが、実は私もある目的があって今回の熊本城へ。つまり、目下築城中の熊本城模型のためのディテール調査。石垣の色調や瓦の漆喰、軒下の形状などなど。とりわけ期待したのが屋内の構造。模型では室内も緻密に再現されています。しかし、残念ながら現在の熊本城は鉄筋コンクリートの再建。屋内はまったく別物なのですね。せめてもと、展示品の再現模型をチェック。
 天守から出て場内を散策中、イベントのゲストなのでしょうか、タレントのスザンヌさんに出会いました。キャリーバッグを持ったマネージャーらしき女性を従え、プロデューサーらしき人に先導されています。他の観光客も少なく、至近距離でご挨拶を交わしました。しかもしっかりアイコンタクト熊本県観光大使ですよね。
 さて、昼食。熊本といえば馬刺し。出発時に予約しておいた菅乃屋上通店。私が電話すると満席で断られましたが、直後に電話したお嬢さまの予約はOK。えっ、おじさんは嫌われているの? それはともかく、車はそのままにして徒歩でお店へ。熊本城からすぐです。馬刺し、ステーキ、馬肉のにぎりを堪能。「おいしかったあ〜」という満足感と同時に、昨日見送っていただいた奥さまの笑顔に胸騒ぎ。早速最寄りのお店からクール宅急便で馬刺しを自宅宛に送りました。
 午後は温泉巡り。熊本県では、阿蘇や黒川、人吉の温泉が有名ですが、山鹿周辺にもたくさんの温泉があるのですね。熊本ICから高速を使い、植木IC経由で山鹿の櫻町温泉へ。その後、カーナビを頼りに泗水町の不二の湯にも。カーナビはたしかに便利ですが、指示通りに動くだけなので土地勘がまったく身に付きません。利便性を手に入れると同時に失うものもある、これが「技術の両義性」
 これまたカーナビの指示に従ってサイトに帰還。おっ、朝は他に誰もいなかったキャンプ場にお客さん。見晴らしのいい谷側サイトはほぼ満杯。まあ土日ですからね。お昼の食事が豪華風だったので、夕食は質素にコンビニ食材とおでんの残り。昨晩に続いて早寝のお父さんにお嬢さまはやや不満モード。人生を語りたい?
 第3日目。特に計画もないので、早めの撤収、8時には出発して帰宅。途中のSAで熊本県のマスコットキャラクター「くまモン」を発見。ゆるキャラにしては目力がありすぎじゃないの? 私としては、観光大使のスザンヌさんの方がいいな。お昼前には下関の自宅に到着。昨日送ったお土産代わりの馬刺しもすでに到着済み。もちろん、奥さまにたくさん召し上がっていただきました。ポイントゲット!
 お嬢さまの仕事が始まるまであと数ヶ月。またキャンプにご同行いただけませんか?

 
 
 2011/11/25-11/27(2泊3日) 大分・志高湖キャンプ場
  
 10月キャンプのあと、次のキャンプにお誘いしていた上のお嬢さまからOKの回答。辰頭温泉の炭酸泉がよかったとのこと。それならお任せください。とっておきの炭酸泉にご案内します。宿泊は、例によって別府の志高湖キャンプ場。お嬢さまとの別府温泉めぐりは2007年以来ですが、志高湖は初めて。この際とばかり奥さまもお誘いし、夫婦と娘一人の3人キャンプ。これはいままでにない組み合わせ。
 仕事が終わって帰宅してから出発。晩秋の日没は早い。トレーラー牽引の夜間走行。午後8時前に現地到着。いつもの志高湖、当然貸し切りかと思いきや、先客が4〜5組。ハイエースのキャンピングカー以外はすべてテント。単独の方もあれば、小さいお子さん連れのファミリーも。近所迷惑とは思いつつ、ランクルのヘッドライドを照明代わりにトレーラーの設営。夕食には、持参したぶりのしゃぶしゃぶ熱燗。寒い季節はやはり熱燗ですよね。バーストナー350N、大人3人がくつろぐにはちょっと狭いかな、と思いつつ夢の中へ。
 第2日目。アサイチでチェックインを済ませて活動開始。炭酸泉といえば長湯温泉でしょう。最初にラムネ温泉館にお連れしました。お二人にゆっくりご入浴いただいている間に、当方は近隣の温泉めぐり。郷の湯旅館水神之森。いずれも個性的で温泉通好み。話し込んでいるうちにお迎えの時間に遅れてしまいました。愚痴を聞きつつ、温泉街で早めの昼食。午後、炭酸泉では日本屈指の泡付きの七里田温泉へ。湯上りに、どお?と尋ねると、お二人ともかなりお気に入りの様子。「また入りたい」。よしっ、何度でも。
 別府に戻る道すがら塚原温泉へ。こちらは日本屈指の酸性泉。いくら素人でも、炭酸泉と酸性泉のお湯の違いは分かりますよね。ついでに伽藍岳の火口見学。明礬のお土産屋さんで時間調整をしつつ、夕食の味蔵へ。奥さま、下のお嬢さまに続いて、これで我が家の女性を3名とも味蔵にお連れしたことになります。「私だけまだなんだけど」。ハイハイ、女性には公平にしましょうね。焼き鳥の煙と匂いを落とすために、最後に芝居の湯
 第3日目。トレーラーを撤収し、そのままサイトに残して明礬の保養ランドへ。奥さまが特にお気に入りの泥湯。お嬢さまは初体験。当方は入浴せず、一人で他所へ。どこにしようかな。比較的近い神丘温泉に決定。かつての50円が100円。有名だった泥湯は廃止。それにしてもここのお湯は体がよく温まりますね。もう1つと思っていた丘の湯は別府温泉道から外れていたので中止。昨日のお迎え遅刻もあり、早々に保養ランドへ。
 志高湖に戻ったところ、「お客さま感謝デー」とかで無料ぜんざいの配付。行列に並んで頂戴いたしました。湖面全体に見たこともないほど多数のスワンボート。こちらも無料なのだそうです。こんなにぎやかな志高湖にお目にかかるのは初めてです。お昼前に出発して帰宅。途中、コンビニで質素な昼食。
 炭酸泉や酸性泉を経験すると、温泉の面白さや奥深さがよく分かりますよね。ところで、次のキャンプはどこにする?

 
 
 2011/12/23-12/25(2泊3日) 大分・志高湖キャンプ場
 
 今年最後の月イチキャンプ。前回の長湯、七里田、温泉めぐりで温泉に開眼された模様の奥さまをお誘いして、今回はクリスマスキャンプ。この冬一番の寒気との予報もあり、ストーブ用のプロパン残量を気にしつつ、三連休初日の午前中に出発。今年4回目の志高湖キャンプ場。別府周辺にはまだまだ上質な温泉がありますよ。
 到着してちょっとビックリ。当然キャンプ場は貸切かと思いきや、先客のテント。しかも小さいお子さま連れのファミリーキャンプ。えっ、同郷の下関からですか。わざわざ声をかけていただきました。ホームページもご覧いただいているとか。あらま、恐縮。テントとはいえ、防寒装備はバッチリですね。
 カップ麺の昼食後、明礬の保養ランドへ。奥さまの湯治。しっかりあたたまってね。その間に当方は近隣の温泉めぐり。鉄輪のみかゑり温泉と明礬の豊前屋旅館。後者は評判通りの上質な硫黄泉。すばらしい。遅刻せずに奥さまをお迎えして早めにサイトへ。というのも、夕食は久々のユニセラ炭火焼き。食材はたらばがに。防寒ウェアに身を包み、香ばしい焼きがに熱燗。たまりませんねえ。
 第2日目。それなりに冷え込んだものの、難なくクリア。早々に朝食を済ませて活動開始。カーナビに導かれるまま、筌の口温泉へ。途中、九重の夢吊橋。ただし、駐車場からの見学のみ。高いところは苦手です。観光バスがタイヤチェーンをつけていましたが、それらしい場所には遭遇しませんでした。
 観光案内所で確認して山里の湯へ。七里田温泉にも匹敵する泡付き炭酸泉。もっと入りたいと奥さまにせがまれつつ、黄土色のお湯が感動的な新清館へ。さらに筋湯温泉うたせ大浴場にも足をのばす。別府への帰途、由布院のゆふいん泰葉。こちらは青みがかったすべすべのお湯。しっかり体を洗って洗髪もしたいという要望に応えて、最後に鉄輪の鬼石の湯。さっぱりしました。
 クリスマスイブ。昨晩の焼きがに以外に、さらにこれといった準備もなく、ゆめタウン食材の調達。えっ、こんなに人出があるの、というくらいのお客さん。いつも利用するときは閑散としていますけどね。お刺身と日本酒を入手。あ、それからクリスマスケーキ。トレーラー室内でぬくぬくの夕食。
 第3日目。よく冷えました。まず積雪することはないと受付で聞いていましたが、外に出ると部分的に地面が白いところも。プロパンの残量ゲージはすで赤色でしたが、何とか持ちこたえました。同郷のお方は昨日ご帰関された模様でテントはありません。単車の方のテントが1つ。遠くの別地点にトレーラーのお客さんも見えます。いつもは早々に撤収して帰宅するところですが、今回は別府で昼食を済ませることにして、トレーラーをサイト外の駐車場へ移動。ここは11:00のチェックアウトが厳格ですからね。
 奥さま2回目の保養ランド。この間に当方は明礬のみどり荘山の湯。合流後、入浴付きランチをねらって鉄輪の黒田やへ。「男湯は12:30からです」と想定外のコメント。「じゃあ、食事を先に」。豊後牛のサイコロステーキを堪能してから浴場へ。再びキャンプ場に戻り、トレーラーを連結して帰宅。
 今年は、4月から7月を除いて、月イチキャンプを実践!ちゃんと仕事をするためには、ちゃんと休まないとダメですね。今年の教訓。お付き合いいただいた奥さま、お嬢さまたち、どうもありがとう。来年もよろしくね!