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角島大橋(山口)
 
 
 
 
 2017/03/31-04/01(1泊2日) 山口・豊田湖畔公園(Bサイト)
 
 昨年8月以降、トレーラーは稼働なし。結局昨年のキャンプは1回だけ。月イチどころか、年イチのていたらく。仕事が一段落した年度末、有給休暇のトレーラーキャンプを敢行。一番の課題は、トレーラーの様子を見ること。このところずっと静態保存の状態ですからね。目的地は最寄りの豊田湖畔公園。いつもの御用達キャンプ場とはいうものの、実は2013年以来の4年ぶり。同居中の妹お嬢さまにお付き合いいただきました。今後のこともあるので、粗相のないようにしなくては……。
 電源サイトは貸切。いつものNo.5に設営。トイレが近い。早速一の俣温泉グランドホテルへ。ドライヤーなどのメイク用品も完備で、お嬢さまの評価は合格点。入湯料1,100円は、別府などの温泉地では信じられないほど高額なんだぜ。サイトに戻り、コンビニ夕食&熱燗パーティー。食後の長夜はどうしましょうか。本来は月と星空の観察会のはずでしたが、あいにくの空模様。じゃあ、トレーラー常備の恒例「人生ゲーム」だね。医者になった私は、不祥事でフリーター。フリーターから人生を始めたお嬢さまは、女医になって二児の母。おいおい、なんかリアルすぎないかい?2回やって2回とも所持金はお嬢さまの勝ち。ふう〜ん、人生はお金なのかなあ?
 第2日目。朝風呂は湯本温泉恩湯。昨日とは違って200円。でも、温泉の泉質は入湯料ではありません。この恩湯は、近隣では一番の上質温泉です。奇跡の足下湧出もあり。ただ、お嬢さまに気に入っていただけるかどうかだけが心配の種。「ロッカーをノックしているおばあさんがいた」という点の除けば、お客さんも少なく湯船を独占できて、お嬢さまは高評価。よかった。
湯本温泉に某高級リゾートホテルが進出するとかで、この恩湯も市営から民営に変わるらしい。いまより入湯料が高くなったらもう来ない、という地元の常連さんたちの会話も入浴中に耳にしました。ゴールデンウィーク明けから休業という張り紙もあります(→こちら)。新装開業は平成31年夏らしいです。どうなってしまうのでしょうかね。もう1つの礼湯は、改修されて普通のお風呂になってしまいました。
 サイトに戻って撤収開始。折角ですから、アウトリガーに注油とグリスアップ。トレーラーを駐車場に移動し、ランクルだけで昼食のラーメンストアへ。駐車場がツライ。野菜ラーメンが、トンコツなのに優しくで美味しい。キャンプ場に戻ってもう一度連結して帰宅。久々に連結手順の再確認ができました。
 まだまだトレーラーは大丈夫。問題はこちらの体力。トレーラーはやはり体力勝負です。「還暦からのボディビル」を欠かさないようにトレーニングに励みます。それから、トレーラーのカーステレオに不具合。懐かしの高中正義大滝詠一大黒摩季カセットテープが聴けませんでした。修理するかな?なんとなく、今年はトレーラーキャンプの予感あり。
 
 
 
 2017/05/29-05/30(1泊2日) 山口・十種ヶ峰オートキャンプ場(Aサイト)
 
 予感が的中。梅雨入りを前にして、お嬢さまと今年2回目のキャンプが実現。お目当ては浜田市の石正美術館。石本正は、お嬢さまの学生時代、日本画の先生だったそうです。前泊することにして、さてキャンプ場はどこにしようかな。9号線沿線の十種ヶ峰オートキャンプ場。ここは、トレーラー納車の翌年、つまり1999年に一度行ったことがあります。18年ぶり!その後、ミニSLのレイアウトを併設したという情報を関係の方からいただきましたが、それっきり。こちらの関心もあります。
 チェックインが午後2時からなので、自宅でお昼を食べて出発。まあ、県内ですからね。18年前のサイトをイメージして、予約時に、できるだけ平坦で広めのサイトをお願いしていました。でも、チェックインで指定されたのは別のサイト。あれ?尋ねたところ、まだ草刈りが済んでいないとか。それで、管理棟最寄りのAサイト。確かに平坦で広めですが、前の通路が上り坂でしかも狭い。連結したままバック進入を何度か挑戦したもののうまくいかず、結局、前進でエイヤー。切り離したランクルを何とか外に出し、あとは力仕事で微調整。苦労の甲斐あって、いい感じの設営になりました。
 すべてのサイトが電源、水道付き。遠いサイトに1グループいるのかな。それ以外、人の気配はありません。散策道の入口に「ツキノワグマ生息域につき注意」の看板。えっ!どうすればいいの?電気柵のようなものものもあります。
 設営後、早速最寄りの願成就温泉へ。「ちゃんと洗えるお風呂」がお嬢さまからの条件でした。お風呂から戻って、夕食。せっかくなので屋外で。昨年のキャンプでコールマンのガソリンランタンが点灯せず、そのまま。思案の末、屋内用のテーブルスタンドを置いてみたところ、これがとても豪華風。キャンプで100Vの照明は邪道、とずっと思っていましたが、そんなことはありません。いま流行のセレブ風キャンプの雰囲気。これもありですね。
 快晴の星空。18年前も満天の星空だった記憶があります。星座を確認していると、北斗七星を発見。明らかにそれとはっきりわかります。ということは、北極星はあれかな……。星座観察なんて何年ぶりでしょうか。街中の自宅ではかなりきびしい。というか、下ばかり見て、上を向くのを忘れていましたね。「流れ星!」とお嬢さま。「生まれて初めて!」と興奮気味。よかったね。
(C) rina 第2日目。コンビニのパン、牛乳、サラダ、ヨーグルト、コーヒー。早々に朝食を済ませて9号線を北上。ちょっと距離があるって感じで、浜田市三隅町の石正美術館に到着。生前に出身地に美術館というのは幸せですね。館外への作品貸出は御法度。浜田に来てください、ということらしい。大学の先生をしながら作品を描き続けるというのも幸せ。受賞を辞退し、作品を売らなかったので、所蔵品が多数。挫折を繰り返す病的な芸術家、というありがちなイメージではありません。女性画は繊細で、肌色が美しい。隣接の石州和紙会館も見学して帰途。
 サイト到着後、チェックアウトの時間もあり早速撤収。しかし、ここで思わぬ事態。トレーラーを人力で出口まで移動して連結。トレーラーのラインをイメージしながら前進……。あれれ、トレーラーがやけに重い……。「タイヤが回っていないよ」とお嬢さま。ヒイ〜ッ!ハンドブレーキを引いたままでした。(涙)ブレーキを引いたままの牽引は初めて。あわわわわ。わずか数メートルとはいえ、トレーラーのブレーキの強さとランクルの牽引力を知ることができました。
 チェックアウトを済ませて、さて、ミニSLのレイアウト見学。レールはフラットバーを逆さT字に溶接したもの。レール幅は240mm。これは、手作りのオリジナルですね。機関車本体も自作なのでしょう。私の機関車を持ち込んでという訳にはいきません。レイアウトは周回ではなく、両端に転車台。運転のたびに機関車を方向転換して客車に連結するのでしょう。単純になりがちな周回レイアウトに比べると、手間がかかって面白そう。残念ながら運転は土日だけ。機関庫の中の様子は確認できませんでした。今度は運転日に見学したいですね。
 帰途、キャンプ場最寄りの船方農場でソフトクリーム。駐車場を心配して牽引での訪問を躊躇しましたが、まあなんとかなるだろうと立ち寄り。大型バスでも大丈夫な広い駐車場でした。夕方のラッシュ前に帰宅。帰りの牽引運転が疲れたなあ。よく考えると、午前中、浜田まで往復していました。そりゃ、運転疲れるよね。
 その夜、お嬢さまと自宅で再び星座観察。主な星しか見えませんが、北斗七星を確認。1つ1つの星が太陽だとすると、この私の位置からずっとつながって広がっているこの世界には、地球のような惑星も含めて、いったいいくつの星があるのでしょうか。変な気分になってきました。下ばかり見ていてはいけません。上を向きましょう。
 
 
 
 2017/09/13-09/14(1泊2日) 山口・豊田湖畔公園(Aサイト)
 
 ここ数年、上のお嬢さまとの夏キャンプが恒例化。今年も行こう!と約束したものの、今回はちょっと様子が違います。人数が1人増えました。新しい息子くん同伴です!新婚さんとトレーラー泊という訳にもいかないので、別途キャビンをご用意できるキャンプ場……。そうですねえ、最寄りの豊田湖畔公園でどうでしょう。ゼミ生たちのキャビン泊の実績もあります。そうなると、ご当地初キャンプの息子くんのために、サイトは豊田湖が望める絶景のA-15ですね。電源なしですが、1泊ならまったく問題ありません。早々に予約を入れて、その日を待ちます。
 近年はトレーラー室内だけの超安直キャンプに堕落しているので、この機会に再度新たな気持ちで周到に準備しましょう。まず、昨年の鹿児島キャンプ以来、点灯しないままのコールマンのガソリンランタンを修理。専用工具を購入してチェックバルブのメンテナンス。ゴム製のポンプカップも交換。これでランタン問題は解決。ついでに、ツーバーナーのポンプカップも交換。そのほか、コールマンの蛍光灯ランタン、大小のマグライトの電池交換。軍手のストックも一新。電源がないので、照明が重要です。そうそう、牽引車のランクルのタイヤも新品に交換しました!
 当日、新下関の駅前でトレーラー連結でお出迎え。駐禁でないスペースで待機。どうやらこの場所は市内バスが時間調整に使っている模様。バス専用ではありませんが、次々にやって来て、しばらくすると出発して行きます。バスを気にしているうちに、お二人様ご一行が到着。ピックアップしてキャンプ場へ。
 あっ、課題がもう1つ。トレーラーのタイヤ空気圧。若干抜けている感じ。途中のガソリンスタンドに立ち寄り、給油のついでに空気圧のチェック。2.7キロのところが1.8キロ。かなり減っていました。満タンにしてきたので、給油はわずか5L。すみませんね、ちょっとだけで。
 キャンプ場にチェックインして、お二人はキャビンへ。私は1人でトレーラーの設営。ひと汗かいて設営完了したところに、お二人が登場。食事のことは後回しにして、まずは最寄りの俵山温泉へ。町の湯の硫黄臭、アルカリ泉、わかっていただけましたね、息子くん。「近隣で2番目におすすめ」。「2番ですか」と若干ウケる。1番の湯本温泉恩湯は、目下改修工事中。
 サイトに戻って、さあ、待望の夕食。もちろんA5牛溶岩プレート。今回、トレーラーの冷蔵庫は使用せず、もっぱらコールマンのスチールベルトが活躍。普段ランクルの荷台になっているテーブルを屋外で使うのは何年ぶりかな。テーブルクロスも大丈夫。もちろんガソリンランタンも点灯。ちょっと多すぎるかな、と思った野菜も難なくクリア。若い人はよく食べるね。
 これまで夕食後の恒例だった人生ゲームはどうなるのかなと、我ながら微妙な感じになりましたが、案ずることもなくトレーラーに移動して、筋肉カルタと人生ゲームの巴戦。2人より3人の方がゲームは格段に面白いね。インバーター100Vのスタンド照明もスイッチオン。最終的には無難な勝敗の結末にお互い不満も残らず、朝食の時間を決めて散会。お休みなさい。残念ながら、曇りで星は見えない。
 第2日目。早々に目が覚めたので、朝食の準備。本当に久しぶりのツーバーナー。ちゃんと点火します。目玉焼き3つ。サラダ、トマトのほか、食後用のコーヒーなど。朝食の準備が整いましたとメールすると、「いま起きた」の返信。よく食べてよく寝るね。元気な証拠。
 さて、2日目は早々にチェックアウトして、長門市方面にお出かけする計画。当初、牽引もありかなと考えたものの、これはボツ。そうなると、チェックアウト後、連結して駐車場へ移動し、また切り離し。手間と時間が惜しいなあ。結局、管理人さんに言って、そのままサイトに置かせていただくことに。平日なので、お客さんは離れたサイトにもう1家族だけ。一番安直な選択。あは。
 是非お二人をお連れしたかったのが、元之隅稲成神社角島大橋。前者は、アメリカのCNNが「日本の最も美しい場所31選」に取り上げたことで、にわかに有名スポットに。いまや山口県の観光のイチオシです。我が家でかつて行ったことがありますが、そんなでもなかった。その後、鳥居の数が増えて見栄えがよくなったのでしょうね。ただし、目的地周辺は一車線だけの本当の田舎道。駐車場も狭い。休日は車が数珠つなぎになるらしい。観光バスも来ます。今回、平日とは言え、やはり牽引しないのが正解でした。
 赤い鳥居と緑の海、青い空。まあ、言われてみればいかにも日本的な美しさかな。日本人には当たり前すぎて特別にどうしたとも思われませんけどね。海が荒れると、岩場に波がぶつかって潮吹き状態になるらしい。それで竜宮の潮吹き。私はまだ見たことがありません。
 角島大橋もそこそこ近く。海が澄んでいて心が洗われます。我が家は何度か来ていますが、今回は新しい息子くんにおすすめ。ただし、橋を渡ると橋が見えないので、結局、角島には行かないまま、最寄りの道の駅豊北で昼食。ここにも何度か来ていて、その都度「特牛(こっとい)いか」の刺身を期待しているのですが、毎回ハズレ。ブランド品は、地元民にはなかなかありつけないものなのでしょうね。案の定、「入荷なし」で今回もハズレ。でも、それなりに海鮮ものはおいしい。お二人はふぐ刺し丼、私はしらす丼。プラスさざえの刺身。
 別ルートでキャンプ場へ帰還。このとき初めてトレーラーの取り回しをご披露できました。1回で難なく連結できて「お〜」の歓声。ありがとうございます。その後、自宅に帰宅。駐車位置への移動をちょっとお手伝いいただいたおかげで、楽々作業完了。やはり男の子は心強いなあ。1泊だけの短期キャンプでしたが、ご満足いただけましたか。